2011-11-21 19:30:15

車イス転落事故検証・結論

テーマ:事故防止(リスクマネジメント)編
事故は
起こしてはならないもの!
でも、起きてしまうこともあります

一番大事なのは
起きてしまった事故ケースを
徹底的に見直して、原因を探り
再発防止をすること

それと、もうひとつ
同じ事故を繰り返さないためには
事故の内容・原因・再発防止策を
広めること

「人の振り見て・我が振り直せ」です



前回の「転落事故」について
事故の原因追究をしてみました

いくつかの原因が考えられます

① 
下り坂を向いている状況が
   転落の恐れがあると思わなかった
② 利用者さんが低体力であり
   踏ん張れないことを知らなかった
   (または忘れていた)

③ 利用者さんの車イスを
   下り坂を向いたまま移動していた

④ 利用者さんの表情または発声を
   見落とした(きっと怖かったと思うので)
⑤ 安全に固定するまで
   利用者さんの身体を抑えていなかった

などなど・・・


事故の原因追究で
よく間違っていることがあります

人手や物のせいにすることが多い
ということです

たとえば、今回の事故なら
「職員が支えていればよかった」という意見を
一番始めにあげることがよくみられます

そうじゃないでしょう!!


始めに考えるべきことは?

下り坂を向いていたら車イスから転落する

という意識を持っているか?
ですよね(^-^)/

次に
この利用者さんは
踏ん張れない人だと知っているか?
(普段のデイでの過ごし方でわかります)

その次が(上記を認識したうえで)
車の駐車の仕方ですよね



車イスの基本として
下り坂に向かう位置には、置きませんよね
(だって転落するから)
下り坂に背を向けた位置にしますよね
↓↓↓↓↓↓
↓↓↓↓↓↓
勝手に介護研究所
(わかりにくくてスミマセン)

これを最初に気づくべきなんです
そうすれば
転落事故は起こしません

車を家の前に駐車した時に
運転手に
「車の向きを逆にしてください。危険なので」
と、添乗職員が伝えればイイのです
(今回の事故現場の状況では
 逆位置での駐車が可能なのです)

または
路地に入らずに、平らな道路に駐車して
家から車イスを押して、乗車する

ただし!
坂道を車イスで通行するときは
当然ながらバックで下りますが・・・


原因を考えるとき
重要な項目から並べるといいと思います


再発を防ぐには
正確な事故の振り返りが大事です
そして
まずは意識・知識の改革から!
モノやヒトを原因に挙げているうちは再発しますよ~


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2011-11-16 20:24:56

車イスからの転落事故を検証します

テーマ:事故防止(リスクマネジメント)編
今日は
車イスからの転落事故について
検証がてら記事を書きます

ぜひ!みなさまも
ご検討をお願いいたします
事故再発防止の参考になるかと思います


※今朝、ケイタイで記事を編集していたら
  後半部分が削除されてしまいました((((((ノ゚⊿゚)ノ
  17日(木)に記事をご覧になった方
  大変申し訳ありませんでした(訳がわからなかったと思います)
 
※昨日記事にコメント下さった方の質問への
 補足もかねて、記事を書き直しました



デイのお迎えで
このような状況のお宅に伺います
↓↓↓↓↓
↓↓↓↓↓
勝手に介護研究所
左のはじの道路(すれ違い可能な広い道)から
右折して入り
上り坂の途中のお宅です


利用者さんは片マヒのある車イスの方です
低体力のため
踏ん張りが効きません

車両は下の図のようなリフト車に乗ります
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
勝手に介護研究所
矢印の方向に乗り込みます


まずは
車両をどのように駐車しますか?


今回の「転落事故」は
車両に乗り込んで
30センチくらい車内を移動中に起きたものです
(リフト車には車イスが2台乗るので
 リフターで上がった後に前に移動する)

残念ながら・・・
乗り込んだ後に道に出やすいように
車はバックで路地に入って
家の前に駐車したようです

そうすると・・・
利用者さんは、下り坂を向いて座っている
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
勝手に介護研究所

片マヒがある上に
踏ん張りが効かない方なので
これでは落下しますよね。(´д`lll)

車イスから転落した時に膝を打ったとのこと
(頭を打たなくて幸いでした)
 
ズリ落ちたのではなく
ゴロリと前に転がったのでしょう



私なりに、いろいろと原因を検証してみましたが
ぜひ
みなさまからのご意見を伺いたく
記事にしてみました

デイの送迎だけではなく
入所やショートステイの場合も
お出かけなどの場合にも
このような事故は起こり得ますので
利用者さんに怖い思いをさせないためにも
みなさまに振り返りがてら
再考いただけたら嬉しいです(^O^)/

どうぞよろしくお願いしますm(_ _ )m

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2011-09-10 22:43:15

安全と自由・その3(補足)

テーマ:事故防止(リスクマネジメント)編

前回の記事に、コメントいただき反省(iДi)
ちょっと誤解を招きそうな言葉を書いてしまいました
今回、訂正と補足をします


前回、安全を重視するあまりに
こんな対応見かけますと書きました
・転倒防止で車イス
・転落防止のベッド柵
・詰まると困るからミキサー食・キザミ食

これは安易にこうしていませんか?
と、言いたかったのです


たとえば
認知症の方が、ベッドでゴソゴソ
なにか理由があるはずなのに、聞かずに
「危ないから!おとなしくしてて!」
そうすると、余計にゴソゴソしますよね
(だって、気持ちをわかってくれないんだもん)
すると
「落ちたら危ないから」とベッドに柵
(ちなみに、これは身体拘束なんです

本人が何をしたいのか
なぜゴソゴソしているのか
柵する前に、それを聞き出していきましょう
動きたいのに柵をされたら
たぶんもっと激しくゴソゴソします
柵に手や顔を挟んでしまったり
柵を乗り越えようとして転落したり・・・
かえってキケンですし


よぼよぼだけど、なんとか歩いている方
本人も歩行を希望している
バランスが悪かったり
膝が歩行中に折れてしまったり(膝カックンの状態)
すると
「転ぶと危ないから車イスにしましょう」

その前に、正しい歩行介助ですか?
本人が歩き方を忘れかけているかも?
体力が低下しているなら尚更!
短距離でもいいから、歩行を続けましょう
そして、体力が限界なら「車イス使いますか?」と
まずは本人に聞いてみましょう
本人が選んだら、使えばいい
安楽を求めすぎて、歩行を忘れるようだったら
「少し歩きましょう」と勧めればいい


食事でムセ込むようになった方
「トロミつけましょう」「ミキサーにしましょう」
「キザミにしましょう」
すぐにそんなセリフ言っていませんか?

まずは
食事の場所は?(まさかベッドじゃないですよね?)
食べる姿勢は正しい?
両足のウラが床についてて、体重を乗せてる?
前かがみになってる?アゴ上がってない?
(そうすると、車イスより普通のイスがいい)
口に入れるタイミングは本人のリズム?
職員のペースだと、リズムが合わないからムセやすいよ
一口の量は多すぎても少なすぎてもムセるよ
口に入れたときはアゴが下がってても
飲み込む瞬間にアゴが上がる方もいますし
自分で詰め込むタイプの方は
小皿にわけるとか、よく噛むように声かけるとか
(これもうっとおしいでしょうけど(iДi))
もしかして、キライな食べ物だったりしない?
好きなものなら、ムセずに食べたりしますよ
見た目は美味しそうですか?
食事とわかっていますか?
空腹感がナイのでは?
適度に運動したり、大笑いしたりして
「さぁ食べよう!」って気持ちに持っていかなきゃ!!



以上のような対策が、まず必要です
それと
デイなら、普段の家での様子をまず聞きましょう
デイの介護は、家庭での生活の延長です
普段と違うことをやるのではなく
本人の生活の状態を知って
家族やケアマネとよく相談してから



先日の西が丘園さんで勉強になったこと

普通食にして、よく噛んでもらう
噛むことって、脳への刺激がかなりあるそうです
そして
噛めば噛むほど、唾液が出ます
高齢者は唾液の分泌も少ないので
よく噛んだほうが飲み込みやすくなります
キザミにすると
口の中でバラバラに分散してしまい
噛みづらいので、余計にムセますとのこと
(たぶん、吸い込みやすくなりますしね)
さらに、ミキサーにすると
噛まないから、脳への刺激が激減してしまいます



以上のことを書いていなかったので
誤解を招いてしまいました
スミマセンm(_ _ )m


安全を守りたい!
でも、本人の希望も叶えたい
ならば・・・
本人とじっくり相談すればいい
認知症の人だって
返事をしてくれない人だって
介護者が一生懸命
本人の自由を奪わないように
考えている姿勢(気持ち)は
伝わってくれる
そんな
気持ちを向けることから
やってみてはどうでしょう?
ご家族にも
たくさん相談してはいかがでしょう?

安全だけにとらわれずにネ

明日より
介護修行の旅に出ます
しばらく記事がかけないかもしれません
皆様へのペタ・コメントも
もしかしたら滞るかもしれません
申し訳ありません
たくさんの収穫を持って帰ろうと思います
こりずにお待ちいただけたら嬉しいです
今後もどうぞ、ごひいきに・・・


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2011-09-08 21:24:23

安全と自由・その3

テーマ:事故防止(リスクマネジメント)編

安全という名の拘束
感じたことありますか?


利用者さんをお預かりして、施設内で過ごしていただく
そうすると、万が一怪我でもしたら・・・
責任が(((( ;°Д°))))
そう思ってしまいますよね
たぶん、施設長あたりからも、そう言われませんか?

事故は無いほうがイイ!!
あたりまえですが
それにとらわれて
利用者さんの自由を奪ってはなりません
生活すら奪っているんですよ


安全100%にしたいなら
極論ですが
利用者さんを動かさなきゃいいんですよ
だって
普通の生活って、危険がいっぱいですもの

こんなこと言って大げさですが
けっこう自由を奪っているんです!!

・転倒防止で車イス
・転落防止のベッド柵
・詰まると困るからミキサー食・キザミ食
こんな風景を見かけます

転倒防止といわれると・・・
「一人で歩いちゃダメよ、危ないから」とか
「ふらふらするなら車イスにして」とか
用事を思いついて立ち上がると「立っちゃダメ!」
床のゴミを拾おうとすると「危ないでしょ!やめて!」
手伝いをしようと立つと「座ってて、私がやるから!」

認知症の方には「やめて!」と言えば言うほど
本人には止められる理由が無いから
ストレスになり、行動を繰り返してしまいます
最悪、イスにベルトして立たないようにするんです
(小規模デイで、実際に見てしまいました(iДi))
でもね
本当は、もっと危ないんです
本人は必死!ですから、火事場の馬鹿力がでます
車イスや椅子ごと転倒しますよ


レク活動に
高齢者のなじみのものを導入したいと思っても
(例えば、針仕事・食器洗い・掃除・庭仕事など)
「危ないよ!ケガしたら責任とれるの?」
そういわれて断念したことが
たくさんあります

見守っていても、いつ何が起こるかわかりません
だから「絶対!大丈夫!!」って
言い切れなくて、活動ができませんでした

紙粘土の手工芸で
認知症の方々に見せたら「わぁ~(^∇^)」って
気持ちを向けてくださったので
やろうとしたら、看護師さんから・・・
「食べちゃったらどうするの!やめて!!」と・・・

安全重視に脅迫されていると
利用者さんの生活は、窮屈になります
生活を楽しむことはできなくなります

もし自分が利用者さんの立場だったら??
どう思います??
生きている甲斐がなくなってしまいます


「危ないから!」=「ここではケガしないで、他ではいいけど」
そんな気持ちが見え見えですよね

利用者さんが望んだその行動は
危ないかもしれないけど
どうやったら安全にできるか
行動を止めるよりも
知恵をしぼって考える
そういう介護、してほしいな~

せめて、「これがやりたい」っていう気持ち
それを感じて欲しいです
そして、止めないで、一緒に付き添ってほしい
何度も行動を止めて、お互いイライラするより
結果は、おもったより時間がかかりませんよね
(介護者側からの意見)

利用者さんからしてみれば
自分の気持ちをわかってもらえないなんて
(理由も聞かず止められるから)
こんな悲しいことはないでしょ
お金を払って介護サービス使って
いやな思いするなんて・・・理不尽(ノ_・。)


あとは、日頃から、家族やケアマネさんと
報告・相談しあって
強い絆を作っていってほしいです
「こんなことをやりたいそうです。
 でも、転倒の可能性があるかもしれません。」とか
「ご自宅では、転んだりしますか?」とか
家族と相談しておくのもいいのかな?
だからって、ケガしたら「責任取りません」
そういうわけじゃなくてね

前回の「安全と自由」の記事にコメントをいただき
日頃の関わりって大事だなぁと思ったので
考え直してみました


高齢者のみなさまに気持ちのいい生活を!
介護者の工夫しだいで
気持ちいい生活の中に
私たちもご一緒できるんです
ステキですよね~介護って(*^▽^*)


みなさまの体験談、ご意見などお待ちしておりますm(_ _ )m





2011-09-04 14:47:56

安全と自由・その2

テーマ:事故防止(リスクマネジメント)編

前回からのシリーズ(またですか?)
今日もお付き合いのほど・・・


私が勤めていた2ヶ所のデイ(大規模・小規模)
よく見かける風景から感じていること

事故は絶対に起こしたくない!!
という、意気込みみたいな
強迫観念みたいな雰囲気・・・

これが、利用者さんの自由を奪っています

私たちは普通に生活していたら
自分の好きなように行動できます
それは、身体が元気なのもありますし
認知症もないから
周りに、ひどく迷惑をかけない程度に自由に動けます
(たまに、迷惑してる場合もありますね)

でも、身体の動きが不自由だったり
精神的に不安定だったり
認知症をお持ちの場合は、うまくいきません

でも、その本人の気持ちは
私たちと同じはず
自分の思った事を思った通りにやりたい


小規模デイでのヒトコマ
みんなでテーブルにいてしゃ
べっているとき
ある方が、急に立ち上がり手を伸ばし
何かをしようとしていました
誰か(利用者)のお手伝いだったかもしれません
会話の中で、「やってあげよう」と思ったのでしょう

それを見て、職員が
「危ない!!座っててよ!!」と、イキナリのお言葉。(´д`lll)

そこは「事故を起こすな」と、口すっぱく言われていましたから
そのことばかり気にして介護していたんですね


まずは
その方が「何で立ち上がったのか?」
「何をしようとしているのか?」
そこに、気持ちを向けてほしい・・・
その方は、良かれと思い行動したことです
止める前に、見守りながら様子を見てほしい
それで、危ないなら
付き添って、一緒に行動するべきかと
 本人の「親切な行動」を、気持ちを
 つぶして欲しくないですよね

大規模デイでは
お友達同士の、認知症同士のお2人(男女です)
退屈になると、帰る相談が始まります
女性の方が、帰るとなるとトイレに行きたがります
きっと大事なお友達なんでしょうね
男性が手を引いて、トイレに連れて行ってくれます
女性は、歩行不安定なので、要介助です

そこで、見かけた職員が
「やめてください!!転んだらどうするの!!」です(ノ_・。)

そうじゃないでしょう。(´д`lll)

私たちだって、友達の手助けするよね?
普通の光景だよね?
ほほえましいじゃない♪
認知症の方が、他の方を助けようとなさっているんです
気持ちが、それだけ動いているんですよ
大事な人って、思い続けられているんです

否定しないで
「ありがとう」っていいながら、付き添えばイイ
つないでいる手をそのままに
職員が付き添えばイイ

私は、そう思っています



事故は起こしてはなりません
でも
それ以上に
利用者さんの「自由な気持ち」も
守っていきましょうよ

施設のトップのかたがた
「事故防止」を声高に言うなら
自由を奪いかねないリスクにも目を向けてください
両方のバランスを検討してください
上からのお達しがあれば
職員は従うしかない(かもしれない)

現場の最前線の職員さん
私たちが、利用者さんの生活・人生を
お預かりしています
トップを動かすつもりで
どんどん気付いていきましょうよ
そして、ケアを変えて行きましょう♪


事故を100%防ぐなら
利用者さんは動かなければイイ
でも、それでは
何のために生きているのか・・・
そんなところから
身体拘束につながる気がします

過激な極論でしたが・・・
私の想いです
みなさまのご意見をお待ちしております

またまた、シリーズは続きます
次回もこりずにお付き合い願いますm(_ _ )m




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