ストーンズ | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。

 こんにちは。まだリハビリ中のJohnです。今日も事実に基づくフィクションをお送りします。お楽しみください。




ストーンズ



 1961年リバプールで最も若者に読まれている雑誌、マージービート誌の人気投票で、ビートルズが第一位になった。彼らが次に目指すのはイギリス全土の制覇だった。そのためにブライアン・エプスタインもマネージャーに雇った。


 196211日、ビートルズはそのブライアンの手配した英国デッカ・レーベルのオーディションのため、ロンドンの地に立った。デッカのプロデューサー、 ディック・ロウは大切ななクライアントであるリバプール一のレコード店の店主、ブライアンのため、助手のマイク・スミスをリバプールに派遣する。マイク・スミスはビートルズに好印象を持つがディック・ロウはビートルズを落とす。この後ロウはビートルズを逃した男として有名になる。



 1963年ビートルズは「She Loves You」で快進撃を続けていた。ロンドンへ居を移した彼らはロンドンの街を満喫する。彼ら乘愉しみの一つ、マーキー・クラブでロックンロールやRBを聴きに行き、そこに出演していたバンドと親しくなった。そのバンドをレコード会社に売り込むのだが、何と彼らを落としたディック・ロウに紹介しているのだ。



 さらに無事にレコード会社も決まり、レコーディングに及んでそのバンドがオリジナルを作れずにいると聞いたビートルズは彼らのオリジナル、「I Wanna Be Your Man」をプレゼントしているのだ。そのバンドこそ、今を時めくローリング・ストーンズだ。キース・リチャードなどは実際、この曲のレコーディングにおいて、ビートルズの気に入るように録れるかどうか本当に心配していたようようです。何とも可愛らしい話ですね。



 ビートルズとストーンズは、当初よりこうした協力体制ができていて、例えばレコードの発売日も連絡し合っていて、重ならないようにしていたとのことだ。表面上は対立して居るように見せて実は仲が良いという例は山ほどある。この二つの人気バンドも実は大変仲が良かったのだ。例えばビートルズ「A Day In The Life」や「All You Need Is Love」などのレコーディングにはミックもキースも呼ばれているのだ。また幾つかのストーンズの曲のレコーディングにジョンとポールも参加している。という訳でジャガー=リチャード、つまりミック・ジャガーとキース・

リチャードという」コンビのお手本はレノン=マッカートニーだったという訳だ。




 と、仲の良い二つのバンドだが、ライバル心は人一倍あったようだ。例えばビートルズがストーンズにあげた「I Wanna Be Your Man」だが、ビートルズ側でも録音しているがわざわざジョンとポールではなくリンゴに歌わせているのだ。まるでストーンズにやった曲など、ビートルズではジョンやポールは歌わないと言っているようだ。この後、ストーンズは返礼として「Flight 505」という曲をビートルズに贈りますが、初期ならいざ知らず中期以降他人の曲を演奏する習慣のあまりないビートルズは残念ながら録音していない。またストーズ側も相当にビートルズの動きを注視していた様子で、ビートルズがアルバム「SGT. Peppers Lonely Hearts Club Band」を発表するとストーンズは「Thire Satanidcn Majesties Request」をリリース、またビートルズが「All YouNeed Is Love」を出せばストーンズは「We Lov You」を出すという次第だ。