西尾 維新, take
刀語 第三話 千刀・ツルギ

読みやすさ重視なんで然程の時間がかることもなく。
なんで毎回毎回、ある種ツボを突くような行為が入っているのか。
今回はお姫さま抱っこでしたー。とがめ可愛い。いいなぁ、役得じゃん七花。

千刀・ツルギの持ち主は敦賀迷彩。出雲大山途神社の巫女さんです。
元・盗賊です。前の神主を殺して、黒巫女達をまとめています。
この黒巫女、何某かの理不尽な暴力などを身に味わって、逃げてきた女性です。
そのひとりひとりに武器を与えることで精神の安定を図っているそうです。

何故助けてくれなかった、というのは、血を吐くような願いだったんでしょう。
ただ、人を殺しすぎてたのかもしれませんね、迷彩は。
守る必要がないと思わせてしまうくらいに能力が強くて精神が脆い人。

あと、段々と七花が人間ぽくなってきた気がします。
「淋しい」だって、あー、可愛いね。
一本の刀である人間は、その矛盾に気付かない―――考えないのかもしれません。
西尾さんのお遊び万歳。というかまにわに可哀想だなぁ。憐れだね。

ちょっとずつ七花の“異常”が露になってきたかなと。
あと父親を切り殺しているそうです。色々矛盾はありますが、続刊へ。
自分の流派に愛情があるって言うのは嬉しいな。
しかし、1巻のとがめの過去暴露でそこまで考えてたとは思わなかったよ、七花。

とがめの強気な発言の裏にある弱さが今後どう出てくるかのかなぁ。
でもとがめも七花も道は決まってるように思えたから、これはお互いが影響しあったってこと?

罠を用意周到に巡らせていたことを告白するシーンは妙にゾクゾクしました。