「唇に傷のある子どもの絵」というと、あ、あれだ!と気がつく人がいるかもしれない。
そう、それは中澤英明の「子供の顔-地蔵」というタイトルがついた絵。
先日観た愛知県美術館の「魔術/美術」展に展示されていた作品だ。
彼の「子供の顔」というシリーズの作品はあと5点あった。
中澤英明というアーティストの作品は初めて観た。
子供を描いた作品は奈良美智が有名だが、中澤英明の、真っ正面を見た子供たちの作品にとても惹かれた。
彼の子供を描いた作品は、〈髪の毛〉と〈目〉と〈口〉に特徴がある。
その中の「地蔵」というタイトルが付けられた絵の子供の唇は、先天性の傷がある。
彼はなぜこの子供を描いたのだろうか、そんなことを考えて観ていた。
印象深くて、この絵はずっと忘れないだろうと思う。
「魔術/美術」展は、愛知県美術館と三重県立美術館と岐阜県美術館の3館合同で企画した展覧会だ。
所蔵作品をあるテーマ(今回は魔術)に沿って、ピックアップして展示している。
美術館をはしごするわたしは、常設展をパスすることが多い。(東京都現代美術館の常設展は必ずいく)
戦前の日本のアートが苦手というのもある。
この「魔術/美術」展は、もちろん知っているアーティストの作品もあったが、初めて名前を聞くアーティストも多かった。
販売されていたセンスのよい図録を読むと、展覧会のコンセプトはそう簡単なものではないと知ったが、難しいことは抜きにしても十分に楽しめる展覧会だった。
テーマ:ブログ


