日曜日は「ファンタジー編」のラストです!! | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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土曜日は、天気が良くてよかったです。
私は、出張で新潟に来ていたのですが、
新潟もとても暖かかったです。

本日も、暖かくなるといいですね。
早いもので、
日曜の上映で、「ファンタジー編」の上映がラストになります。
次の上映は大阪の上映になります。
そういえば、「ポエム編」の上映が、土曜の上映終了したのです。
もっと早く言えばよかったです。申し訳ないです。

2月2日(日)の上映プログラムは、
13:00 「ファンタジー編」
15:00 「ユーモア編」
17:00 「アーティスト・コレクション」
19:00 「ブジェチスラフ・ポヤルのすべて」


ラストとなります「ファンタジー編」のみどころはと言えば、
なんといっても
「ふしぎな庭」でしょう。
~動物が好きな男~20 
Krátký Film Praha, a.s.
(表記のない画像は、このコピーライト)


チェコアニメ最大の傑作とも言われる
「ふしぎな庭」は、このブログでも
何度もご紹介させていただきました。
いろいろな言い方で素晴らしい作品だと言ってまいりましたが、
一番素晴らしいところは、
どなたにご覧いただいても
楽しんでいただけるところだと思います。
~広がる霧~20_2 

映画ですので、好き嫌いはあると思いますが、
この作品は、どなたにも好きになってもらえると思います。
チェコアニメは、芸術性の高さが特化されがちですが、
エンターテイメントの追及こそ、チェコアニメなのです。
それを証明した作品だと思います。
~広がる霧~20 

そして、
「シュヴェイク」です。
 

第1次世界大戦中の兵隊さんの話ですが、
戦時中の緊迫感、悲壮感とは、無縁のお話です。
字幕を作る作業をしているとき、
声を上げて笑ってしまったのは、この作品ぐらいです。
ラストのシュヴェイクの酔っ払いぶりは必見です!!
 

そして、なんといっても
ティールロヴァーの
「あおねこくんとしろひげくん」
 

この作品は、10月の「Best of チェコアニメ映画祭」で
日本初公開したのですが、
以前から、日本に持ってきたいと思っていたのです。
こうやって皆様にご覧いただく機会をいただけて
とてもうれしいです。

手芸のワッペンや毛糸などを使った
ティールロヴァーワールド全開のこの作品。
手芸素材の温かさが”あおねこくん”のかわいらしさを
演出しています。
 

優しいおじさんと幸せな生活を送っていますが、
外の世界にも好奇心満々のあおねこくん。
でも、たまに”野生”を見せます。
やはり、チェコアニメは侮れません(笑)。
 

ティールロヴァーだからこそ描くことのできた
”あおねこくん”。
日曜日の午後にふさわしい作品です!

そして、
これも、「Best of チェコアニメ映画祭」で
日本初公開しました
「こいぬとこねこはいつも一緒~泣いていた人形の話~」

ぶきっちょで不器用だけど、
こいぬとこねこの一生懸命な姿に
ほっこりします。
チェコアニメを観ていると
何度か、”本当に幸せ”みたいなものに
出会った気になるのですが、
この作品も間違いなくそういう作品です。
ナチスの収容所で亡くなったヨゼフ・チャペックが
夢見た世界は、きっとこんな世界だろうと思わす作品です。

…というわけで、”見どころ”と言いながら、
ほとんどの作品を紹介してしまいました。

「ファンタジー編」、
シュールさなしの、幸せな話ばかりです。
ほっこりしかしません!
是非、お見逃しなく!!

そして、もちろん、「ファンタジー編」だけではございません。

15時の「ユーモア編」にも、
「シュヴェイク」の「列車騒動をおさめろ!」
列車騒動 

「こいぬとこねこはいつも一緒」
「冬の日に手紙を書いたお話」
もございます。
こいぬとこねこ 
©Země pohádek,a.s.

”むちゃくちゃ面白かった”という声が多い、
「おじいさんが40人」
 

「タフなビリーとジャイアントモスキート」
 

強力な作品がございます。

そして、新感覚なシュールコメディ
2000年に世界中のアニメの賞を獲りまくった
パヴラートヴァーの
「反復」
 

今年の1月4日、Eテレの「テクネ」でも
紹介された作品です。
初めてご覧いただく方は、引き込まれると思います。

17時からは、
”エレガントでシュール”という
言葉がぴったりの
「アーティスト・コレクション」
このプログラムは、他のプログラムを
毛色が少し違うと思います。

トルンカやティールロヴァー、ポヤルも
いろいろな作品を作ってはいますが、
基本、色使いが優しく、ほっこりする作品が多いのですが、
このプログラムの作品は、
大胆な色使いと線で、独特のセンスのユーモアと哲学を
織り込んできます。

シャラモウンの
「魔女のバイオリン」
 

内容は、強烈ですが、
これが、”魔女の日常”です。
 

ボルンの
「劣等感」
 


コウツキーの
「カフェ」
 

パヴラートヴァーの
「永遠に…」
 

チェコは、世界を串刺しにするような
表現力を持った作家をたくさん輩出しております。
それが、「アーティスト・コレクション」では、
満喫できると思います。

19時の
「ブジェチスラフ・ポヤルのすべて」
このプログラムだけではなく、
今回、いろいろなプログラムに
ポヤル作品がございます。
ハイクオリティを追及し続けた
チェコアニメで約70年、その真ん中を
走り続けたポヤルのアニメは、
映像物をして、一つのジャンルだと思います。
心動かす作品が、必ずあります。
これだけポヤルをお見せできる機会が
今後どれだけあるかわかりません。
 
「りんごのお姫様」
 
「リトル・アンブレラ」
 
「もしも…」
 
「ねこの言葉」

是非、ご覧になっていただきたいと思います。

では、今日もよろしくお願いいたします。