• 21 Feb
    • バイオダイナミック農業「超」入門講座 開催します!

        開催まで2週間を切ってしまいました!   こちらのブログで告知するのをすっかり忘れておりました!   バイオダイナミック農業を、シュタイナーの「シュ」の字も知らない人に向けて教えてほしい!という勝手な願いを聞き入れてくれた講師の竹下哲生さんをお招きして、1泊2日の農業講座で、一緒に学んでみませんか?   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ワイン界では「ビオディナミ・ワイン」、オーガニック・コスメなら「ヴェレダ」や「Dr.ハウシュカ」、農産物では「デメター」という言葉が、近年、日本でも馴染み深いものとなってきています。 これら、すべて、ルドルフ・シュタイナー(1861−1925)の提唱したバイオダイナミック農法で栽培された農産 物が深く関係しています。(バイオダイナミック農法は、時にシュタイナー農法とも呼ばれることもあります) バイオダイナミック農法で栽培された農産物を認証する「デメター」と呼ばれる品質認証制度。特に欧米では、デメター認証を受けた農産物は、高い実績が認められ、高品質であると信頼を得ています。また、世界には様々な有機農産物の認証制度がありますが、デメターの認証制度は非常に厳格であるため、最も権威ある農産物認定制度とも言われています。 シュタイナーが亡くなる前年に8回に渡って開かれた農業講座は、「農業講座―農業を豊かにするための精神科学的な基礎」(イザラ書房)というタイトルで翻訳が出版されていますし、他にもバイオダイナミック農法に関 する本は出版されています。 しかし、バイオダイナミック農法自体が非常に難解で、その全貌をなかなか理解することができません。アントロポゾフィー(シュタイナー自身の思想)の基礎知識がないと、バイオダイナミック農法の理解が難しいというのも一因だと思われます。そして何よりも、バイオダイナミック農法を学ぶ機会が今日の日本ではほとんどないという現状が、大きな原因だと思われます。 そこで、この度、オーガニックファーム88では、竹下哲生さんをお呼びして、バイオダイナミック農法の「超」入門講座を開催することになりました...。 今回は実践的な農業アドバイスをいただく、というよりも、バイオダイナミック農法の全貌やその特徴、主に思想的な解説をしていただきます。 2日間で、90分講座を 5回、計画しています。講座は参加者の自己紹介から始めます。参加者の顔ぶれに応じて、臨機応変に話の切り口を変えていく竹下さん独自の講座。ざっくばらんな雰囲気のなか、明快で、楽しいものとなるはずです。宇宙の叡智に触れながら、バイオダイナミック農業をみなさんと共に学んでいきたいと思います。 <このような方にオススメ> ・美味しくて健康的な農作物を栽培したい方 ・バイオダイナミック農法に興味があるけれど、何から学んでいいのかわからない方 ・自然農や有機農業を学んできたが、さらに新たな農法を学んでみたい方 ・エコロジカルで宇宙的な農法に興味がある方 ・現代科学的な肥料について疑問をお持ちの方 ・家庭菜園規模でも、バイオダイナミック農法で取 り入れられることを模索したい方 ・生きている窒素と死んだ窒素など、シュタイナー独自の世界観を通しての農業を学びたい方 <講師> 竹下哲生 1981年香川県に生まれ、2000年渡独。農業学校で牛の世話をしながら、初めてシュタイナーの『農業講座』を知る。2002年キリスト者共同体神学校に入学し、2004年帰国。現在はシュタイナーの思想に関する講座や通訳をしている。 共著『親の仕事、教師の仕事~教育と社会形成~』訳書『アントロポゾフィー協会と精神科学自由大学』『アトピー性皮膚炎の理解とアントロポゾフィー医療入門』(いずれもSAKS-BOOKS)他。 <日程> 2017年3月4日(土) 午後1時 開始 2017年3月5日(日) 正午 終了 <開催場所> 国立信州高遠青少年自然の家(長野県伊那市高遠町藤沢) ホームページ http://takato.niye.go.jp/index.html ※公共交通機関でお越しの方は、JR茅野駅にお越しください。駅からの送迎が必要な方は、申込時にお伝えください。 ※車で来られる方は、多少雪が残っている季節ですので、スタットレスタイヤでお越しください。 <定員> 20名程度 <料金> ■講座料 2日間(90分講座✖️5回) お一人 5,000円  夫婦参加お二人 8,000円 ■宿泊・食事代 宿泊料ひとり800円、シーツ代1組200円  朝食440円、昼食540円、夕食660円(大人一人あたり) ※ログハウスを貸し切る予定です。夜に懇親会あり。 ※お子さん連れの宿泊も可能です(食事料金が少々低めに設定されています)。 ※料金が変更されている場合もございます。自然の家のホームページで、必ず料金をご確認ください。 http://takato.niye.go.jp/02_pdf/01tebiki/tebiki01/H28/H28_tebiki_5-8.pdf <託児> 大人のための講義です。お子さんは託児にお預けください。託児料金は子供の人数や年齢によって変動します。託児をご希望の方は、申込時に、お子さんの年齢や考慮すべきことなどをお伝えください。 <お申し込み方法> (1)お名前 (2)郵便番号・ ご住所 (3)電話番号 (4)メールアドレス (5)年齢(青少年自然の家に伝えなくてはならないので、年齢をおしらせください (6)お子さんをおお連れになる場合は、お子さんのお名前・年齢 (7)宿泊希望かどうか。宿泊希望の場合、食事(初日の晩御飯、二日目の朝食、昼食)を希望されますか。食事を希望される場合は、アレルギーはありますか? (8)自己紹介 以上を明記の上、info☆farm88.jp に申し込んでください。(☆をアットマークに変更してください) <主催> オーガニックファーム88 http://farm88.jp/

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  • 30 Jan
    • 犬も大歓迎・ロッキー山脈

            ロッキー山脈のふもとの街、ボルダ―に滞在しています。   ロッキー山脈はその名の通り、Rocky(岩々しい)ですし、ボルダ―はBoulder(大きな岩)という意味があります。     ボルダ―の街で標高がすでに1600メートル程度なので、山に登るとなると、2000メートル級の山なんてすぐに達成できます。   ロッキー山脈を眺めているだけ…というのは、耐えられず、思わず登りに行きました! (ちゃんと長野から登山用品・登山服を持ってきておけばよかった…)   登山口には、必ず看板が。       トレイルの説明を眺めていると、地図のなかに赤い線が。       これは、危ないところだから、気を付けましょうっていうことかしら?と思っていると、         赤い線は、「犬を放し飼いにしてはなりません」、という意味らしい。 黄色い線は、「リードにつないでおかなければなりません」   他にも緑線や緑&赤線など、事細かに、犬の散歩の規制が表示されていました。   コロラド州では国立公園に指定されていても、犬を連れてきてもOKなんです!もちろん、犬が侵入してもいい区域は制限されていますけれど。     登り始めると、いるわいるわ、ワンちゃんたち。     4匹ぐらい連れて散歩(登山?)している人もいて、人間よりも、犬の数のほうが多いような気がします。       冬だというのに、例年よりも暖かいコロラド。 友だちと私はダウンジャケットを着て登っていましたが、半袖&短パンで登るアメリカ人も多数。もちろん、犬は裸で登っていますけど…。     ちょいと、寒そう?     さてさて、     リードをつけるよう規制されている区域には、このような看板がたくさん表示されていました。 でも、リードをちゃんとつけている人は、半分ぐらいかしら?   コロラド州には「公共の場でもリードなしでもOK」という資格があるそうで、一定のテストに合格した犬は、リードなし散歩が法的にゆるされています。       なぜか横向きにしか画像が貼れないんですけれど、犬のウンコを始末するための袋が設置してあり、その横にはウンコ用ゴミ箱が設置されています。   これは山に限ったことではなく、住宅街の公園でも、設置されていることがよくあります。       また、こんな看板も。 馬も登山OKのようです。     山で出会ったどの犬も、とてもよくしつけられて、犬が怖い私でさえ、安心して登ることができました。   ただ、リードを付けていなかった犬が、山中で迷子になったと、探している飼い主さんもいました。         日本の国立公園は、高山植物や野生動物保護など、諸事情により、ペットは連れ込んではいけないことになっています。   でも、アメリカの国立公園で、ペット連れで登山を楽しんでいる人の姿をみられるのは、なかなかいいものでした。   次回、山に登るときには、登山している馬に遭遇してみたいものです。                          

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  • 25 Jan
    • 家賃を上げられない条例 サンフランシスコ

      友だちが暮らすアパート   アメリカの都会に住んだことがなかったので、レントコントロール(Rent control)という言葉を聞いたのは初めてでした。   サンフランシスコでは、大家さんが大幅に家賃をあげることができないような条例があるそうです。(このレントコントロールは大都市ならではのもので、たとえばニューヨークでも適応されている地域もあるそうです)   通常なら、大家さんは、市場の価格によって、家賃をあげることができるのですが、このレントコントロール対象物件に指定された建物の大家さんは、自由に家賃をあげることができません。(あげることができても、その上げ幅は、かなり制限されているようですが、ほとんど上がるケースはないということです)   思想・主義をもった本屋の聖地みたいなところCITY LIGHT BOOKSELLERS & PUBLISHERS 今回は行きそびれてしまった、残念!ここの建物も趣きがあります。     サンフランシスコの中心部でアパートを借りている私の友人は、「借り続けている間、家賃が上がらないから幸せ」と、話していました。。   つまり、4年前に今のアパートを月に600ドルで借りはじめたのですが、この4年間家賃が上がることがなかったし、これからも上がることがないということです。30年後も600ドルのままだから安心、ということです。   部屋は8畳ぐらい。とても小さなシンクとクローゼットが、もともと備え付けられているだけ。     このような話を聞きました。彼女の知人の話です。   サンフランシスコの中心部でとても広いアパートをずいぶん昔から借りていたそうです(はっきりとした年はわかりませんが)。そして、彼女はアパートで老衰のため亡くなったそうですが、亡くなるその日まで、アパートの家賃は上がることなく、月々たったの200ドルの支払いで住んでいたそうです。もし、市場にあわせた家賃変動があれば、彼女は退職後もサンフランシスコに暮らし続けることができなかったといいます。   彼女が亡くなったので、家主は新たに別のひとに貸すのですが、その時には市場の値段にあわせてアパートを貸すことができるそうです。ですから、今では、200ドルだったアパートも、現在は3000ドルぐらいで誰かが借りているそうです。   古い街並みが魅力的なサンフランシスコ。   このレントコントロールが適応される物件は、1979年より前に建てられた古い建物が対象になるそうです。でも、サンフランシスコの大半の建物が古いものですから、7割以上はレントコントロール対象物件ということです。   それでは、どうして、レントコントロールというものがあるのでしょうか。   それは、家賃の高騰で払えなくなり、家を追い出され、さまよう住民がでないように、家賃の上げ幅を制限し、住民を保護するためにあるのだそうです。   古い建物なので、共同のキッチンがある。各部屋にはキッチン、トイレ、シャワールームはない。小さなシンクがひとつあるだけ。     基本的にレントコントロールがかかっているアパートから、人は引っ越しして出ていくことがあまりないので、レントコントロールのかかっている物件に引っ越しできることはラッキーなことだそうです。   逆に、レントコントロールのかかっていない物件は高騰し、それはそれで問題を生み出している状況もあるそうです。   それでも、レントコントロールという視点と、住民を保護しようとする姿勢から、日本はなにか学べることがあるんじゃないかなって思います。  

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    • トランプ大統領就任式に翻弄される私(3)イケアの賢いキャビネット

          トランプ大統領就任式の翌日、全米各地で行われた抗議デモ。 私はたまたまサンフランシスコの抗議デモに遭遇しました。   What do we want? Justice! When do we want? Now! 「私たちは何が欲しい?正義!いつ欲しい?今!」と、 いたるところで、声があがっていました。   さて、抗議デモでは、多くのひとたちがプラカードを掲げていました。 その内容が興味深かったのでご紹介します。   ホント、警備もハンパなかった     Build bridges not walls! 「壁ではなく、橋をかけよう!」   トランプ大統領の、「メキシコ移民はアメリカに薬物や犯罪を持ち込み、レイプ犯もいる」と言い、メキシコとの国境に壁を作って、不法侵入を防ぐ公約を掲げていることを反対しています。壁ではなく、橋をかけるって、素敵な発想ですよね。   ちなみに、   メキシコに壁を作って、メキシコからアメリカに流入する人を食い止めるなら、今度はカナダがアメリカとの境界線に壁を作るだろう(そうすることで、アメリカからカナダに人が流れ込まない)、というジョークもあります。           Stand with Standing Rock 「スタンディングロックを支持します」   ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン建設ルート付近に住むスタンディングロック・スー族が、静かに抗議を続けています。ネイティブアメリカンにとっての聖地が脅かされているからです。そのスー族の反対運動を支持するというものです。   環境を守るべきだというプラカードも多くみられました。         また、トランプ大統領が公の場で発言した女性を侮辱するような言葉も、たくさんプラカードに書かれていましたが、あまりにもひどいので、あえて、ここではご紹介しません。         I'VE SEEN SMARTER CABINETS AT IKEA 私はイケアで、もっと賢いキャビネットを見つけたわ   キャビネットは、家具のキャビネットの意味と、閣僚の意味もあります。 このプラカードを見た瞬間、友だちと大笑いしました。 このアメリカンジョークをご理解いただけると、嬉しいです。       こちらのプラカードが、一番印象深かったです。   HOPE NOT FEAR 希望をもて 恐れではなく   小学2年生ぐらいの男の子が掲げていました。 このプラカードを見た瞬間に、アメリカが恐怖に包まれているのが、ものすごく伝わってきました。 全米各地で開かれた抗議デモ。恐怖が原動力になっているのかもしれません。 でも、こんな前向きな言葉が見られると、なぜだかほっとしました。        

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    • トランプ大統領就任式に翻弄される私(2)アメリカ人は正義がお好き

      友だちが暮らすアパート   サンフランシスコに滞在するのは、3日間という短い期間でした。でも、運が良いのか悪いのか、たまたまサンフランシスコに移動する日はトランプ大統領就任式の金曜日。そして土・日の週末をダウンタウン・サンフランシスコに暮らす友だちの家で過ごしました。   彼女が暮らすのは、金融街のど真ん中にある古いアパート。ダウンタウンの中心なので、いろんな素敵な店がたくさんありました。   「サンフランシスコ湾が見えるフェリー乗り場に行って、ゆっくりお茶しようね」と、アパートから一歩外にでると、人の群れ…。     このフェリー乗り場でのんびりしたかったんだけど…   どこに行くにも抗議デモの大衆に遭遇。フェリー乗り場が、抗議デモの最終目的地だったので、抗議デモの行進に混じって、歩いていくことに…。   ちなみにこのデモ行進はWomen’s March San Franciscoと呼ばれるものでした。サンフランシスコだけで4万人。となりのバークレーでは6万人が集まったそうです。見渡す限り、通りは抗議する人たちでいっぱいでした。       しかも、大雨が降っていたので、晴れていたら、きっともっと多くの人が集まったんでしょうね。   日本でも、抗議デモに参加したことがない私。しかも、別にトランプ大統領に抗議することもない私。とにかく、初めてで、いろんなことにビックリしました。   今回のデモで面白いなって思ったことは、アメリカ人は、本当にジャスティス(正義)が大好きなんだなっていうこと。     聖職者の姿も多くみられました     でも、ジャスティスって、人によって異なるっていうのが、デモ行進ではっきりと表れていました。   例えば、中絶について。今では、中絶は法律で認められています。ところが、トランプ大統領が中絶を否定的に思っているようなので、「中絶を違法にしよう!」という訴える行進もありました。カトリックのひとたちが中心になっていたようです。その反面「中絶は女性の正義!」と訴える行進もあり。   また、この数年の間、全米では、同性愛者同士の結婚が法的に認める州が増えてきています。そんな中、トランプ大統領が同性愛に否定的なことを発言したそうです。せっかく合法になった同姓愛者の結婚が、再び違法になるかもしれないと危惧し、「同性愛者に結婚の自由を!」と、叫ぶレインボーカラーの人たち。一方で、「同姓愛は罪だ!」と声をあげて訴える人も。   ほかにも、このように対立する意見がデモ行進で見られました。そして、それぞれの意見がJustice正義だ、っていうのです。みんな、それぞれの正義がある。けど、その正義は人によって違うっていうのを見せつけられました。   埠頭で、のんびりしたかったんだけどな~     日本だったら、こういう場合、正義っていう言葉よりも、「権利」って叫ぶんじゃないかなって思いました。アメリカ人って、正義、好きだな~。   そのことをアメリカ人の友だちに話すと「正義が大好きだから戦争を起こしてるのよ」と、皮肉交じりの冗談が返ってきました。      

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  • 24 Jan
    • トランプ大統領就任式に翻弄される私(1)バス乗車拒否

        アッという間に、カリフォルニア州の田舎での滞在も終わりました。次に目指すは、コロラド州。   サンフランシスコ空港から飛行機でコロラド州に向かうので、せっかくなので寄り道をして、サンフランシスコ中心部に暮らす、高校からの友だちマギーに会うことにしました。   偶然にも、バスに乗ってマギーに会いに行く日と、トランプ大統領の就任式の日が重なったのです。(去年の8月には計画を立てていたのに、まさかこんな日と重なるなんて!)   就任式の日は金曜日。サンフランシスコは抗議デモで混雑しているし、バスはデモを避けるように別ルートを通るので、バス会社に電話をして念入りにルートを確認し、移動することにしました。         それまで一緒にいたジェニー(彼女の家にずっと泊めてもらっていました)に、バス停まで送ってもらい、涙・涙のお別れをしました。今度はいつ会えるんだろう…。   少し早くバス停に着いたので、私はバスを待つことに。すると大雨が降り始めました。   バス停にはすでに一人の女性がバスを待っていました。彼女と立ち話をしていると、なにやら、これからサンフランシスコに行って、抗議デモに参加するらしいのです。トランプ大統領の女性差別的な発言が許せないとのことです。   雨に打たれながら待つこと15分。バスがようやく到着。バスが来る頃には雨はあがっていました。   先に待っていた女性がまず乗車。バスは料金先払い制なので、運転手のいるドアから乗車します。そして、私もバスに乗り込もうとした瞬間、バスの運転手にYou’re refusedと言われ、耳を疑いました。「あなたは、拒否されます」って、どういうこと?まさかの乗車拒否。   バスの運転手は、「スーツケースを持つ人は乗れない」と、一言いって、バスの扉を閉め、私を置いて、出発していきました。   バスって、乗車拒否されるんだ…ね。   と、唖然とした私はバス停のベンチに乗ろうと、振り返りました。すると、空には大きな虹が。しかも、二重に虹がかかっていたのです。その虹を見つけた瞬間、きっと乗車拒否されたのは、いいことだったんだろうなって思いました。きっと、いいことが起こる前触れなんじゃないかなって。       乗車拒否された私は、バス停にいたご高齢の女性に話かけ、電話を貸してもらいました。   アメリカに来てから、何度、電話を貸してくださいと頼んで、人のお世話になったことか。電話を貸してもらうことを拒まれたことがありません。いつも笑顔で電話を差し出してくれるので、本当にありがたい。   電話を貸りて、ジェニーに電話。ジェニーも乗車拒否されたことにビックリしていました。きっと、今日は抗議デモでバスに乗る人が多いだろうし、大きな荷物は人に不安をあおるから拒否されたんじゃないって、言われました。私はどうみてもテロリストには見えないけどね。   ほかの公共交通機関を使うのは、抗議デモのために難しいので、結局ジェニーが私を車に乗せて、サンフランシスコに連れ行ってくれることに。       その夜、ジェニーとマギーと私は、ミニ同窓会のような楽しい夜を過ごしたのでした。乗車拒否されて、よかったね、って、笑って話しながら。        

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  • 17 Jan
    • 小さくて強い街を作る方法(5)経済的な発展

       小さくて強い街の作る方法 (1)街が発展するとは(2)ダウンタウン協議会(3)世界的チェーン店の襲来(4)大企業の圧力(5)経済的な発展(6)SHOP LOCAL  (5)経済的な発展 大企業のチェーン店の進出をなんとか避けながらも、細々と街は今日も輝いています。 小さな街にとっての「発展」というのは、「人々を魅了する街になること」とお伝えしましたが、「この街らしさ」、を守ろうとすることで、魅力的な街としてメディアで扱われるようになりました。 その結果、多くの観光客が訪れ、引っ越してくる人が絶えません。 そして、経済的にも、とても豊かな街となりました。 物価はあがり、土地も高くなっています。 小さなアパートでさえも、月に30万も賃貸料がかかったりします。 人にたとえていうならば、「本当の豊かさ」や「自分らしさ」を追い求めて守っていくと、「お金」にも恵まれた。みたいな感じです。  一方で、地元の人たちの戸惑いも感じられます。実際に、経済的な発展はめざましく、もともとこの地域で育った人たちは、土地の値段が急にあがり、税金が高くなり、しかも、物価も上昇しているからです。 それでは次に、このような街の発展に関心を寄せる市民が多い(日本と比べて比較的に多いと思っています)理由をさぐってみました。 次の記事へ (6)SHOP LOCAL  

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    • 小さくて強い街の作る方法(6)SHOP LOCAL

       小さくて強い街の作る方法 (1)街が発展するとは(2)ダウンタウン協議会(3)世界的チェーン店の襲来(4)大企業の圧力(5)経済的な発展(6)SHOP LOCAL (6)SHOP LOCAL  地元でできるだけ買い物をしようという意識は、どのように芽生えていくのかを友人たちに尋ねてみました。 すると、「親がそうだったから」という返答がほとんどでした。「少々値段が張っても、なるべく地元で買い物をしよう」という親の「SHOP LOCAL」という言葉を聞いて育ったそうです。 また、このダウンタウンで買い物をすることが身近だったので、お店の人とも長い関係をもっているので、その人たちとの繋がりも大切にしたいという気持ちもあるそうです。例えば、子どものころから馴染みの店の人と、自分の子どもの成長をともに分かち合える喜びがある、といった関係です。 自分を育ててくれた街が、ぜんぜん違う街に変わってほしくないから、という声もありました。変わらない街は、心の安らぎにつながるからというのです。いわゆる精神安定剤のようなもので、この街を離れることがあっても、リフレッシュして充電するために帰ってきたいと思う人が多いそうです。   また、大企業の安い製品はたいてい遠い国で作られています。その製品のために、どれだけの犠牲がなされて(人的な犠牲、環境への犠牲など)値段が安くなっているのかを考えてみると心が痛むからとも言っています。 また、地域の小さな産業や商いをサポートしているという意識や、地域の伝統的な良さというのを、製品を通して理解できるから、なるべく地域内でショッピングしたいという声も。 お金を払うことは、その企業のやり方を支持するということ。  遠いところで誰がお金を受け取り、どのように使われるの全くかわからないよりも、近くの親しい人の暮らしを支えるために、お金を流していきたい。  利益追求だけを目指している企業に払いたくない。戦争に加担している企業や、環境を破壊しているような企業は支持しないし、お金を払ってその活動を払いたくない。 そのような考え方を、あちらこちらで聞くことができました。  もちろん、小さなダウンタウンだけで必要なものがすべて手に入るわけではありません。何かを購入したい時、ダウンタウンで手に入るかをまず考え、その次に市内の店で買えないか考え、それでもダメだったら、近隣の市内で…、ネットで…、というように、少しずつ距離を広げていく買い物スタイルが定着している人も多くいました。  いまでは、できるだけ買い物をするのではなくて、地元で手に入る材料で欲しいものを作ろう!という動きも盛んになっているそうです。    子どものころからの教育。「お金を大切に使おう」という観点からだけでなく、「誰をサポートしたいのか」という目線でも、お金の使い方を学んできているところ。 また、実際に行動に移して、大きな市民活動につながっているというところ。 このような考え方や市民活動は、アメリカの大きな社会からすれば、本当に小さなものであったり、少数派の考えることかもしれませんが、確実に広がっているようです。 そして、これからの日本社会でも広がっていくのかもしれません。現に、このような動きは日本でも少しずつ広がっていると思います。   以上、5回に渡り「小さくて強い街の作り方」というブログを投稿させていただきます。ここに書いている情報はあくまでも私の周囲にいる人の意見や歴史の視点です。きっと、全く違うように感じている市民も多くいると思いますし、事実はそうじゃなかったよという人もいると思います。 今回は、一つの視点ということで、このような街の作り方をご紹介しました。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  小さくて強い街の作る方法 (1)街が発展するとは(2)ダウンタウン協議会(3)世界的チェーン店の襲来(4)大企業の圧力(5)経済的な発展(6)SHOP LOCAL      

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    • 小さくて強い街を作る方法(4)大企業の圧力

       小さくて強い街の作る方法 (1)街が発展するとは(2)ダウンタウン協議会(3)世界的チェーン店の襲来(4)大企業の圧力(5)経済的な発展(6)SHOP LOCAL  (4)大企業の圧力  隣の市でも、大企業の進出を許可しないよう、法でダウンタウンが守られているそうです。  しかし、進出を拒まれたドラッグストアの大企業が、市を裁判にかけて訴えるということを繰り返してきました。  裁判では、市側が勝利するそうなのですが、それでも大企業は裁判を繰り返します。そのたびごとに、市でも弁護士をたてなくてはならないので、その分、市のお金が使われるのです。  そして、あまりにも裁判を繰り返されるため、これ以上、市民から集めた大切な税金を裁判に使うことができないということで、ダウンタウン進出に許可を出したそうです。  これは最近起こったことなので、ほかの大企業が進出することが今のところないようですが、このことが起爆剤となって、いつ、大企業に歴史的なダウンタウンを乗っ取られそうで心配だという市民の声もあがっているようです。    さて、私の滞在している街について、話を戻します。  数年前に、市内に大型ショッピングモールを作りたいという大企業からの申請を受けたそうです。  市議会では、大型ショップがくることで、ダウンタウンを守れないかもしれないと懸念されたり、この街らしさが失われるのではないかと、慎重に話し合いがなされたそうです。 何度も協議を重ねた結果、そこで出された結論は、大型ショッピングモールを両手を広げて歓迎するわけではないが、隣接する市の大型ショッピングモールに市民が流出して、買い物をすることで、税収が減るのはもっと問題だ、ということだったようです。結局、大型ショッピングモールの進出を許可しました。 しかも、この大型ショッピングモールは、保護されている歴史的なダウンタウンと居住地域のすぐ隣に建てられています。保護地域の中には建設されてはいませんが、ダウンタウンがまたもや衰退するのではないかと、反感をもつ市民もいるようです。   次に、このような運動を続けてきた結果、経済的にどうだったのかをご紹介します。 次の記事へ (5)経済的な発展

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    • 小さくて強い街を作る方法(3)世界的なチェーン店の襲来

       小さくて強い街の作る方法 (1)街が発展するとは(2)ダウンタウン協議会(3)世界的チェーン店の襲来(4)大企業の圧力(5)経済的な発展(6)SHOP LOCAL  (3)世界的なチェーン店の襲来  かた田舎の小さな町ですが、ダウンタウン協議会のおかげで、古い景観が残され、地元ならではの店の姿が残り、「古きよき時代のアメリカ」を思わせるダウンタウンとして人々を魅了しはじめました。そして、観光客や移り住んでくる人たちが増えてきました。  そのような町の魅力に目をつけたのが、ある大企業の喫茶店。ついに、この町に進出してきたのです。市民による大きな反対運動もあったようでしたが、法をくぐり抜けて、古い店舗を改装し、オープンしました。しかも、何年も続いてきた喫茶店のすぐそばに進出。その古くから続く喫茶店のうち2店は、間もなく、長い歴史を閉じることとなりました。   大企業が進出して、地元の老舗が潰される。  そのことを目の当たりにしたダウンタウン協議会は、大企業の進出を今まで以上に拒むために、法の整備を進めているそうです。 今のところ、この街では、大企業の喫茶店が襲来しただけにすんでいます。ファーストフード店も、まだやってきていないそうです。 しかし、隣の市では、大企業が市を訴えるということが起こっています。    次に、大企業がどのように進出しているのか、その一例をご紹介します。(4)大企業の圧力    

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プロフィール

オーガニックファーム88

性別:
男性&女性
お住まいの地域:
長野県
自己紹介:
信州・高遠町で野菜を作っている専業有機農家、オーガニックファーム88です。 世界中から集まるボ...

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