1988年 フランス


ロシニョルは行方不明の友人を探してはるばるインドのボンベイまでやって来ました。

ここで友人は病気を患っていたことを知り、

彼の足跡を追って、マドラスの神智学協会、ゴアの大司教館へ向かいます。

そして、カラングードでロシニョルはあることに気が付きましたが…


イタリアの人気作家、アントニオ・タグッキ原作の映画化です。

外国文学のファンのかたはお読みになったことがあるかも知れませんね。

実際、ネットでこのタイトルを検索したところ、

映画よりも、原作本の情報の方が圧倒的に多かったです。


彼は姿の見えない友人を追ってインドを周ります。

まるでロードムービーのようですが、

行く先々、また、出会う人々によって不思議な体験をするのです。


マドラスからゴアに向かうバス停での休憩中、

ロシニョルは不思議な占い師の女性に自分を占ってもらいます。

この辺りから、「ん?」とある疑いが…


そして、海岸で出会った女の子の言葉で、彼自身が気が付くのです。

ロシニョルはナイチンゲールともいう名前でもある事を。

そして、ナイチンゲールは「夜鳴き鳥」のことです。


原作は未読ですが、まるで本を読んでいるような感覚でした。本

とても幻想的です。

また、寺院を訪ね歩き遺跡に触れ司教の話を聞き、宗教的で哲学的でもありました。


映像の中の主人公と一緒に彼の友人を探している私、

そして最後は、いろんな選択肢から、これかな~と想像する。

でも答えがあるのか無いのかも分からない摩訶不思議な作品でした。


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