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2010-03-15 09:26:31

[BL小説]しあわせにできる9と10 谷崎泉

テーマ:「しあわせにできる」
 
2006年作品 「しあわせにできる8 」続編

進行がじれったいので、2冊いっぺんに読みました(^^;
ちっとものんびりできなかったゴールデンウイーク~
3課に問題児の新人登場~
本田、元彼女まゆりに久遠寺とのことバレる などなど

2人がようやく「蜜月」期間だというのに、ゴールデンウイークも結局3課のバカ騒ぎに付き合わされてろくろく2人きりの時間を過ごせなかった本田と久遠寺。
お互い土日も仕事が入ることが多い超多忙な身のうえ、平日はいつも深夜帰りでお互いの顔も見ないで寝ることも少なくない中、それでも2人の関係は着実に深いものになっていた。

3課では、慢性人手不足と訴えてきた効果でちょっと時期外れの新人が来ることになる。
ところが、その新人・東郷はやる気も協調性も全くなく、他課を追い出されてきたという超問題児だった。
おせっかい焼きの3課の面々ですらどうにもできず、しかしやる気はないくせに毎日一応会社には来て、やめる気はなさそう…という東郷の謎の行動に、本田は引っかかりつい世話を焼いてしまう。
一方、久遠寺の留守中、かつての久遠寺の知り合いという「薮内」という男から本田に接触があった。本田からの報告に顔を曇らせる久遠寺の姿に、ただごとではないと感じる本田だが、深く追求できず…
本田はというと、些細なことでぼろが出てしまい、元彼女で今は姉のように慕っているまゆりに、久遠寺との「関係」を気づかれてしまい…


9から10は結構話が連続しているものが多かったので、いっぺんに読みました。
久遠寺と本田の関係そのものは、なかなかゆっくり2人の時間が取れないながらも、ますますお互いに夢中になっていき、2人の絆は一層深くなっています。

ふたりは周囲にはまだまだ秘密ながら、十分「しあわせ」な生活をしているように思えるので、クライマックスも間近かな…という感じ。

なんとなくこの作者さんは、脇の登場人物も皆丁寧に書ききる主義のようなので、この先はけっこう周囲メインの話になっていくのかなぁ…という予想です。9巻の書き下ろしはGW騒動の詳細ですけど、10巻の書き下ろしは43歳独身の森田のお見合い騒動でした。
GW騒動では、本田に片思いしている3課のお嬢様・落合の両親が出てくるものの、落合の両親は気さくでちょっと抜けている各務のほうを気に入っちゃうという話もあったりして、落合と各務もこの先進展しそうです。

久遠寺と本田の2人の関係は本田の義弟・和哉にだけは最初から理解されているものの、今回は本田の元彼女・まゆりにも知れちゃったので、あとは本田のお母さんかなぁという感じ。
久遠寺のほうは、兄弟はみな知っているものの、一番キャラが強そうな両親、それもお父さんだけまだ直接登場していないのが気になるといえば気になるかも…

12巻のラストへ向けてが楽しみになってきました。おまけのスペシャル盤もあるので(13冊目)ラスト2冊はじっくり読むことにします。


エロ系☆3.8(本田が前向きになってからの2人の絡みはかなりラブラブ。で、素直な本田に理性が吹っ飛ぶ久遠寺も実はなかなかカワイイ)

ストーリー☆3.7(どっちかというと今はくっついた本田と久遠寺を取り巻く周囲の人々の話メインという感じ。)

全体☆3.7(なんとなく、最終的に本田周辺の独身の人たちも含めてみんなしあわせになる、という展開かなぁという予想が。)

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