2009-01-24 10:38:30

「ハドソン川の奇跡」と金融危機

テーマ:お仕事(?)がらみ

少し古い話になるが。
最近ハドソン川に、飛行機が緊急着水するニュースがあって。
見事に乗員・乗客・付近の住民に誰一人怪我をさせることなかった機長に、全米あるいは全世界が賞賛の声を送った。


アメリカでは、当然に彼はスーパーヒーローで。
1549、というそのシャーロット行きの便の便名が、今では究極のラッキーナンバーになっているらしい。


そのニュースに対する人々の興奮ぶりを見ると。
あるいは機長に投げかけられるたくさんの賞賛と感謝、感動の声を聞くと。
ああ、また金融危機は起こるな、と強く感じた。


なんでUSエアウェイズがハドソン川に不時着して乗客・乗員が無事だと、金融危機がまた起こるのか、と当然不思議に思うと思うが。

ちょっと長いが、以下を読んでもらいたい。

以下の記述は実在する人物について、ではなく、あくまでもフィクションだが。
オバマ新大統領が就任演説で述べた、「a consequence of greed and irresponsibility on the part of some」、つまり「一部の者の強欲と無責任の帰結」をあらわす典型的な例だと考えて欲しい。


あるトレーダーがいた。

市場のトレンドが全て上向きだったので。
何をやっても失敗することは考えにくい状況だったのも間違いなかったのだが。
がっつり多額のボーナスを貰って、いい暮らしをしていた。


そして、1年程前に別の会社にシニアトレーダーとしてかなりの好条件で移った。

しかし。
直前まで在籍していた会社が、彼が残していったポジションを精査したところ。

とんでもないことが判明。

流動性の低いポジションを大量に在庫にしていて、それを市場実勢を大幅に上回る値段で評価していたのだ。

そりゃ、儲かるわ。

たとえば。
今価格が暴落していて、額面の20%でも買い手が付かないだろうと思われる永久劣後債を100億近く在庫にして。
80%で評価していたり。
不動産会社が発行体である流動性の低い債権を数十億円分買って、その不動産会社が破綻の危機に瀕していたり。

当然、評価はその危機的状況を反映したものではなく。

彼は1年を通じて(250営業日とかですが)、毎日のトレーディングでほぼ負けることはなかった、らしい。
そりゃ、こんな感じで評価していれば、負けることもないだろう。


なおかつ会社が彼にチャージするファンディングコストが、取っているリスクに対して低すぎたので。
多額の在庫からのキャリー収入も、相当な額にのぼり。
彼のPL(損益)を押し上げた。


何でも買いまくって、ポジションを膨らませれば膨らませるほど。
彼のPLは増えていく。
だって、時価はごまかし放題、ポジション取ればキャリー収入が増えるわけだから。


何でそんなことが可能だったかというと。

自分が保有する債券の時価評価を、トレーダー自らが行うから、なのだ。
それも、だれも時価がどこにあるか見当もつかない、流動性の低い相場の中で。
そして保有している金融商品のリスクの度合いを、客観的に判断できる第三者がいなかったからなのだ。


ポジションの時価をごまかす人間がいることは想定されているので。
コントローラーと言われる人が、トレーダーの評価が間違っていないかどうか、責任を持って判断することになっている。
まともな会社は、ちゃんとしたコントローラーを雇って、トレーダーの暴走を防ぐ仕組みにしている。
その上、そもそもまともな上司がいて、部下のトレーダーがマークをごまかしていないか、しっかりチェックしている。


だが。
彼が直前まで在籍していた会社は、利益を生み出すフロント部門のみに注力して。
コントローラーを含む管理部門への投資を怠り。
結果、よく分かっていない優秀でない人間が、コントローラーとなっていて。
トレーダーの言うなりで、時価のチェックを実質的に行っていなかったのだ。

したがって、時価も正確には判断できず。
リスクに見合ったファンディングコストをチャージすることも、リスクが判断できていなければ当然にできず。


時価をごまかすのに、何を利用したかというと。

一つには、業界団体が毎日まとめている標準気配。

これがまた怪しい代物で。
業界団体に各証券会社からデータを提供し、毎日更新されるので、市場実勢を反映しているように思いきや。
そのデータを出しているのは、どこの業者でも一番の若造。
流動性が低い債券の場合、データ提供する業者が違うと利回りが1%違ってもぜんぜんおかしくない。


ちなみにこのデータを元に、ファンドの時価を計算している運用会社もたくさんある。
流動性の高い債券についてはそれなりのデータの信頼性はあるかもしれないが。

このデータ作成は、ひどい馴れ合いに基づいた代物であるらしく。
特定の会社に大きなニュースが出て、当然その会社の発行する債券の時価が大きく変わるべきところが。
あまり激しく時価を動かすと、投資家からクレームがくるので。
いわゆる「スムージング」した値段が、データとして提供されている、と言われている。


そこでの時価を使えば、市場実勢より数%から場合によっては10%以上高い値段で在庫を評価できることもあるし。
格付対比の平均スプレッド(BBB格5年だとL+XXXbp、みたいな)を使って、ほとんど取引されない流動性の低い債券の時価を無理やりかさ上げすることも、不可能ではない。


だって、業界団体が複数社から集計した時価情報に基づいてポジションを評価しています、と言えば。
よく分かっていないコントローラーなら、「あ、それで良いんじゃない?」って思ってしまうはず。


(ただし、某業界団体の時価情報が当てにならず、それで時価評価を行うのが完全に不適切であるといっているわけではないので。それにこの例は最初にお断りしたとおりフィクションなので、念のため。)


というわけで。

流動性の低い(ということは往々にして質が悪い、と言うことだが)債券を山のようにポジションして。
バランスシートの制限もなく、安いコストでファンディングを取って来れれば。
絶対負けない、スーパートレーダーの出来上がり。


最初はごまかそうと思ったわけではないかもしれないが。
ゲームのルールを理解すればするほど。
彼が取る行動は、どんどん大胆になっていったことは、想像に難くない。
それが、正しかったかどうかについては、歴史が証明することになったのだが。


前にも書いたが、ゲームのルールが人の行動を支配する ので。
ゲームのルールの設計者が設計をしくじると、みんながとんでもない方向に走り始める。


会社の中での彼の評価は超高く。
ボーナスはとんでもない額がもらえたりして。
とりあえず、チームも会社も儲かっているように見えるし。
上司もハッピー。


ってなことをやってたバカな人たちやバカな会社が、いっぱいいたわけですよ。
程度の差こそあったかもしれないが。


別に、社債の世界だけではなく。
「流動性の低い債券」、を「CDS」や「サブプライムローン」に置き換えても、本質は何も変わらない。


「過去10年間のデフォルト率、損失率と住宅価格の上昇をベースに、サブプライムローンの時価を評価しました」って言えば。
ローンの評価が実質的にかさ上げされた。

リスク調整されていないファンディングコストに基づいて、バランスシート膨らませて、じゃんじゃんローンを在庫にして。
とりあえずバブルが弾けなければ、みんなハッピー。
あるいはリスクが証券会社のバランスシートに残らず、売り抜けられば。


格付会社は、最初の例でのコントローラーみたいなものだろう。
賢い人もいたかもしれないが、証券化商品の歴史が一番古いのでも30年程度しかないのに。
100年に一回のショックが襲えば、過去のデータを元に格付けつけていれば、どんな天才でも失敗する。


自分が、会社のポートフォリオに強力な爆弾を埋め込んだのに、知らん振りして。
儲かってる儲かってる、って周りが喜んでいる間に、がっつりボーナス貰って。
爆弾が炸裂する前に、他社に移籍。


っていう爆弾が、いまでもここかしこに眠っている。
というか、今でもいろんなところでドッカンドッカン炸裂しまくっていて。
まだどれだけ残っているのか、分からない状況。


これの集合体(これだけではないが)が、金融危機というものを形作っているものの一部で。
オバマ新大統領が触れた、「一部の者の強欲と無責任」の、ひとつの典型的な例。


じゃあ何でUSエアウェイズの不時着水と、金融危機と関係あるかというと。


ハドソン川の事故では、無事に着水した、機長の卓越した操縦テクニックと、最後の乗客が救助されるまで機内にとどまった勇気と責任が賞賛された。
それはそれでとてもよく理解できるのだが。
私からするとそれは、「危機的な状況が起こった後」に、その危機から人々を守った人間が褒め称えられた、ということに他ならない。


これが問題なのだ。
これが、次の危機(必ずしも「金融」危機とは限らないかもしれないが)を引き起こす伏線になる、と思うのだ。


詳しく説明すると。


「危機的な状況」はどうして起こったかというと。
通常なら起こることが想定されていない、バードストライクによるエンジン停止、それも2基のエンジン両方、という事態によって引き起こされた。
2つしかないエンジンの両方が、鳥を吸い込んでしまうことによって停止してしまったことについての機長の責任はどの程度あるのかは分からない。
もしかしたら、どうやったって避けようのない事象だったのかもしれない。


でも。
飛行直前に、いつも双眼鏡か何かで空港の周りを観察して、バードストライクの危険を事前に察知し。
飛び立つ準備が出来た飛行機に、あえて離陸許可を出さなかった管制官もいたかもしれない。

乗客やパイロットは、いつまでたっても離陸が許可されないことに、腹を立てたかもしれないが。
その管制官の行為によって、そもそも2基のエンジンの両方とも停止してしまうような深刻なバードストライクを招くことはこれまでずっと避けられてきた、ということだってありえる。
(慎重に鳥を避けるため離陸を延期させた管制官が、「業務が非効率だ」として逆に誹りを受ける例のほうが、多かったかもしれない。)


あるいは離陸する飛行機の機長が。
「現在鳥がたくさん飛んでいてバードストライクの危険が高いかもしれないので、鳥の群れが去ったあとに離陸許可願います」と言っていれば。
そもそも今回のような危機的な状況を招くことはなかった、かも知れない。


いや、空港の構造上、あるいは水鳥の生態上、バードストライクは予見不可能だよ、という反論は必ず出ると思うが。
仮にそれが真実だったとしても。


「危機を事前に防いだ」人が、英雄として褒め称えられる可能性が極端に低い、ということは間違いない。

1549便の機長がバードストライクの危険性を看過して、今回の危機な状況を招いたかどうかはここではポイントではなく。
彼のような「危機的状況に突入してから英雄的な行為をした人」、だけが英雄になれて。
「そもそも危機的状況を招かないための行為をした」人たちは、決して英雄になることはない。

だれもそんな人の存在さえ、気がつかないだろう。


「ハドソン川の奇跡」の機長が、世界中で英雄扱いされているのを見ると。
本質的に極めて「英雄的」な行為を、人目に触れないところで地味に行っている「報われないかもしれない」人たちの存在に、想いを馳せる。
「報われないかもしれない」という言い方は、正しくないかもしれないが。
少なくとも彼らの顔写真が、全国放送の6時のニュースででかでかと放映されることはないだろう。


そして、金融業界でのコントローラーのような人たちは。
ここでいうところの「報われないかもしれない」人たち、あるいはあまり好きな言い方ではないが、「縁の下の力持ち」で。
彼らがどんなに頑張ったとしても、金融史に彼らの名前が残ることは、まずないだろう。

彼らを見下して、そう言うわけではなく。
本当は、彼らは「危機を事前に防いだ(かもしれない)人たち」で、本来であれば彼らが真の英雄なのかもしれないのに。

人間の認識能力には、限界があって。
フェアな形で、貢献を認識できないこともある。


興奮気味に、あるいは感情的に「ハドソン川の奇跡」を伝える報道を目の当たりにして。
日常的に危機を防いでいるかもしれない人たちに対する扱いと、1549便の機長との扱いが、眩暈がするほど異なることを想い。
後者のみ賞賛されるような世界が続き、前者が本当に報われないのだとすると。
我々は、今回の危機から何も学習することなく。
今後我々の上に降りかかる大きな災厄や危機と呼ばれるものから逃れることは、決して出来ないのではなかろうか。



コメント

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1 ■金取法でしばったら・・・

アメリカ的ですね。日本では金取法でがんじがらめにされているのと対照的です。やりすぎでマイクロマネジメントになっているところを思うとどうにもなりません。今の都市銀行員がコントローラーやったらその会社も逆の意味で破綻するでしょう。ルール化したところで厳格にするか緩慢にするかで対応が違ってくるし数値化したところで適正化できるか微妙に思えます。景気に応じてルールを変えるなんてやり方もありますが、それではルールの意味が薄れる恐れがあります。やはり、好きにやらせてほっとけばと思います。

2 ■物事をあらゆる側面から考える。

今回の100年に一度起こる金融危機の一端が垣間見えます。
私は毎日いろいろなブログを読んでいますが、
さすがに驚きつつ叫んでしまいました。
「えぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!! 」
30秒ほど
我ながらよく息が続いた物です。

最初読んだ時なぜこんなに儲かるのかわからなかったんですけど
単純に言えば膨大なお金を貸していたんですね。
バブルが続く限り、破綻しない限り、不良債権化にならない限り
借金の返済額と利子が手元に入ってくるわけですよね。

常にいろいろな側面から物事を考える思考法というのを見せていただいた気がします。
ありがとうございました。


3 ■同感です・・

ご指摘の通り、同じことが繰り返されています。危機を未然に回避したものこそが本来のエリートではないでしょうか!評価する側の無知のせいでしょう。社会を支える基礎となるもののバリューこそが代えがたいものだと思うのですが、普段当り前のことは人間は気付かないし、フリーライドしているのです。残念。
でも私は学びたいです。知恵ではないでしょうか。
大変刺激を受けた内容でした。ありがとうございます。

4 ■無題

野球でいう守備職人や中継ぎって所ですね。
ホームランバッターや先発・リリーフエースは年俸で評価されまくるけど、守備・中継ぎの選手はあまり評価されてない感じですね。
一瞬巨人の没落と重ね合わせてしまいました。

5 ■無題

紺かえるさん、はじめまして。
いつも、ブログを楽しみに拝見しております。
市場は、紺かえるさんの予想どおり、
戻りは売られた展開が続いております。
一方、幅広くみると、金価格がどうやら堅調に推移しているみたいですが、金価格に関し、なんらしかのビューなどはありますか?

6 ■無題

例えば航空業界側の人間だったら、
次の(仮の話1) か(仮の話2)のどちらかを選べって言われたら、
(仮の話1)でまとめちゃいたいだろうなあ。

(仮の話1) 今回の事故に対する見解。
  ・今回の事故は突発的で予見不可能なものであった。
  ・1549便の機長は優れた技能、適切な判断、勇気ある行動でその危機的状況を乗り切った。
   彼は英雄だ。
  ・一部マスコミで「ハドソン川の奇跡」と呼ばれているが、今回のような事故が発生する確率も奇跡的なものだ。
   (100年に1度、又はそれ以下だろうか。)
  ・よって特別な再発防止策は行わない。保険でカバーするのが妥当である。

(仮の話2) 今回の事故の再発防止策として航空業界は次を実施する予定。
  ・バードストライク危険性予知システムを新規に開発する。
   このシステムは、新規設計の特殊なレーダと(略)で、バードストライクの発生期待値を算出する。
   発生期待値がある値を超えた場合は離陸許可を出さないことで、バードストライクの危険性が著しく低下する。
  ・ただし、従来と比較して離陸待機時間の増大、遅延又は欠航の便数の増大が見込まれるが、
   安全確保のためなのでお客様にもご理解いただけるようにする。
  ・管制機能を強化する。管制官の責任、権限、人員、単位人件費を増大する方向で見直す。
  ・これらの施策で発生する費用の一部は航空料金の値上げなどでお客様にも負担していただく。
   お客様の安全確保のためなので。

7 ■無題

なんか今回のエントリは時折垣間見せるリバタリアンっぽさが足りない気が。

8 ■リバタリアン的には

仮の話1も2も、同時に成立します。
1がいい人は、安い運賃で飛行機に乗れる。
2じゃなきゃいやな人は、高い金払って飛行機に乗る。
どちらを選ぶかは、あなた次第。
どちらかしか選択肢がないのは、選択の強制になるので、逆に反対ですよ。

二つの意味で市場が機能しなかったが故に上記の例のようなことに陥った、ということを言っています:

1. 各リスクテイクセクションにおけるリスクの測定がそもそも不十分だったため、適切な本来の競争的な市場機能に基づいて行われるべき金融機関内部の資源配分において、各部署へのリスクに応じたファンディングコストの設定や資本コストの設定がなされなかった

2. 経済行為を行う人間が、表面的な費用のみを意識して、機会費用をあまり考慮に入れなかった(何もしないとコストかがかからないように一見見えるが、何かしていれば正の価値を生み出せていたのであれば何もしなくてもコストはかかる、コントローラーを置かなければコストは表面的にはタダだが事後的にはコストがかかる)


斜に構えて上から目線で世の中にケチつけるってのがやっぱりリバタリアンっぽいですかね?(笑)




9 ■無題

私もあの熱狂ぶりにはなぜか?違和感を覚えたのですが、
こういうことだったのかとやっと理解できました。

大変いい文章だと思います。
今後も頑張ってください。

10 ■無題

さすがですね。。 そのとうりです!
何事も 少し先を読めば トラブル 災難が避けられますね。。

人間だから100% 先は読めません。。  しかし80から90%は努力可能です。。
残りの10から20%は不思議と 誰かが。。偶然。。あるいはタイミング。。その他色々。。。。。が補ってくれます。。

この 先を読む事はささいな事だと思って馬鹿にする方がほとんどです。。

これは地道な事なんですね。。。 多分大方の人には理解不能だと思います。。
だから認められませんね。。。

名古屋市千種区で夜帰宅途中の若い女性が車に乗った3人の男に拉致され 命乞いをしても速攻ハンマーで頭を何度も殴られ即死した事件で 先日3人共 死刑が求刑されましたが。。
場所はまあまあの山の手の住宅地です。
その事件があってのち 私の奥さん。。娘。。にどれだけ!注意するように言っても鼻で笑って大丈夫だと言い切ります。。

これは現実に当事者にならないと分からない人が殆んどで マイナスな事に当たる確立はほとんど小さいので人ごとだと思うところに 金融危機! ハドソン川の事! 名古屋の事件が起きるのでしょうね!!

それぞれ 悲しい結果とセーフの結果は紙一重ですが 。。。

 

11 ■無題

紺ガエルさん、こんにちは。
リスク管理やコントローラーは、そういう意味では報われませんね。私は今回の金融危機に関するブログで曲突徒薪という言葉を知りました。社会が発展しても人間の行動ってあんまり変わらないんだなぁ、、、としみじみ思います。

12 ■縁の下

長年縁の下にいます。コントローラーズ、リスク管理、システム開発、モデル開発。みんな日の目を見ないモグラたちです。ときにはB級市民扱いです。しかし、何も起こらなかったときこそ、縁の下の人たちがものすごい力を発揮していたりもします。それなのに、花形トレーダーたちからは、何やってるか見えないだの、ビジネスに対するインパクトがないなどと言われます。当たり前のように呼吸している空気、裏でさまざまな人が酸素を作り、消費率や濃度をはかり、最適な空気生成を日夜コントロールしている結果であることに皆気がついていません。Mでないとやっていけない世界です。

今回の紺ガエルさんの考察、バードストライクと100年に一度の金融危機の関連を見抜いた卓見だと思います。秀逸なブログを読ませていただきました。ありがとうございます。

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