新小岩・東大島・船堀で「洗ったら思わぬ結果になった」衣類を直す仕事をしています

「色がにじんだ」「合皮が剥げた」「ベルトが無くなった」などのトラブルに、ご依頼主と同じ立場に立って日々の作業にあたっています。 クリーニング業者の方も個人の方もお困りの時は是非お電話を!

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今回もクリーニング屋さんからのご依頼でした。

 

「洗ったら、ブラウスのエリの中に黒い点々と

 

したシミが出来てしまった!という苦情を受けま

 

した。 取れますか?」

 

こちらが、そのご依頼品です。

 

 

エリの白い部分に、よく見ると黒い小さな

 

点状のシミがたくさんついています。

 

 

 

表からシミ抜きしてみましたが、全然取れま

 

せん。 

 

ご依頼主は、「たぶん、エリの中に使われている

 

接着剤が変質して黒くなったんだと思うんですが

 

・・・」

 

では、さっそくエリをほどいて、中を見てみましょう。

 

 

確かに、黒い点々はエリの接着芯の部分に

 

付いています。

 

 

接着芯に使われている接着剤が劣化して

 

黒くなったのでしょうか?

 

とりあえず、エリを全てほどいてしまって、

 

シミ抜きしてみようと思います。 では、その

 

工程は明日からの記事で・・・

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (17)

 

「金林さんは部長は出来ません! 他に

 

○○の仕事をするから、それで了承してくだ

 

さい!」

 

この、初対面の日本人の女性は、金林さんと

 

仲良しなのでしょう。 今日欠席と連絡のあった

 

金林さんから私に伝言するよう頼まれたのだと

 

私は判断しました。 それにしても、私を睨みつけて

 

言うのは筋違いだと思うんだけど・・・私は正式に

 

あみだくじが外れて、

 

「一般の広報部員」

 

なんだから。 でも海野さんに私が引き受ける!と

 

言った以上、私はこの件の責任者です。

 

「あ、はい。そのことでしたら、私が正式に金林

 

さんの代わりに部長になることになりましたので、

 

どうぞご安心ください。」

 

こういうと、さっきまで私を睨みつけていた女性は

 

急に穏やかな顔つきになって、

 

「あぁ、そうでしたか。 わかりました。」

 

と安心したようでした。 お名前を聞くと、

 

「桜畑です。」

 

と名乗った彼女は一番端の席に座りました。

 

    *     *     *    *    *

 

 こんな一場面もありましたが、ほどなく全員集まり、

 

第1回目 広報部会が始まったのです。  司会は

 

海野さんが買って出ました。

 

出席者は私以外全員

 

「女性」。

 

クリーニング業界で長年揉まれてきた私は、

 

「PTAなんて、楽勝楽勝」

 

と思って今回の部会にもやってきましたが、それ

 

が大きな勘違いであることを、この後すぐに思い

 

知らされることになったのです・・・

 

(つづく)

 

 

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では、翌日乾いたところです。

 

 

見たところは大丈夫そうです。

 

 

ではまた最終チェックしながら、アイロン掛けして

 

いきましょう。

 

 

 

 

 

終わりました!

 

 

色移りは無事落ちていました。

 

ちょっと拡大して見てみましょう。

 

 

ただ、ご覧の通り、

 

「脇の下の黄ばみ」

 

は時間の都合上、落とせませんでした。

 

でもこちらはクレームの内容ではないので

 

申し訳ありませんが、これにてお返しする

 

ことにします。

 

 

 

かくして無事ご依頼主に出来上がった旨を

 

ご連絡しました。 なんとか

 

「翌日に間に合わせる」

 

事が出来て、本当に良かった。

 

 

ではまた明日。別のご依頼品でお会いしましょう。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (16)

 

さて、いよいよ

 

「広報部 第1回目部会」

 

の日がやってきました。

 

私は研修会での資料などをたくさん抱えて、

 

PTA会議室に15分ほど前から行って、部員

 

の皆さんが来るのを待っていました。

 

できたら海野さんに30分ぐらい早く来ていた

 

だいて予習をしたかったのですが、それが必要

 

なら海野さんの方から提案されるでしょうし、

 

されないと言うことは、海野さんに不要なご負担

 

を掛けると思い、自分が当日早めに行くことだけ

 

実行したのです。

 

海野さんも早めにきてくれました。 そこで、

 

「あの、ちょっと打ち合わせを・・・」

 

と持ちかけたのですが、すぐに部員さん方も

 

ぞろぞろ来てしまい、結局予習は出来ませんでした。

 

すると、その中の一人が座っている私を立ったまま

 

睨みつけてくるではないですか?!

 

(え・・・  な、何???)

 

初対面の部員さんから、いきなりのこの

 

「ガンつけ攻撃」

 

を喰らって、ビビっている私にその人は・・・

 

(つづく)

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では色移りのシミ抜き開始です。 まずシミ抜き機に

 

セットします。

 

 

そして、薬品を付け、

 

 

温めます。

 

 

ガンで叩き出します。

 

 

 

乾かします。

 

 

お! ほとんど取れました!

 

 

もう一度繰り返しましょう。

 

 

 

 

 

今度は取れたようです。

 

 

このような要領で、どんどん色移りを取って

 

いきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼ全て取れたようなので、ここでよくすすぎます。

 

 

 

で、乾かします。

 

 

完全に乾くまで安心は禁物です。 では

 

明日、乾いたところからご覧に入れますね。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (15)

 

「私の学校では、広報誌を500部発行しています

 

が、印刷代をもっと安くできないか、検討中です。」

 

この意見に司会役のPTA会長さんが、

 

「いま、いくら払ってるんですか?」

 

と聞いたところ、

 

「14万円です。」

 

とその人は答えました。 聞いていると、他にも

 

印刷代について検討している学校はけっこうあって、

 

そこでも12万円。

 

「コストを下げるために白黒で続けてます」

 

という学校もありました。 やはり、広報担当者が

 

2~3年やっている、という学校ほど、こういった

 

ところにまで検討範囲が広がっているようでした。

 

だんだん意見が白熱してきた頃、司会が

 

「さて、そろそろ時間になりますので、この辺で

 

今回の研修会を終了しようと思います。 今日

 

知った知識を今後の広報誌作成の参考にして

 

いただければ幸いです。 私達の区ではまだ

 

ありませんが、あるところでは、PTAの機能を

 

全て

 

「外注」

 

してしまっているところもあるそうです。 今後の

 

PTA活動にいろんな考え方を取り入れて、より

 

よい広報誌を作っていただきたいです。  では

 

今日はお疲れ様でした。」

 

ということで、研修会はようやく終了しました。

 

でも、私にはこの司会さんの言葉がとても印象に

 

残ったのです。

 

「PTA機能の外注化」・・・・

 

  *     *     *

 

「じゃ、今日はどうも」

 

ボーっとしていた私に突然、吉畑さんが話しかけて

 

きたので、私は慌てて、

 

「あ、お疲れ様でした。 お帰りは何で?」

 

と一緒に歩こうとしたところ、

 

「自転車ですから」

 

と言って、吉畑さんは先にスタスタ歩いて行って

 

しまいました。  

 

(別に一緒に帰ろうと思ったわけじゃないのになー

 

・・・俺もバイクだし・・・)

 

ま、それはともかく、私は司会さんのさっきの

 

言葉を頭のなかで思い返しながら、忙しい土曜日

 

の仕事場へ戻ったのでした。

 

(つづく)

 

 

 

 

 

「えー、たくさんのご意見ありがとうございました。

 

 

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今回もクリーニング屋さんからのご依頼でした。

 

「明日までに、このセーターの色移りを落として

 

もらえませんか?!」

 

といつものように

 

「大至急リクエスト」

 

です。 私は正直言って、そう言われると

 

「燃えます(笑)!」

 

「わかりました。 とりあえずテストした結果を今日の

 

夜までにご連絡します!」

 

と言って、電話を切り、ご依頼品が届くのを待ったのです。

 

そして、回ってきたのがこちら。

 

 

グレーのセーターのあちこちに

 

「紫色の移染(=色移り)」

 

が付いています。

 

 

 

 

すぐテストに入りましたら

 

「取れる」

 

という結果が出たので、ご依頼主のクリーニング屋さん

 

 

「今日中に落として、明日の昼にはお渡しできるように

 

します!」

 

とお約束しました。 さて、ここからはまた

 

「時間との戦い」

 

です。 

 

その様子は明日の記事で。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (14)

 

研修会は、意見交換の後、講師の先生の

 

「作った広報誌の添削コーナー」

 

に移りました。 参加学校のそれぞれの広報誌

 

について、

 

「ここは、こうした方がいいね」

 

といったアドバイスをくれるのですが、残念ながら

 

村中の広報誌は題材に上がりませんでした(泣)。

 

そこで、私の印象に残った

 

「良い広報誌を作る上での講師の先生アドバイス」

 

は、

 

○広報誌に載せる写真は本来顔がわからない程度

 

に離れて撮るものだが、できれば顔を撮した上で、

 

撮された生徒と保護者に掲載の許可をもらう。 その

 

方が親しみの持てる広報誌になるし、実際自分の子供

 

を掲載して欲しがる保護者も多い

 

○運動会など動きのある写真は、進行方向を広報誌の

 

内側に向けたほうがいい(逆の写真なら、左右反転させ

 

た方がよい)

 

○広報誌を作成した広報部員の「編集後記」はなるべく

 

掲載した方がいい

 

○1面にはPTA会長と校長先生の挨拶文を載せること

 

が多いが、誌面が足りないなら校長先生の挨拶文は

 

省くべきだ。 PTA会長と違って、校長先生は他の場面

 

でも同様の挨拶文を掲載する場面は多々あるのだから

 

 

(へぇ~、そういうもんなんだ?)

 

私は生まれて初めて接する

 

「広報誌の作成」

 

の現場に居合わせて、いろいろな

 

「気付き」

 

を得られたのでした。

 

そうして、研修会も大詰めになり、全員の質疑応答

 

となりましたが、ここでも事業主の私にとって興味深い

 

お話をたくさん聞くことが出来たのです。

 

(つづく)

 

 

 

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翌日、乾いたところです。

 

 

肝心のエリを見てみると、

 

 

問題なく取れているようです。

 

 

では5枚とも、アイロン掛けしながら、最終チェック

 

していきましょう。

 

 

 

一枚完了!

 

 

 

 

 

こちらも完成!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして5枚とも無事、エリの黄ばみが取れて

 

翌日にご依頼主にお渡しできます。

 

 

なんでも、毎回これでは対応しきれないため、

 

「うちで洗うと、エリが黄色くなるかも知れません。

 

ご了承ください」

 

と次回からは諦めてもらう説明をするとのこと。

 

でも理由がわからないと、クリーニング屋さんも

 

お客様も困りますよね。  私にも、

 

「原因は何だと思いますか?」

 

と聞かれたので、考えうる可能性をいくつもお話

 

ししたところ、結局、クビをかしげて

 

「うーん・・・?」

 

と合点がいかないようでした。 でも実際、クリー

 

ニングのクレームで理由がわからずじまいのものは

 

結構たくさんあるのです。

 

ではまた明日。 別のご依頼品でお会いしましょう。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (13)

 

そして、ついに私の発表の番になってしまい

 

ました。 私の次は吉畑さんです。

 

私は、

 

「えー・・・・・・・」

 

と前置きして、5秒くらい何も話せなかったので、

 

テーブルにいた全員が、

 

「あれ?」

 

とかえって私が注目される結果になってしまいま

 

した(笑)。

 

「あのぉ、私の村中では、広報部は『前記』と『後期』

 

に完全に分かれていまして、私は後期に属していま

 

す。 それで後期の仕事の第1日目として、今日の

 

研修会に参加したので、実は広報のことは全くわから

 

ないのです・・・」

 

聞いている人は、みな

 

「きょとん」

 

としています。 そりゃそうでしょう。 みんな自分が

 

作った広報誌を目の前において、それについて議論

 

しに来ているのですから・・・

 

「ですので、いま目の前にある村中の広報誌は、

 

実は今日初めて見ました。 他の学校さんの広報誌

 

に比べると、・・・うーん、ちょっと地味で内容も少ない

 

かも知れませんね。 今日は、みなさんのお話を聞いて、

 

私の担当する後期の広報誌のレベルを上げる参考に

 

したいと思います・・・」

 

うーん、その場で思いついたことをそのまま話しました

 

が、それなりに

 

「うん。うん。」

 

と聞いてくれる方もいて、ちょっと気持ちが救われました。

 

私の次に話した吉畑さんも、大体同じような意見だった

 

のですが、他の学校の広報の方の話を聞いてわかった

 

のは、普通、広報部は1年通してやるもので、学校に

 

よっては

 

「今年で3年目です」

 

という達人までいました。 

 

「いやいや・・・ こりゃスタートから全然予想と違うなぁ」

 

自助努力の足りない私は、前任者や先輩が、じっくり

 

作成手順や段取りなどを教えてくれるのだと思っていた

 

のですが、世の中そんなに甘くない!

 

自分の甘さを反省した一場面だったのですが、

 

「でも!」

 

この程度の反省では、この後の荒波は全然乗り切れ

 

ないことが、そのうちわかってくるのでした。

 

(つづく)

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では、薬剤を大きな容器に調合して、一気に黄ばみとり

 

シミ抜きしてしまいましょう。

 

 

ここに丸ごと、浸け込みます。

 

 

 

 

 

 

そうして、頃合いを見て引き上げ、よくすすいで

 

干しているところです。

 

 

 

 

納期は明日。 明日乾いたところで落ちていなかった

 

ら、別の手を使わねばなりません。

 

では、その結果は明日をお楽しみに・・・

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (12)

 

「まず、最初に全員テーブルごとに自己紹介と自分が

 

作った広報誌について「反省点」と「よく出来た点」を

 

説明してください。 その後、テーブルのこの位置に

 

座っている人が「司会」。 この位置の人が「書記」。

 

この位置の人が「発表係」ということにします。

 

 

何という大胆な司会進行?! PTA会合司会の年季を

 

感じます。  いや・・・ちょっと待て? 

 

「自分が作った広報誌について反省と良い点」?

 

まだ何も作ってないぞ? だって、広報部に入って、

 

今日が初めての活動なんですから!

 

 

そんな私の大混乱はよそに、どんどん

 

「反省と良い点」

 

についての発表が続けられています。 

 

(あぁ・・・・ もうすぐ俺の番だ!・・・)

 

頭の中は大混乱のまま、とうとう順番は私の

 

ところへやってきたのです・・・

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

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今回はクリーニング屋さんからのご依頼でした。

 

「ワイシャツをいつもクリーニングに出して下さる

 

お客様から、『洗ったら、エリに黄ばみが出来てきた』

 

という苦情を受けたのです」

 

とお持ちになりました。 しかも

 

「明日までに5枚ともお返ししないといけないのです!」

 

とおっしゃいます。 なんでも5枚も被害にあったので、

 

お客様は

 

「他にワイシャツが無いから急いでくれ!」

 

と大変大きな苦情になっているそうです。

 

 

見たところ、普通の

 

「エリの黄ばみ」

 

でしたが、不思議なのは

 

「洗う前は無かった」

 

黄ばみだというのです。

 

しかもそれが

 

「5枚」

 

もお持ちになりました。 全部同じお客様です。

 

 

このエリのところの黄ばみがそうです。

 

 

 

ではちょっと、機械で取れるか試してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお! きれいになるではないですか?!

 

 

今回のシミ抜き、通常の

 

「エリの黄ばみを落とす方法」

 

で難なく取れました。 ますます不思議です。

 

クリーニング屋さんの洗い方で

 

「無かった黄ばみが発生」し、

 

黄ばみを落とす方法で

 

「普通に取れる」

 

のですから。 では、5枚もあるこのワイシャツ、

 

一気にしみ抜きして何とか明日までにご依頼主

 

にお返しせねばなりません。 

 

ではその工程を明日の記事からご紹介いたします。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (11)

 

さて、広報部会に先立って、

 

「広報誌 基礎研修会」

 

に行くことになった私。

 

当日は、もう一人の部長、1年生にお子さんを持つ、

 

吉畑さんも来るそうです。 私はこの日は30分くらい

 

前に会場に到着しました(気合入れすぎ)。

 

会場の場所をチェックし、どうやら早く着席しても

 

しょうがないことがわかったので、文化センターに

 

併設されていた

 

「図書館」

 

で時間を潰すことにしました。 そこに

 

テキトー税理士が会社を潰す

 

という本があり、ちょっと立ち読みしたらとても

 

面白かったので、早速借りて会場で続きを読んで

 

いましたら、しばらくして吉畑さんがやってきました。

 

私は会うのは今回が初めてです。

 

「あ、吉畑さんですか? 池森です。 初めまして」

 

とこれまたオープンに明るく声を掛けた私に吉畑

 

さんは、

 

「どうも・・・」

 

と言葉少なに挨拶しかえしてくれました。 うーん、

 

どうやらPTAの付き合いというのは、あまり

 

「オープン ハート」

 

でやろうとすると、一般的に迷惑なようです(笑)。

 

ま、私はずっと営業だったので、つい、こういう

 

接し方をしてしまいますが、ここでテンションを

 

下げることにしました。

 

「え・・・と。 今日は何をやるんですかねー?

 

私は全然聞いてないんですよ。 これ一枚もらった

 

だけで。」

 

と資料の一枚を吉畑さんに見せると、

 

「ええ・・・。」

 

これまたローテンションの吉畑さんに、ペースを

 

掴み損ねて、

 

(うーん、もっとテンション下げないといかんかったか)

 

と再度反省する池森でした。 そうこうしているうちに、

 

「みなさん、ご着席ください」

 

ようやく研修会が始まったのです。

 

(つづく)

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これまでも、何度も

 

「うっかりネクタイを洗ってしまって、くしゃくしゃ

 

になったものを直す」

 

という記事はご紹介してきましたが、だんだんその

 

ご依頼が増えています。

 

今回は個人のお客様で、宅急便にてご依頼品は届

 

きました。

 

 

中を開けてみると、包装されたネクタイが・・・

 

 

袋から出してみましょう。

 

 

 

 

 

まず、ネクタイの縫製をほどきます。

 

 

そして、アイロンがけしてまた縫い直します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


縫い上がりました。

 

 

縫い直したばかりのネクタイ

 

は、シャキッと感が無いので、最後に仕上げの

 

アイロン掛けをして完成となります。

 

 

出来上がりました!

 

 

水洗いした上に脱水したことで、表面に

 

うっすらシワが残ったり、すれて白っぽく

 

見えたりすることがあります。 このように

 

斜めから見ると、それが目立つのです。

 

 

今回のご依頼品は、その程度が軽かったために

 

あまり目立ちませんでした。 一方、裏返してみると

 

 

裏地の生地は、うっすらシワが残っています。

 

まぁ、着用上は裏側は気にならないので、問題

 

ないでしょう。 

 

すぐご依頼主にご返送したところ、

 

 

 

「池森様

商品を確認しました。

びっくりするほど、再現されていたので驚きました。

今後ともなにかあればよろしくお願いします。」

 

 

 

とわざわざ御礼メールを頂戴しました。 この仕事を

 

していて、一番嬉しい瞬間です。 

 

ではまた明日。 別のご依頼品でお会いしましょう。

 

----------

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (10)

 

次からは、ショートメールの返信が相次ぎました。

 

「出席します」

 

「出れません」

 

結局、5名ほどが欠席で、6名ほどが出席。 ま、

 

これなら十分会議の体裁は整います。 海野さん

 

からは

 

「欠席者に無理強いする必要はありません」

 

と言われていたので、気楽です。 

 

全員に、

 

「ご返信ありがとうございます。 では当日は

 

宜しくお願いいたします」

 

「ご返信ありがとうございます。 またご都合が

 

合う時に是非ご出席ください」

 

とメール返信しました。 かなり手間ではあります

 

が、

 

「仕事」

 

だと思って集中して取り組めば、20分ほどで完了

 

する作業です。 全ては気合です!

 

さて、出欠がきまったところで、私は海野さんに

 

メールしました。

 

「くじ引きで当った金林さんは、絶対、部長は

 

できません!と言っていますが?」

 

すると、海野さんも、困った様子で、

 

「困りましたねぇ。 どうしましょうか・・・」

 

と返信してきたので、私は意を決して、

 

「なら、私が部長やりますよ。」

 

とメールしました。 海野さんは大変喜んでくれ

 

て、

 

「池森さん、ありがとうございます。 お仕事で

 

部長の仕事ができないときは、もう一人の部長の

 

吉畑さんや、部員の方にお願いして、手伝って

 

もらってください」

 

とアドバイスしてくれました。 

 

「なるほど、それなら大したことはないな。」

 

と私は安心したのですが、後日そうは問屋が卸さない

 

ことがわかったのです。

 

 

海野さんは、続いて、

 

「池森さん、広報部の部長さんに出てもらう

 

『広報誌 基礎研修会』

 

というのがあるのですが、行ってもらえませんか?」

 

と相談されました。

 

「あ、わかりました」

 

その日は土曜日で、本来クリーニング屋は大忙し

 

の日なのですが、運良く

 

「12時から15時」

 

という、土曜日でも比較的動ける時間帯です。

 

(よし!部長を引き受けた上は、何でも積極的に

 

参加せねば!)

 

と意気込む池森でした。

 

(つづく)

 

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いつものように生地問屋であちこち探しまわり、

 

ようやく見つけたのがこちらの合皮。

 

 

「黒なんか、すぐ見つかるでしょ?」

 

とお思いの読者の方、とんでもないのです。

 

黒とは言っても、いろんな黒があり、また

 

光沢、柔らかさ、厚み

 

などまで考慮すると、

 

「似たような合皮」

 

を見つけるのは至難の技なのです。

 

でも見つかれば、後はどんどん作業が進みます。

 

まず、このように合皮を切り取って縫製し、合皮

 

テープを作ります。

 

 

出来上がったのはこちら。

 

 

 

 

 

すぐご依頼品をご送付しましたところ、わざわざ

 

御礼のメールを頂戴しました。 なんでも、持ち主

 

はご主人さまとのことで、大変気に入ったいた

 

ジャンバーだったそうです。

 

こういうメールをいただくと、本当にこの仕事のやり

 

甲斐を感じる池森でした。

 

 

ではまた明日。 別のご依頼品でお会いしましょう。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

すみません。 今日はこれからシミ抜き研修会に

 

行って来ますので、本日はお休みします。

 

 

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今回は合成皮革=合皮(ごうひ)のお直し記事です。

 

これまでも何度も、剥離した合皮のお直しは記事で

 

ご紹介してきました。  その結果、ご依頼もずっと

 

増える傾向が続いていますが、その際に問題になる

 

のは

 

「直すのに、そんなに費用がかかるの? だったら、

 

新品が買えるわよ」

 

というご意見です。 たしかにごもっともです。 

 

もっと根本的な問題を考えると、

 

「安く販売するために、メーカーは合皮を使用している」

 

ことが挙げられます。 そう、合皮は衣料品をつくる

 

繊維の中では、大変安価に仕入れることができる

 

素材でもあります。

 

一方、直すためには、相当技術のあるスタッフが

 

一旦、剥がれた合皮をほどいて(これが一番、手間

 

がかかる)、その後、型紙をつくり、同じ寸法に新品

 

の合皮を切り取り、縫い直す、というステップを踏み

 

ます。 おそらく、仕様書通りに作る新品に比べ

 

3倍の手間がかかるでしょう。  使用する合皮が

 

安く入手出来ても、縫い付ける部分の手間が3倍

 

なら、直す費用が高くなるのは当然です。 でも

 

これまでご依頼いただいたものは、全て、

 

「でも、愛着のある服なので、その料金でも構わない

 

ので直して欲しい」

 

というご依頼主の切実な思いが、トーア復元研究所

 

の技術が生きるきっかけとなったのです。

 

今回のご依頼品もそうでした。

 

 

袖に黒の合皮があしらってあります。

 

 

しかも、ちょっと凝っていて、2本の合皮

 

テープを巻いたようなデザインもありました。

 

 

寿命が来ているようで、かなり合皮部分は

 

剥離が進んでいます。

 

 

裏地背中にも合皮が縫い付けてあります

 

が、今回、ご依頼主はこの部分は見えない

 

こともあり、修理対象から外すとのことでした。

 

 

では、また合皮生地の選定から、開始します。

 

ここからは明日の記事でご紹介しますね。

 

-------

 

記事末エッセイ

 

 

男にゃつらいよPTA 

 

第1章 「なんでいきなり広報部長?!」

 

          (9)

 

「もしもし??」

 

私は電話に出てみると、

 

「ワタシハ ブチョウデキマセン!

 

ダイジョウブ デスネ??」

 

それは、聞き覚えのある声でした。

 

そう、以前、広報部の集まりで運悪くくじ引き

 

 

「広報部長」

 

に当選してしまった外国の方の声でした。

 

「あ、あのー、それは私に言われても・・・ 

 

あなたは金林さんですよね?」

 

私の方も事情がわからず、とりあえず、相手の

 

特定をします。

 

「ソウデス! ワタシハ ブチョウ デキマセン!

 

イチオウ キメタケド、セイシキニ アトデ キメル

 

ト イワレマシタ!」

 

(あぁ。 そうなのね。 本部の人も相当困ったわけだ。)

 

つまり、くじびきで決めたはいいけれど、当の本人が

 

断固として、

 

「出来ない!」

 

を貫くので、

 

「とりあえず、決めたけど、正式な広報部長はまた

 

後日決めますから」

 

と言って、お茶を濁したことがわかりました。 本部の

 

人も海千山千ですねぇ・・・

 

で、私はとりあえず、

 

「私はそれについて、ご説明できる立場ではないので、

 

本部の方にその件はお伝えしますね」

 

と言ったところ、

 

「ワタシ シゴトガ イソガシイ! ブカイ ハ

 

ソノヒニ ナラナイト ワカラナイ」

 

とおっしゃいます。

 

「わかりました。 それも伝えます。 じゃ、当日

 

出れるかどうか、お電話ください」

 

と言って、私は電話を切ったのです。

 

「・・・うーん。 これはもしかして、すごい大変な

 

仕事なのではないだろうか・・・・??」

 

ようやく私には事の重大さがわかってきたのです。

 

(つづく)

 

 

 

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