2011-02-10 22:08:08
西遊記にいわく「おのれの使命を自覚せよ!」
テーマ:貞観政要
村上知行訳の『西遊記』をちょろちょろ読んでいる。
悟空が化け物に毒の風邪を吹き付けられて、目をやられてしまった。
近くの寺で、目を治してほしいと悟空は頼む。
寺の人は親切に目薬をくれ、目をつむって朝になったら直ると。
実際、悟空が目覚めてみると、目は完治していた。
ところが、寺は跡形もなくなっていた。
そこには、言葉が書かれていた。
やしきは護法の幻の寺
薬は汝が病める目のため
床は汝が保養のため
さとるべし、己が務めを!
この文句を見て、悟空は猪八戒に語る。
「いいか、初めの文句をみろ。『やしきは護法の幻の寺』。この護法、つまり法を守る、というのが、ぎゃていら(=ここでは天界にすむ観音の弟子たち)の仕事なんだ」
「とにかくだ、ぎゃていらは観音さまのおいいつけで、いつでも見えつ隠れつ、お師匠さんを守っている。おれの目も、そのお師匠さんにあやかったればこそ、ゆうべ治していただけたものさ。だから、それ、しまいの文句が『さとるべし、己が務めを!』となってんだ」
悟空の目も神通力も、すべて師匠を守るという使命を全うするためのものである。自分のぶをわきまえて、自分の使命を自覚していく悟空の姿に、ほほえましく思うのは、私だけだろうか。
悟空が化け物に毒の風邪を吹き付けられて、目をやられてしまった。
近くの寺で、目を治してほしいと悟空は頼む。
寺の人は親切に目薬をくれ、目をつむって朝になったら直ると。
実際、悟空が目覚めてみると、目は完治していた。
ところが、寺は跡形もなくなっていた。
そこには、言葉が書かれていた。
やしきは護法の幻の寺
薬は汝が病める目のため
床は汝が保養のため
さとるべし、己が務めを!
この文句を見て、悟空は猪八戒に語る。
「いいか、初めの文句をみろ。『やしきは護法の幻の寺』。この護法、つまり法を守る、というのが、ぎゃていら(=ここでは天界にすむ観音の弟子たち)の仕事なんだ」
「とにかくだ、ぎゃていらは観音さまのおいいつけで、いつでも見えつ隠れつ、お師匠さんを守っている。おれの目も、そのお師匠さんにあやかったればこそ、ゆうべ治していただけたものさ。だから、それ、しまいの文句が『さとるべし、己が務めを!』となってんだ」
悟空の目も神通力も、すべて師匠を守るという使命を全うするためのものである。自分のぶをわきまえて、自分の使命を自覚していく悟空の姿に、ほほえましく思うのは、私だけだろうか。





