753720さんのブログ

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ついに残りは、私一人になった、それはたった一つの生物の壁を壊した者の誕生を表現し、結果的にそれだけしかなかったのだから、最後まで残った私はついているのかどうかなんて知らない。

ただ、男は言う、これは神の誕生なんかじゃないのだと、これは理想の結果なのだと・・・

実はもう、そんなこと、どうでも良くて、自分の中で私を苦しめるのは、犠牲となった同類の女の子達の顔だった。

何で私だけが生き残ったのだろう、あの子達を苦しめてまで手にいれた物なんて無かったのに、そんな疑問からの憎しみは、原因である男と組織には向けられていなくて、自分を苦しめるだけの存在として私の中にあるのだ。


「もう終わりよね、どうすればいいの?」

男は私を見ずに、ずっと資料にみえるモノを眺めている。

完成した理想が目の前にあるのに、男は他のことを見つめているようだった。

「何が起きてもおどろかないわ、早くしてよ」

まだ、男は聞いていない、そんな態度が気に喰わなかった、ここまで我慢したのに何だそれは・・・

「ねえってば!」

「? ああ、次ですか?」

やっと返事を返した男は、何か考えているように黙り込み、内容を説明し始めた。

「どうですか? 簡単でしょう」

「そうね、いつもよりはマシな内容ね」

そう言って私は、行動に移す。



「最後まで気づかなかったようですね、まあ彼女にはお似合いのエンドレスでしょう、さてゴミは消えたようですし、次のステップに移りますか、ハハッ本当に欠陥品は扱いやすくて助かります」

こんな風に男は、ただ一人語とをしているだけだった。






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男は一言だけ、成功したとつぶやいた。

でも、それは当然じゃなければならない、わけの分からない実験に巻き込まれ、沢山の女の子がバラバラに、死んでいったのだから・・・

最初は、一人も犠牲となっていない状態、つまり手を出されていない状況のときに、初めの人数の半分の女の子達が犠牲になるなんて想像出来るわけがない、血まみれのアリサを目の前にした時、この論理実験の歪みに気づいたのだ。

でも、それはもう遅くて、私と同じように気づいた子達も、手遅れという現実に絶望していた。


それからの実験は、地獄だった。

アリサの心臓を切り開いた時のことは、もう自分の中ではそこまで大したことではなくなっていた、それ程までに今までの実験は、完璧に仕上がった地獄だったのだから。

男は言った、成功したと・・・ 確かに私自身と残された者を見ればそう思うだろう。

人を追求する実験の最終的な現実は、人としてのシステムを壊すことを意味していたのだから、残され、成功とされた私達は、人間として終わった、そして今になって思う、私はどうしてこんなモノに手を出したのだろう。


「あなたと私だけになちゃったね」

「・・・」

「始まった時は、にぎやかだったのになー」

「ねえ・・・」

「ん?」

「なまえ・・・ 覚えてる?」

「いいや、ぜんぜん」

「実は・・・わたしも」


「ぶっちゃけ、名前が必要なのは人間だけだよ」



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「人数は最初の半分になりました、つまり、あなた方のパートナーは、すでにいないということです」

「初めに説明した通り、この論理計画は二人セットの片方を欠けさせることにより、進化の課程に結びつけることにあります」


「では、死んだパートナーの遺体に、説明した通りの作業を行ってください」

「解体の方はこちらで済ませてありますので、心臓部のコアの摘出を各自済ませてください」

「また、道具類の使用も許可していますので、必要となれば、ご自由にお使いください」

「『コア』の詳細については、摘出作業の終了しだい説明しますので、どうぞ気楽に作業を開始してください」




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