ついに残りは、私一人になった、それはたった一つの生物の壁を壊した者の誕生を表現し、結果的にそれだけしかなかったのだから、最後まで残った私はついているのかどうかなんて知らない。
ただ、男は言う、これは神の誕生なんかじゃないのだと、これは理想の結果なのだと・・・
実はもう、そんなこと、どうでも良くて、自分の中で私を苦しめるのは、犠牲となった同類の女の子達の顔だった。
何で私だけが生き残ったのだろう、あの子達を苦しめてまで手にいれた物なんて無かったのに、そんな疑問からの憎しみは、原因である男と組織には向けられていなくて、自分を苦しめるだけの存在として私の中にあるのだ。
「もう終わりよね、どうすればいいの?」
男は私を見ずに、ずっと資料にみえるモノを眺めている。
完成した理想が目の前にあるのに、男は他のことを見つめているようだった。
「何が起きてもおどろかないわ、早くしてよ」
まだ、男は聞いていない、そんな態度が気に喰わなかった、ここまで我慢したのに何だそれは・・・
「ねえってば!」
「? ああ、次ですか?」
やっと返事を返した男は、何か考えているように黙り込み、内容を説明し始めた。
「どうですか? 簡単でしょう」
「そうね、いつもよりはマシな内容ね」
そう言って私は、行動に移す。
「最後まで気づかなかったようですね、まあ彼女にはお似合いのエンドレスでしょう、さてゴミは消えたようですし、次のステップに移りますか、ハハッ本当に欠陥品は扱いやすくて助かります」
こんな風に男は、ただ一人語とをしているだけだった。


