銀河鉄道に乗って

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嵐が去り、雲が流れた後に闇夜の一点だけが神々しいまでに煌々と輝いている。

八月八日。

まさに月と地球と太陽が一直線に重なる夜。

誰も見ていない月は存在しない。

ならばと一心不乱に失くした友たちの笑顔を眩しい月光に尋ねてみる。

痛みや苦しみ、寂しさや悲しみの後の吹く風は、心の汗を拭うように涼しげな夜の果てにへと吹き抜ける。

銀河鉄道の終着駅は永遠という名。

幸いは流した涙の先に憩う。

自分を捨て、自分以外を愛せた時にはじめて、空に浮かぶ線路は果てしなく伸び続けるのだろう。

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忘れはしない。

でも立ち止まりもしまい。

次の停車駅で君を拾い、一緒に生きていく。

教えてくれた生き様を道連れに。

長かった56年。

されどたったの80年。

所詮はこの命がどう捉えるかだけだ。

長くても短くとも、どう生きたかが肝心要。

そして誰も見ていない人生など存在しない。

君も僕も泡沫の夢を見てきたに過ぎない。

そしてようやく目が覚めた。

浅い夢のプロローグを今書き終えて、覚醒へと誘う旅路。