
『ゲット・ラウド』観てきました。
ジミー・ペイジ、ジ・エッジ、ジャック・ホワイトの世代の違う3人のギタリストの
インタビュー、モノローグ、対談形式のドキュメンタリーです。
出演者はほぼギタリスト3人と、そのギターに限られていて
淡々と各ギタリストの今までと現在を映し出す、
それぞれの姿勢が簡潔に伝わってくる素晴らしい作品でした。
音楽の技術に関しては門外漢ですが、聴くのは大好きで
とくにジミー・ペイジとジ・エッジは前から良く聴いておりましたし
楽しみにしていた事もあり、食い入るように鑑賞してきました。
個人的に1番印象的だったのはジミー・ペイジさんのお召し物でしょうか。
ちょうど約1年前、彼のステージ衣装の
展示を拝見したときも感激しましたが、
改めてそのさりげなさに心を打たれました。

ギタリスト3人での対談の時(現在)に
サテン切り替えのラペルの黒のフロックコートに
揃いのベスト、ハイカラーで袖口にフリルの付いた白いブラウスをお召しでしたが、
これを古くさくなく、イヤミなく、仰々しくなく着こなせる人を
ほかにお見受けしたことはあまりありません。
ご自宅やかつてレコーディングをしていた場所などでの撮影時もさりげなく素敵でした。

ドキュメンタリーなので
3人とも普段ライブやメディアに露出する時のスタイルでした。
最後のスタッフロールには、それぞれのギタリストに
ちゃんとスタイリストやメイクスタッフもクレジットされていましたが
多分映画の撮影にあたって、という事で
大まかな事はそれぞれご本人の私物、もしくは
意向に沿ったものだったのではないかと思っています。
それぞれの世代や思想が表れたような装いの違いも興味深かったのですが
ここで全員が揃いの地味なTシャツに安いジーンズで現れても
各々の個性が消える事無く
変らずカッコいいんだろうな...と思えてきました。
それと矛盾するように
ギターを持ち出してのセッションになったとたん
バラバラだったスタイルや見た目の年齢の差異がなくなったような錯覚に陥りました。
自分の表現にギターを選んだもの同士の核の部分を垣間みた気がします。