モスキート音 | 紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感 最後の空冷ポルシェとともに

モスキート音

会社のアシスタントと話しているときに。
若者にしか聞こえない音がある、という話になり。
「イギリスのコンビニでは、たむろする若者を追っ払うために高周波の大きな音をスピーカーで出してるんだよ」という話を教えてあげた。
アシスタントは、「うそー」という。


「いや、首都高の交通量を調べる超音波をうるさいって言う人、いるよ」、とか。
「この前お客さんのところに若者連れて行ったら、『この自動ドアのセンサーうるさいっすね』、と言われたけど何のこと言ってるか分からなかった」、とか。
「携帯の呼び出し音で『モスキート音』っていうのがあって、高校生には携帯鳴ってるの聞こえるけど、先生には分からないから、授業中便利(?)らしいよ」、という話で、盛り上がる。


そしたら。
後ろに座っていた若者が。
「僕の着信音に、モスキート音ありますよ」、といったので、ちょっと騒然。


早速、聞かせてもらったのだが…。


悲しい、結果に。


周りにいた人たち(20代から30代前半)はみんな聞こえて。
私と、40代のおじさんには、全く聞こえず…。


耳に携帯くっつけてみるのだが。
本当に聞こえない。


高周波の凄くイヤな音らしく。
「こんなにイヤな大きな音が鳴っているのに、気がつかないなんておかしいんじゃない?」ぐらいの勢いでアシスタントに罵倒(?)され。


鼻毛に白髪があるのを発見したときぐらい、へこむ。


周りの若者を何人か連れてきて、試してみると。

30代前半でも、ぜんぜん聞こえないのもいて。
「iPodとかで、ヘッドフォンで音楽聴いてるからだよ絶対」、とか言っていたら。


聞こえなかった若者がぼそりと。
「ヘッドフォン持ってません」、だって。


そうだよな、年寄り扱いされると結構へこむよな。


その後。
さんざん、「あれー音鳴らしてるのに気づかないんですかあ」といっていじられ。
みんな笑うから何かと思ったのだが。

モスキート音出てないのに、みんな聞こえてる振りして。
そもそも聞こえないおじさん(=私)をいぢめて喜んでいた。


くそう(泣)。