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タイ:政治の歴史的な転換点を示す、赤シャツ隊の反乱
4月16日15時54分配信 サーチナ


 4月11日パタヤで開かれる予定であったASEAN関連会議が、アビシット首相に反旗を翻す赤シャツ隊によって阻止された。このことの持つ意味を考えたい。

 第一は、経済危機の中、この地域の経済振興策を図る場でもあるこの会議が暴力的に阻止された事態の重大性だ。タイ政府の危機管理能力どころか統治能力を疑うのに十分な事件である。

 第二は、タイのみならずASEAN諸国の経済対策の遅れが、これによって確実になってしまうということだ。その意味からもタイ政府の責任は重い。

 第三は、タイの政治構造が歴史的な転換を遂げようとしているということだ。そしてこのことが、今回の事件でもっとも大きな意味を持っている。

 タイには地方格差、所得格差、身分格差などさまざまな格差を背景に政治的な対立関係が過去からあることは誰でも知っている。それがかつては、内乱寸前の状態を生んだり、また軍事クーデターにつながったりしたことは記憶にある。その際、王様は常に調停者であった。

 今回の赤シャツ隊の反乱はタイの政治状況の歴史的な転換を意味している。タクシンという経済的成功者がシンボルとなり、この王様に挑戦している、と外部的には解釈できる。これは大きな変化である。
 
 長い目で見れば、赤シャツ隊のほうが経済と政治の民主化を進める可能性を持っているが、いずれにしてこの決着が暴力でしかつかないとしたら、タイの経済はしばらく停滞を余儀なくされる恐れがあろう。
(執筆者:井上隆一郎 青森公立大学教授)


全く僕はこの筆者と同意見である。
先日スワンナプーム空港からパタヤまでのタクシーをシェアしたアフリカ勤務の駐在員の日本人から、タクシーの中で今回のUDDの暴動について意見を求められ、僕は次のように答えた。
「僕は今回の赤シャツの行動を肯定はしないが、もし赤と黄色のどちらかをひいきしろと言われたら、迷い無く赤シャツを選びます。なぜなら、彼らの主張のほうがタイの未来にとっては良いからです。」
 
タイ人は全員(少なくとも僕と関係を持つタイ人の全ては)知っているのだ。なにを知っているのかというと赤と黄のどちらが正しいかをだ。その答えは赤シャツだ。簡単に言うと、赤シャツは自分たちの意思で動いているのに対し、黄シャツは雇われなのだと。そして、主張は赤が「国民に主権を与えよ」に対し、黄は「主権は知識人(軍、官)が持つもの」である。

誰がどう考えても分かることだ。なのに多くのタイ人(特にバンコク市民)はなぜ傍観を装うのか?

それは主張したところでどうにもならないからである。もし、他の先進国のように言論の自由を盾に行動に出たりしたら、不敬罪だの何だので牢屋にぶち込まれるのが落ちなのを知っているのだ。

つまり、この国は民主国家では無いのである(当然ながら。。。)。

よって行動に出るには今回のような暴力的行為にならざるを得ないのかも知れない。
一生懸命に訴えてもどうにもならず、結局ストレスが爆発する形になってしまうのだろう。

おわり。

チェンマイにて。

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2009年04月11日

今、僕はチェンマイに居る。

この時期の北部の気候はバンコクよりも暑い。

昨日は昼過ぎにホテルのあるロイクロー通りを出て、旧市街の堀沿いをターペー門へ向かって歩いたのだが、何か何時もと違う様子に気が付いた。一方通行であるKhotchasan Rd.に全く一台のバイクも車も走っていないのだ。??と思いながらもターペー門へ向かうと、なんとそこでは赤シャツ軍団(UDD)がターペー門前と三叉路を封鎖して集会を始めていたのだ。
「BKKと比べると規模は小さいな」などと思いつつも、40℃近い炎天下の中では、「さすがの赤シャツ軍団も夕方になるまでは集まりも悪くなるのか。。。」なんてぶつぶつ言いながらターペー門前のスタバに入りコーヒーを注文した。スタバの店員さん曰く、今日一日中(深夜まで?!)集会が行われるらしい。
しかし、集会はいいけどどうしていちいち道路を封鎖しなくちゃなんないのか。。。迷惑はだめだよ迷惑は。。。

それにしてもガラガラのチェンマイ。。。今回で4度目になるけど、こんなに人気のないチェンマイも始めてである。
昨晩行ったイタ飯屋の主人も「もう商売上がったりだよ。。。日本はどうだい?」と真顔で言っていた。こんなコメントもタイ人だったら笑顔で言うもんだけど、よっぽどシリアスな状況なんだろうな。。。

こんな中、赤シャツ軍団の影響で大事な稼ぎ時のソンクラーン祭りが台無しにならないことを祈るばかりである。

タイ正月休暇は15日迄。12日からはパタヤへ行く予定だ。

おわり。
僕は日常的にタクシーに乗る機会が多い。一日4~5回は利用するかな。そのため、否応にも様々なタクシー運ちゃんと会話を交わさねばならない。

そんな彼らの性格は大枠で2つに分かれる。
1つ目はいちいち苛立つ運転手と、2つ目は何も考えていない運転手である。いずれにしても乗っている僕は少々不愉快になる。礼儀正しく、運転さばきが華麗で、的確なルートをたどる運転手にめぐり合うことなどまれである。そう言えばゴルフ場のキャディーさんにも似たような傾向があったように思ったが。。。

バンコクのタクシー運転手は、恐らく大多数がイサーン地方を中心とした地方からの出稼ぎ労働者である。タクシーを利用する人は経験があるだろうが、よく車内でイサーン音楽を耳にすることが多いのもそれが理由だからだ。運転中おもむろにポケットから携帯を取り出して話をしだすと(それ自体が困る行為だが。。。)ほとんど聞き取れないイサーン語なのである。

最近タクシーに乗って気づいたことだが、運転手がとにかく道を知らないのだ。行き先を告げると、そこを知らないから行き方を言ってくださいね、と言ってくる。
よくよく訊ねて話を聞くと、工場で工員をしていたが解雇されて泣く泣くタクシー運転手にトラバーユしたとのこと。今後益々こんな人達が増えて、バンコク中タクシーだらけになりそうな予感だ。
現在、バンコクのタクシー台数は確実に増えてると思われ、不況でタクシーを利用する客数が減っているにも関わらずタクシーの台数は増えていて、今度はタクシー運転手自体が失業することになりそうである。

出稼ぎタクシー運転手達は、車の持ち主(タクシー会社や、個人経営者)から一日600Bで車を借りていて、昼(6~18)、夜(18~5)の12時間交代で2名の運転手が車一台をシェアーしている。だから、夜5時過ぎになると、「車を返さなきゃなんないから、そっち方面には行けないよ。」という運転手に遭遇することが多々あるのもこのためだ。
だから、彼らは売上が最低でも600バーツ+燃料費がないと赤字になる。概算だが、1,000バーツは最低でも必要だろう。これは簡単ではない。
 
そんな彼らが少々心配ではあるが、そこは豊かな田畑のあるイサーンだから、最終的には稼げなくなれば田舎へ戻って田畑仕事へ戻れるわけだから、そう心配もいらいないか。。。

おわり。ウインク