四方を統べる神 (ハヤカワ文庫 FT エ 1-50 ドラル国戦史 1)/デイヴィッド・エディングス
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【<ベルガリアード物語>著者の新シリーズ開幕!
遥かなる異世界ドラルを司る四人の兄弟姉妹神。彼らは夢を用いて邪悪な力に対抗する!

兄弟姉妹神がそれぞれ四方を統べる異世界、ドラル国。
この地の平和は、悪しき存在〈ヴラーなるもの〉の侵略に脅かされていた。
やがて時は満ち、ドラルの西部を司る女神ゼラーナのもとに、生まれたばかりの赤ん坊が届けられた。
未来への警告を夢に見る子供たちの力を借りて、ヴラーの魔手からドラル国を守るための戦いが今、始まる――<ベルガリアード物語>で世界的人気を誇る著者による待望の新シリーズ、堂々開幕! 】


東方にアラシア。
南方にヴェルタン。
北方にダレイネ。
西方にゼラーナ。


大体が姉のゼラーナと、ゼラーナと仲の良いピンク色のいるか、それに夢見人のエレリア、
兄であるダレイネがエレリアをゼラーナに託したり、リーダーらしく振舞っています。
後半にちょこっと稲妻を乗り物とするヴェルタンと、ヴェルタンに託された夢見人ヤルター。

一言で言うなら 敵のヴラーを倒すために人間の力を集めましょう。 ってので、兵力集め。
金塊を報酬に(神々には“硬貨”という概念がないらしい)船を集め乗員を集め、自分達の領土に住まう者の中から武芸に優れている人を選出する。
それで選ばれたのが、ヴラーの家来に奥方霧の水を殺された弓の名手、長弓。
船団を集める第一歩は鷲鼻ソーガン以下部下の「ハムの手」と「怪力」。
ああ、あと軍人さんでトログ帝国軍司令官のナラサン。(初対面は乞食)


久し振りに文字が一ページにびっしりあるのを読んだので、結構かかりました。
話の展開自体はゆっくりですが、それぞれ愛嬌と個性と知性のあるキャラクターは読んでいても楽しい。
特になー、天性キス魔のエレリアと長弓のペアなんて、可愛い可愛い。
感謝の意として頬にキスしたり、当然のように腕を伸ばして抱っこしてもらったり、くるんと丸まって寝てたり。
可愛いすぎる。

まだまだ序章、母なる海や父なる大地、自由奔放すぎるヴェルタンや美しい女神ゼラーナだけでなく、ダレイネとアラシアもたくさん活躍して欲しいです。
赤ひげ、ウサギ、長弓の友情や、エレリアとゼラーナのつながりなども可愛かった…!


蛇民の兵団 (ハヤカワ文庫 FT エ 1-51 ドラル国戦史 2)/デイヴィッド・エディングス
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→(2巻の感想