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NHKスペシャル 世界ゲーム革命/著者不明

¥1,470
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献本で頂きました!ありがとうございます!

この本は2010~2011年にNHKスペシャルで放送された「世界ゲーム革命」「ゲーム・レボリューションI 王国ジパングの逆襲」「ゲーム・レボリューションII 賢者の予言」の3本を元に編集されています。私は元々テレビを持っていないのでこれは実にありがたいw

内容はざっくり前・後編に分けられていて、前半で「なぜ日本のゲーム産業がボロクソになったのか?」を探り、後半で各界の著名人にインタビューを行い「ゲームの未来」を探るという構成。

未だに「日本はゲーム産業では世界トップでしょ」と思っている人はまだ多いんじゃないかと思いますが、ぶっちゃけボロクソです。まあ現在の日本はゲーム以外でもいろいろボロクソですが。任天堂のマリオやスクエニ(旧エニックス)のドラクエが世界のゲーム業界に革命をもたらしてからもう四半世紀が経過しています。その間、所謂「洋ゲー」がどれほど日本のゲームを研究し勉強してきたか。アメリカではゲーム産業の収益が映画を追い抜き人材の交流や技術革新・共有も盛ん。またカナダは税額控除や還付金などでゲーム企業を支援し国を挙げてゲーム産業を盛り上げようとしています。一方北欧ではゲームエンジンを一般公開したり少人数のチームでインディーズゲームを開発したりと「みんなで」開発し「小さく作って大きく育てる」新たなゲーム開発スタイルが生まれています。(ちょうどMinecraftやAngry Birdsもそんな感じ)
それらと日本を比較すると、日本は良くも悪くも”職人的”なゲーム開発をしているのではないかと感じました。ゲームエンジンを公開することもなく、人材交流もそれほどなく、多国籍な人材がつぎ込まれているわけでもない。閉鎖的で日本人の特定の開発者に依存している。そして国の支援は一切ない(それどころか余計な足引っぱりをする)。あと本書が指摘している「日本的カルチャーがそれほど海外では受け入れられていない」というのは結構大きいと思います。オタク外人みんなが美少女が好きなわけじゃないw というか日本人が思うほどオタク外人の数はそんなに多くない。

私的には後半部分のインタビューが面白かったです。後半は「テレビゲーム(ビデオゲーム)」から一旦離れて各界の著名人にゲームについてインタビューしているのですが、「ゲーミフィケーション」について言及されているものがあったのが印象的でした。おそらく日本の書籍でゲーミフィケーションが取り上げられたのは本書が初だと思います。
そして最後にあった『世界のあこがれの「指定席」が日本に残っているうちに動き出すことが必要』の記述に激しく同意。確かに海外のイベントに行って外国人と話したりTwitterやFacebookで彼らと交流すると、現在の日本がボロクソであることをふまえ、それでもリスペクトを捨てないでいてくれているのが分かります。「今はダメかもしれないけど日本人だろ?どうせまた何か凄いのやるんだろ?」的な。しかしそのリスペクトだってこの先10年もつかどうか分かりません。というか多分もたない。彼らのリスペクトがまだ残っているうちになんとかして巻き返さなければならないと思いました。

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