学校には生徒が必要なんだよ
僕の高校の授業時間は50分。「今日は、1時間目、3時間目、5,6時間目が授業だから、〇〇を2時間目の間に終わらせなければ」という風に、普段は「50分」という枠に縛られて仕事をしています。「4時間目に授業が入らないから、4時間目と昼休みの間に▽▽を終わらせよう」と思っていても、電話がかかってきたり、仕事の相談を受けたり、体調崩した生徒が来たりして、予定通りに進まないこともしばしば。だから「自分のペースで2時間とか3時間とか、連続して作業したい!」という気持ちになります。願いは叶う、というわけではないのですが、新型コロナウイルスで臨時休業になり、学校には生徒がいない。だから、連続して作業をするチャンスが到来!「よーし。抱えている報告書3本、計画書2本をちゃっちゃとやっつけるのは今だ!」と思ったけれど、生徒がいないと作業効率が上がらない。職員室のPCに向かいながら、「生徒がいない学校は無観客試合の球場みたいだなあ」「テンションが上がらないなあ」と考えている僕に、「学校には生徒が必要なんだよ」ともう一人の僕がつぶやくのでした。