EGOISTE

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かの有名な、CHANELの EGOISTEは、私の一番大好きだった、Wが使っていた香りである。

(Wが使っていたのは、とは、書き出さない。文章が逆なのが、私の思い入れたっぷりだった男である証・・・。)


不思議なもので、いつも同じものを使っている人がいると、なんだかもう、その人専用の香りみたいになってしまって、他の人が入り込む余地がなくなったりするものだ。

しかも、こんな、有名なトワレだったのに、不思議と、同じものを使っている身近な男に、私はまだ、出会っていない。

(最近のメンズフレグランスのトレンドって、軽めが多いからかな・・・。)


日本人の場合、香りをまとう男というのは、そんなに多くない。

ましてや、普通の会社に勤める男ならば、なおさら。

せいぜい、煙草のにおい。

※私の場合、ヘビースモーカーなので、大昔、女友達に、「うちのお父さんと同じにおいがする~」と言われ、固まったことがある。お前のおやぢと、同じニオイがするんか、私はっ!!!


日本人以外の男の場合、これでもか、という位にふりかけて使っている奴もいる。

彼らは日本人よりも体臭がきついので、そのカモフラージュというのもあるのだろうか。体臭と、トワレがまざりあって、自分だけの香りができあがる、というわけだ。

(どちらかの香りが強すぎても、いただけない。絶妙なバランスでブレンドされていれば、それはそれで、またいいものです。においフェチではないけれど。)


CHANELのEGOISTE は、私のドレッサーに置いてあり、

いまでもたまに、つけることがある。

もうWに会うことはないけれど、いつも私は、Wを思い出したりしているのだ。


そういえば、5/1、昨日はWの誕生日であった。

特定の誰かにお祝いしてもらうというよりは、いつも仲間と酒を酌み交わしていることの多い彼のこと、いつもの行きつけの店で、浴びるほど飲み、きっと今朝は、ひどい二日酔いであろう。

もう41なんだから、少しはまっとうになろうね。

この一年で、あなたがもうちょっと、幸せになれますように。

私は、(こないだはいつものバーで、ニアミスで逃げ出したけど・・・)、遠くから、そう祈っていよう。

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Dans la nuit 

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私の一番好きな香水は、Dans la nuit である。

 

これは、Worth というフランスのオートクチュールメーカーの香りで、残念ながら既に廃盤になってしまっており、製造中止から、かれこれ10年以上経過している。

(似たようなネーミングの香りは多いが、Worth の 、である。)

 

特別高価というわけではないが、

デッドストックを購入したせいか、もったいなくて(←このあたりが貧乏人根性か?)ずっと使うことができず、密封して保管してあったのであるが、先日、やっと封をといた。

これがなくなったら、もう二度と購入できない、と思うと、なんだか惜しげなく毎日使うことができない。

(しかし、入手ルート、一箇所だけ確保している・・・。保存状態が悪いのであるが。)

 

かつて、ほんの短期間だけフランスに滞在したときに、私は必死こいて、この香りをさがしに行った。

街のあちこちにファーマシーがあり、店頭にはたくさんの新しい香りが販売されていたが、Dans la nuit だけは、どこに行っても、ついぞ見かけることがなかった。

某デパートのカウンターにて、さがしている旨を伝えたところ、既に製造中止になっていると教えられたのが約10年前である。

 

同じメーカーの、Je Revien という香りがある。

Dans la nuit が手にはいらなかったので、しばらくこちらを愛用していたこともある。

人気自体はあまりないので、アメリカのサイトなどでは、驚くほどのディスカウント率で販売されており、かなり拍子抜けしたりもした。(需要と供給の反映が如実な、アメリカの市場価格・・・。)

こちらも、そのネーミングがしゃれている。

この香りを覚えた恋人は、別れても、必ず自分の元にもどってくる・・・。そんなネーミングなのだ。

香りの呪縛、というやつ。

 

Dans la nuit のボトルは、Lalique が手がけている。

そんなわけで、蚤の市などに出かけると、肝心の中身の入っていない、香水のボトルのみが展示されていたりする。

 

Dans la nuit は、どのような香りかというと・・・。

わかりやすく言えば、あまり今風ではない、粉っぽい、フローラル系である。

(なんか、身もふたもない表現・・・。。)

若い娘さんがつける香りというよりは、マダムがつけるような、そんなイメージである。

Dans la nuit というネーミングからもわかるとおり、濃厚な、夜向けの香り、といったところ。

 

ROBERT PIGUET の FRACA に近い香りかもしれない。

(FRACAはいま、手元にないのであるが、確かそんな記憶だったような・・・。)

 

某専門店の店員さんに、CARON の NARCISSE NOIR  とか、GUERLAIN の L'HEURE BLEUE が似た感じの香りだと教えられたことがあったが、そのどちらも、全然違った香りのような気がする。

単に、フローラル系で濃厚、という共通項があるにすぎない。

(ほんとに、あなたは、Dans la nuit の香りを知っています?といぶかる位。見当違いもはなはだしい・・・。

知識としてだけの香りなんて、なんの意味もないのに。)

 

そんなとっておきの香りをつけるのは、私の場合、大体、気持ちが↓になった時が多い。

別に気取るわけでも、マリリン・モンロー崇拝というわけでもなく、眠る前、くつろぐ時間につける。

 

・・・オタクちっくに書いてきてしまったが。(苦笑)

この香りは、とても思い出ぶかいものなのだ。

かつて私がまだ10代だった頃、いとこが海外から帰ってきたときに、お土産としてもらったのが最初。

当時の私は、香水やら、メイクやら、そういったものに憧れを持っている、いわゆる若いお嬢さんだった時期で、そのお土産も、本当は私の母あてのものだった。

ドレッサーから勝手にとりだして、つけたりしていたのを思い出す。

今じゃ、こんな生活(笑)を送っている私だけれど、純粋で乙女な頃もあったんだよな、と思い出す香りなのである・・・。

 

香りには、流行がある。

各メーカーは、どんどん新しい香りを発表し、人気のなくなったものは廃盤となってゆく。

 

昔あこがれていて、大好きだった香り。

その同じ香りを、いまも同じく好きだと感じられることも、とても大切なような気がするのであるが。

 

 

 

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