John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。


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幻のアルバム『ホット・アズ・サン』のお話の続きです。

昨日の話は1969年が舞台でしたが、時代は下って1985年のこと。ポールがリンゴと組んで一本の映画を製作しました。「ヤァ!ブロード・ストリート(原題/Give My Regards to Broad Street)」です。この映画の中でポールは、ビートルズ中期の『リヴォルヴァー』の収録曲を中心に、6曲のビートルズ・ナンバーを再録しています。しかもプロデューサーにジョージ・マーティン、ドラムスにリンゴ・スターを迎えてのレコーディングでした。この時期、ビートルズ・ファンに大きな話題を提供したものでした。
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ところで皆さんは、この映画のストーリーを覚えていらっしゃいますか。大まかに言うと、次の通りです。
「ポール・マッカートニーは、自身の新作アルバムの宣伝会議に出席するため、会社に向っていたが、その車内電話にマネージャーのスティーヴから緊急連絡が入る。彼の新作アルバムのマスター・テープが盗まれたというのだ。盗んだのはポールのアシスタント、ハリー。警察は、保険金目当てか、海賊盤業者に転売しようとしているのだろうと言っているという。ポールは、ハリーを探し始めるが・・・。」
どこかで聞いたような話ではありませんか。そう、『ホット・アズ・サン』のストーリーに酷似しているのです。これが、ポールの全くの創作なのか、あるいは何か参考となる事件があったのか、それに関するポールからのコメントは無かったのですが、気になる話ではあります。

ビートルズの音源を違法にプレスして売り捌く、いわゆる海賊盤(ブートレッグ)と呼ばれるレコードが、日本でも見かけられる様になってきたのは1970年代初めからでした。それ以前の1960年代のアメリカでは、オフィシャル音源をコピーし、装丁までそっくりに作ったカウンターフィットと呼ばれる海賊盤が出回っていました。しかし70年代に入ると、小型・軽量化、高音質化が進む録音機器の進歩に歩調を合わせる様に、ライヴの隠し録り音源など多種多様なブートレッグが登場し始めます。
海賊盤業者が当初音源としたのは、テレビでオンエアされたビートルズのライヴなどを、一般人が家庭用の録音機器を使ってプライベート録音したものがほとんどでした。その後、サンプル盤として流出した『ゲット・バック』関連の音源が数多くリリースされ、現在でもCDやDVDというメディアに姿を変えて膨大な、しかも種々雑多な音源や画像が、非合法にマーケットに送り出され続けています。

その中でも、オフィシャルにレコーディングされながら、リリースされなかった高音質の音源など、一般には入手しようがない音源が含まれていたのも事実です。実際にマスター・テープを盗むということは、各レコード会社の厳重なセキュリティの問題から判断すると困難だと思われますが、レード会社内部の者、あるいはそれに近い者、さらにミュージシャンに近い者から入手した音源コピーが海賊盤のソースとなった例が多いのです。
そう考えると、ポールの「ヤァ!ブロード・ストリート」も、何かのヒントとなる事件が元になっているのでは、と勘繰りたくなるというものでしょう。

そしてさらに年月を経た2003年のこと、この件に関わってきそうな事件が、世界各国の新聞に掲載されました。

この続きはまた後日に。

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