「外資系キャリアの出世術」を読了
テーマ:読書 ビジネス書「外資系キャリアの出世術
会社があなたに教えない50の秘密」、シンシア・シャピロ著、を読了。
この本、読んで損することは、決してない。
邦題は商売がかった、「外資系キャリアの出世術」っていう、いやらしいタイトルがついているが。
原題はシンプルに、「Corporate Confidential」、すなわち「会社の秘密」。
原題はきわめて普通なのだが。
この邦題だと、読者になるべき人が手に取る前に、気恥ずかしくて拒否反応起こしてしまうのでは?
この本、会社で机に置いとくの、結構いやなんですけど。タイトル恥ずかしくて。
一応出世術、についても書かれているが。
それはあくまでも、一部に過ぎず。5分の1ぐらい。
人を蹴落とすやり方、とかが書かれているのではなく。
楽天的な考え方をする人の方が、悲観論者よりも評価される、とかの、常識的なことが書かれていて。
それよりも。
誰も声高には話さないが。
会社で決して踏んではいけない地雷のありかがどこか、とか。
たとえば社内の電子メールには、全くプライバシーなんてないこととか(当たり前だが)。
人事の人は、社員を決して守ってはくれず、彼らに相談することなんてもってのほかだとか(当たり前だが)。
会社が宣伝して回っている、表向きのポリシーと、本当のポリシーの違いの見破り方や。
労働者保護の法律や規則が厳しくなればなるほど、見えにくくなる、会社のホンネはどこにあるのか。
かなり懇切丁寧に、書いてある。
それも、豊富な事例で。
豊富な事例ってことは、死屍累々ってことなんですけどね、実は。
少なくとも、新卒で外資系企業に入って十数年の私が、暗黙知として知っていることと。
この本で指摘されていることは。
ほとんどずれていないことを、保証します。
多分「外資系」という言葉をタイトルにつけたのは。
外資系企業がほしがる脳ミソ
っていう本が、ちょっと前に流行ったから、かな。
ただのアメリカ企業の、入社試験問題、なのだが。
日本に持ってくると、「外資系企業がほしがる脳ミソ」ってことになって、なんか凄そうなイメージに。
あるいは。
著者は人事コンサルタントとして、アメリカという国の労働慣習の裏の裏まで知り尽くしていて。
本書の中にも、アメリカ人として「コーポレート・アメリカ」の現実を憂う表現が、何度も見られ。
だから、内容的には日本の企業にも多々共通するところがあるのだが。
あえて、「外資系」とつけたのかも。
地雷を踏んだら、さようなら、だから。
ダウンサイド、めちゃくちゃ大きいから。
そして、会社というか経営側が、決して教えてくれないことが、山ほど書かれているから。
自分が首になったり、閑職に追いやられても。
その本当の理由を必ずしも会社が教えてくれるわけではなく。
気づかないまま、ほかの部署やほかの会社に行っても。
また失敗してしまうケースも、いくらでもあり。
なぜ、本当の理由を会社が教えないのかは。
この本、読んでみてください。
1680円程度の投資、即もと取れます。
特に外資系企業に入って日の浅い人は、是非読んだ方がいいよ。
でも、日本の企業も、多分一緒です。働いたことないけど。







