2008年06月22日(日) 23時59分05秒

すみあい塾 旧本陣「武田家住宅」 江戸時代に大名などが参勤交代で宿泊した宿

テーマ:古民家再生

日本民家再生リサイクル協会 中国地区事務局が主催する「第4回すみあい塾」に行って来ました。8時に家を出発。途中で朝食を食べて、五日市インターから高速に乗り、山陽道の千代田インターに向かいました。集合は9時半、場所は北広島町にある旧本陣の「武田家」。千代田インターを出て4kmほど広島方面に向かったところです。近くまで行くとJMRA(日本民家再生リサイクル協会)の旗が出ていたので、すぐにわかりました。駐車場から50mほど歩くと、武田家がありました。

さすが、旧本陣。遠くからでもすぐにそれとわかる建物でした。

入口にはすみあい塾の看板が出ていました。

中に入ると、広い土間がありました。既に沢山の靴が並んでおり、多くの方が来られているようでした。

受付をすませ、用意してあった座布団の後ろの方に座りました。

JMRA中国地区事務局の藤本さんが見えたので挨拶に行くと「福馬邸の古民家やきもの展にも行っていただいたそうですね。」と気さくに声をかけて頂きました。初めてお会いするのに、ずっと前から知っている方のよう接してくれ、すぐに皆さんと溶け込むことが出来ました。

この武田家は一般住宅として現在も使っておられるのですが、2005年になって初めて旧本陣だと判ったそうで、2005年2月10日の中国新聞の朝刊に、江戸時代に大名などが参勤交代で宿泊した「本陣」だったことが分かったとの記事が記載されたそうです。

10時になって、時間通り「第4回すみあい塾」が始まりました。まず、JMRA事務局の藤本さんの御挨拶。

本日は35名の参加だそうです。

続いて、JMRA理事の稲積さんの御挨拶。稲積さんのお宅は、島根県邑智郡邑南町にあり、昨年9月に文化庁が指定する登録文化財に登録されたそうです。島根県では丁度60件目の登録であったそうですが、今年になって新たに10件が登録され、現在では84件が登録されているとのお話がありました。稲積家は江戸時代末期の1844年ごろに建てられの庄屋屋敷で、主屋と土蔵2棟、門の計4件が選ばれたそうです。

その次に武田家の方々の紹介がありました。まず御次男の武田さん。

次に御三男で武田家第45代当主の武田セイジさんです。この地区は藩政時代に石州街道の宿場町として栄え、この家は天保4年(1840年)に建てられ、藩政時代末期に本陣として参勤交代時には大名や家老などの宿泊に使われたそうです。また「桶口屋」という屋号で豪農としても栄えたとの事でした。

NHKの腕章をつけた方が、ビデオ撮影をされていました。後で聞いた話ですが、中国新聞の記者の方も見えていたそうです。

本題に入り、JMRA会員で樹木医でもある藤原満男さんより、住まいと結びついた庭の魅力のお話があり、その後、広島文化短期大学コミュニティー生活学科教授でフードコーディネーターの前田ひろみ教授から「本陣料理」のお話があり、実際に本陣料理を頂いたのですが、そのお話は明日以降にさせていただきます。

武田家での講義と食事が終わった後、武田家の奥様に家の中を案内して頂きました。

まず、入口の土間。広々としています。

天井の板も厚いものが使われています。

土間は裏口まで続いており、左には囲炉裏の部屋と、台所があります。

右側には古い農機具が置かれていました。

うまく写りませんでしたが、囲炉裏部屋から見上げた小屋組みです。

表座敷です。ここで講義と昼食が行なわれました。

奥座敷と床の間です。本陣料理の器(うつわ)が並べてありました。

L字型の縁側。

縁側から見た御成門。

同じく縁側から見た庭です。

縁側をずっと歩いていって、奥にあるお風呂場と雪隠(トイレ)に案内してもらいました。この廊下の右側です。

まず、脱衣所。

続いて風呂場。五右衛門風呂ではなくて、沸かした湯を張って、下にあんかのようなものを入れて保温したそうです。

続いてトイレ。まず男性用。スリッパも瀬戸物です。

奥の便器のある部屋をみてビックリ。畳2畳が敷いてあり、その中央に便器がありました。

中からも撮影してみました。

戻ってくる時に撮影した、縁側と御成門です。

もっとゆっくり見たかったのですが、次の小野酒造の見学で皆さんが待っておられたので、名残り惜しく武田家を後にしました。

2008年06月20日(金) 23時18分59秒

岩手・宮城地震 被災家屋「危険」6.5% 同規模震災下回る ◆生きた伝統工法

テーマ:古民家再生

私が所属している日本民家再生リサイクル協会(JMRA)から、毎月1回、JMRAメールマガジンが届きます。本日、その6月号が届いたので見てみると、6月19日付の朝日新聞朝刊に、岩手・宮城地震 家屋「危険判定」6.5%という記事が載っていると書いてあったので早速見てみました。

内容を読んでいくと、岩手・宮城内陸地震の被災地で、建物の「応急危険度判定」が行われた結果、205戸が「危険」と判断されたことが朝日新聞の集計でわかった。各自治体が18日までに調査した家屋の6.5%を占める。この比率は、震度6弱以上の揺れを記録した地震と比べても小さく、揺れの割に建物被害は少ないことが裏付けられた。築40年の2階建ての民家は家具や冷蔵庫などが倒れたが、柱が折れるといった構造自体の被害は確認されなかった。1級建築士の千葉栄さん(63)は、土壁に露出した横板の様子から、「貫(ぬき)工法」と呼ばれる伝統工法が使われている点に注目した。穴を開けた柱と柱に横板を組む。地震でも揺れに合わせて建物全体がしなる。千葉さんは「農家が多く、伝統工法の木造家屋が多かったことが、倒壊につながらなかった原因のひとつでは」と分析した。との事でした。また、宮城県建築士会栗原支部の高橋誠一副支部長(42)は「中越沖地震との違いは、付近に多いトタン屋根ではないか」と話す。屋根が軽いと倒壊しにくいからだ。との事でした。さらに、家屋の現地調査をした東北大災害制御研究センターの源栄(もとさか)正人教授(地震工学)は「今回は周期0.5秒以下と短い地震波が多い一方、加速度が大きかった。こうした揺れは木造や低層の鉄筋コンクリートの建物を倒壊させるパワーはないことが多い」と指摘する。東京大総合防災情報研究センターの古村孝志教授(地震学)も同様の見方だ。との事です。

軽いトタン屋根や、今回の地震波の特性の影響もあるようですが、日本の伝統工法は、現在建築されている一般木造の在来工法と比較して、はるかに太い柱や梁が使用してあり、高い安全率をみて建築されており、安全な建物であることが証明された結果となりました。白馬村は地震が少ないですが、我が家の安全性が証明されたような気がして、少し嬉しい気分になりました。大災害の記事なのに失礼な発言で申し訳ありません。

2008年06月12日(木) 00時00分33秒

日本民家再生リサイクル協会 第4回すみあい塾 申込み

テーマ:古民家再生

日本民家再生リサイクル協会 中国地区事務局が主催して「暮らしと地域の再生」をテーマに昨年中国地区でスタートした「すみあい塾」は毎回、民家や地域と深い関わりをもつ講師のお話と、昔から伝わる郷土の食、そして見どころの多い町歩きや建物見学という3つの楽しみを揃えており、今回第4回の開催案内がホームページに掲載されていましたので早速申し込みました。第1回から第3回までは、仕事や帰省と重なってしまい出席できませんでしたので、今回が初参加となります。今回は、北広島町にある旧本陣の「武田家」を会場に、日本民家再生リサイクル協会会員で樹木医でもある藤原満男さんに、住まいと分かちがたく結びついた庭の魅力と、時間と手間をかけてそれを維持していく個人や地域のボランティアの力についてお話をいただくそうです。昼食の料理は江戸時代の本陣料理、見学は元禄創業の「小野酒造」(下の写真)です。当日がとても楽しみです。

参考までに、参加案内は下記の通りです。

【日時】622日(日)10:0015:00

【場所】広島県山県郡北広島町

【集合】現地集合10:00

【内容】10:0011:30「住まいと庭」(藤原満男氏)、

11:3013:30日本の食文化「本陣料理」(前田ひろみ氏)、

13:0015:00「小野酒造」見学

【参加費】会員3,000円 会員外3,500円(含昼食代、現地集金)

【募集】20名 615日締切(定員に達し次第締切)

【申込】JMRA中国地区事務局 FAX 082-888-6003 TEL 080-3056-3546

【当日連絡先】080-3056-3546(藤本)

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