日本民家再生協会 登録有形文化財セミナー
テーマ:古民家再生2時半から日本民家再生協会が主催する登録有形文化財セミナー実践編 登録有形文化財制度を活用した建物保存活動の講演会が始まりました。最初に日本民家再生協会活用部会の岩瀬さんから開会の挨拶がありました。今回のセミナーは、昨年9月に実施した登録有形文化財セミナーに続いて、第2弾だそうです。前回は座学のみでしたが、今回は見学会を兼ねての実施になったとの事でした。
続いて、登録有形文化財「一欅庵」オーナーの辻寛さん夫妻からお話がありました。
一欅庵は、昭和8年(1933年)築の2階建て洋館付き和風住宅で、平成22年(2010年)に登録有形文化財となり、展示・教室・イベントなどの会場に貸し出しているそうです。辻さんの自宅は、隣にあった蔵の箇所に新築したそうです。
定例のイベントとしては、月に2階の茶道教室、月に1回の歳時あそびの会が開催され、その他には寄席やアコースティックライブ、ミニコンサート、講演会などに使用されているとの事でした。
この縁側で、トヨタ自動車の新モデル「ReBORN」のリリースCM撮影が行われ、北野武さんが来られたそうです。
このCMでは、G線上のアリアをBGMに、戦国時代から現代の信長と秀吉のやりとりをストーリー化しており、北野武さんの現代シーンに、縁側が背景となって出てきたそうです。撮影時が残暑の頃だったため、撮影中にはスタッフが総出で水鉄砲でセミを追い払ったというエピソードなど、オーナーご夫妻に楽しいお話を聞かせていただきました。
続いて、登録有形文化財制度を活用した「杉並たてもの応援団」の活動について公演がありました。講師は「西荻窪まち歩き」で案内をして頂いた、杉並たてもの応援団の田村公一さんでした。
登録有形文化財は、都市開発などで消滅が危ぶまれる近代建造物を守るため、平成8年(1996年)に設けられた文化財登録制度に基づいて登録された建築物であり、築後50年以上がたち、歴史的景観や造形に優れ、再現が容易でないのが選考基準だそうです。文化庁では当初2500件程度の登録を計画していたそうですが、現在8000件を超える物件が登録されているとの事です。登録されると、修理等の設計監理費の2分の1を国が補助、相続財産評価額(土地を含む)を10分の3に控除、家屋の固定資産税が2分の1に減税などの措置が受けられ、厳しい規制がある指定文化財と違い、外観を大きく変えなければ改修や改装も認められるとの事でした。しかし、設計監理費補助は専門家の見解が必要なためわずか11件しか例が無く、固定資産税減税はわずかな額であり、実際に金銭的恩恵があるのは、地価が高い地域での相続税の減税のみであり、登録される事の名誉や利活用のPRのために意味があるとの事でした。
制定当初は申請書と手書きの平面図のみで申請出来たのですが、現在はCADによる平面図と立面図が必要であり、建築家の支援が必要のようです。審査会は当初の年6回から現在は3回に減少しているため、制度としては縮小方向に向かっているそうです。また、文化庁のホームページに住所や写真が掲載されるため、マニアの訪問による被害も報告されているとの事でした。しかし、歴史ある建物の保存と、誇りを示す手段としてこの制度を有効に活用すべきとの話があり、我家も検討してみようと思います。
最後に日本民家再生協会の重鎮 清沢さんから閉会の挨拶がありました。
午後5時でセミナーが終わりました。出口にあったテーブルや茶箪笥も、かなり古いもののようでした。
電車が遅れて昼食を食べる事が出来なかったので腹ペコ状態で、美味しい店でも探して入ろうとも思ったのですが、駅前の牛丼松屋でカルビ焼肉定食を食べて、
デザートはマクドナルドで、コーヒーにチョコアイスを食べて帰りました。
帰りも湘南新宿ラインは、間引き運転をしており、栃木の社宅に帰ってきたのは9時過ぎでした。
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