"Quizzes-2"の公式サイトが完成いたしました!こちら となります。

 それに伴い、エントリーの受付を開始しました。

 また、兼任スタッフ・問題提供者についても受け付けておりますので、よろしくご検討ください。

AD

 今回の「73タロー」に対するご感想・ご意見を募集いたします。


 今回は、楽しんでいただけた点も多々あった一方で、「時間配分」「マッチメイクの量(一対戦あたり/対戦数)」「得点集計」「問題のばらつき」等について、課題をいくつか残しました。


 これらの課題を修正し、「複数会場制、シンプルな形式によるクイズイベント」第二弾を、必ず2006年中に実施いたします。

 第二弾実施に向け、皆様のご意見をもとにつくりあげていきたいと考えておりますので、皆様のご意見、ご感想をいただければ幸いです。

 お忙しい中恐縮ですが、ぜひよろしくお願いします。


---------------------------------------------


 ご意見・ご感想については、下記の手段のいずれかでいただければ幸いです。


 (1) この記事への「コメント」「トラックバック」

  「オープンに書き込んでもいい」とご判断されたご意見・ご感想については、この記事にコメント・トラックバックをお願い致します。


 (2) 橙武者宛メール

 「オープンにするよりも、クローズドで直接橙武者に伝えたい」とご判断されたご意見・ご感想については、橙武者あてメールをいただければ幸いです。必ずご返答いたします。

 メールアドレスはこちら になります。


 (3) メールフォーム

 「意見や感想は伝えたいけど、オープンで書くつもりもないし、できれば名前を明かしたくない」とご判断された方は、こちらのメールフォーム にいただければと存じます。

 名前・メールアドレスは記入いただかなくても結構です。

 (記入いただいた場合には、メール同様、必ずご返答いたします)


---------------------------------------------


 また、「73タロー」について記事を書いていただいた方に、こちらより無断ではございますが、リンクをお貼りしました。

 リンクを外してほしい方につきましては、お手数ですがご一報ください。

 なお、トラックバックいただいたものは除外しております。


 【"ご意見"中心】

 ・davideの日記

 ・mein Tagebuch

 ・KingTower日記~平々凡々~


 【"ご感想""参戦記"中心】

 ・オレ天日記  その2

 ・GO FOR IT ☆★

 ・元管理人のココロノ叫び

 ・ポリフォンの日常殴り書きBlog

 ・rick's zero gravity space

 ・ルックスの「クイズだけじゃないよ。」日記

 ・でぃーどばにじゃの心のスキマ


 【両方】

 ・QQRIのおでかけ修業ハウス

AD

 (あ) ノルマを「7○」から「3○」「5○」に減らす。(←a)
 (い) 参加人数はそのままキープとするが、勝ち抜け人数を「2人」から「5人」に増やす。(←a、d)
 (う) 実績別部屋分けの割合を増やす。(←b)
 (え) 問題数の限定を設けない。(←c)


 となると、こんな感じの形式となります。


 ・各ピリオドのルールは、基本的には「3○2×、10→5人抜け、問題限定なし」という短期戦ルールとする。
 ・第一部=2ピリオド、第二部=2ピリオド。ここまで終わったところで部屋替えを実施。
 ・第三部=3ピリオド。ただし、経験の浅い方の部屋は、誤答罰則を「2休」とする。
 ・第三部のみの成績により、部屋内で成績が良かった人は上位部屋に昇格(部屋トップの人は二段階昇格)。もちろん降格もあり。
 ・第四部のみ、「5○3×、10→2人抜け、問題限定なし」という中期戦ルールで2ピリオド。近い実力の人とじっくり楽しんでいただく。
 ・今回同様、1位部屋のトップ6+2位部屋のトップの計7人により、グランドチャンピオン大会を実施。


 もちろんこれが完璧なルールではないですが、今回の問題点の大部分は解決できているかと思います。
 6人抜けにして「326オープン」にする、などの案もありましたが、さすがにその気にはなれませんでした。
 326の今更感は凄まじいものがあるし、だからといって623オープン(DVD化された時には「36オープン」に改名←漫画だけでアニメは一度も見たことがないですが)にすればいいというものでもないし……。

AD

(a) ×× ノルマである「7○」が多すぎた。またそれにより、勝ち抜け人数も少なかった。(←4、6、7)
(b) ×× 実績別部屋分け後(第3部)のピリオド数が少なかった。(←7)
(c) ×× 1セットあたりの問題限定数が少なかった。(←5、6)
(d) ×× 1セットあたりの参加人数(9~10人)が多すぎた。(←6、7)

 *優先順位が高いと思われる順。「?」は要因とはあまり考えられないもの。括弧内の数字は「1.レビュー」に対応。
 
 企画については、当日のトラブルというより、そもそももともと「ノルマ」「問題数」「参加人数」「勝ち抜け人数」「終了時に入るポイント」などの要素間のバランスが悪かった感があります。

 なので、どれが大きな要因というよりは、全てが絡まって今回の課題を起こしていたように思えます。


 (a)「7○」がすぎたことは、「勝ち抜けまでのハードルが高く、しかもそれほど多くの人を勝ち抜けさせることができない→カタルシスに欠ける」「強い人がいつまでも席についている→初心者の方が押す機会が減る」ことの原因となりました。
 そもそもが「73タロー」をやろうと思ったのは「名前を思いついてしまった→名前からしても、7○3×は動かしづらい」のではありますが、それでも「7○」を保持しながらよりよいバランスをとる方法はありました(詳しくは後述)。
 ただ、根本的な問題として、この「7○」のところを減らすことがいろいろな問題の解決策として有効なのは確かです(次回を「73タロー2」にしなかったのはここが大きな理由です)。


 (b)実績別部屋分けのピリオド数ですが、当初予定では「ランダム:実績別=5:5」と考えていましたが、当日は時間が押したこともあり「5:2」となりました。となると、「自分と近い実力の人との勝負が減る→強い人は押せるけど、経験の浅い人はなかなか押せない」ということに直結しました。
 オペレーションやマッチメイクの時間配分のミスがあり当日減ったことも確かですが、そもそもの当初予定からして、実績別部屋分けの割合が少なかったのかもしれません。4:6、もしくは3:7あたりが適切なのかも。とはいえランダム部分が少なすぎると、部屋分けの基準になりにくくなるので難しいところですが。


 (c)問題数の限定は、さまざまなトラブルにつながっていきました。極力問題限定を設けずに最後までやった方が、勝ち抜けもきっちり出るのでカタルシスがあるし、ポイントもわかりやすくなります。もちろん「時間」と「問題数」を確保する必要があり、その点では今回は「もともと詰め込みすぎのスケジューリングだった」「1セット1人担当制をとったことで、問題数を柔軟に対応できなかった」という点がさらに奥の要因としてあったかと思います。


 (d)参加人数

 そもそも7○3×って、4~5人→2人抜け、というフォーマットが多いんですよね。往年のクイズ番組「史上最強のクイズ王決定戦」にしても、その影響を受けている「Quiz Road Cup」「勝抜杯」にしても。今回の10人→2人というのは、それらと比べると非常に厳しいルールでした。

 セットの参加人数を減らすとすると、「一部屋あたりの参加人数を減らす」「セット分けを、ABの2セット制から、A~Dの4セット制にする」あたりが対応策として考えられますが。ただし、前者だとこれ以上部屋数を増やすか(←かなり難しい)、参加人数を制限せざるを得ない。後者だと「2セット中1セット参加」なのが「4セット中1セット参加」となり、参加機会としては半減してしまう……といった問題があり、どちらもとりたくないところです。となると、7○3×という形式自体を見直した方がいいかも、という結論になってくる。


 7○3×という形式そのものに(上記番組・イベントへの憧れから)こだわりを持っている人が多ければ、なんとか7○3×を堅持しながら問題限定数・参加人数・部屋数を調整していくのが得策なのですが、どうも7○3×自体にこだわりを持っている方はあまり多くないです(僕と近い年代=30代前後の方は、割といるようですが)。
 7○3×という形式、そういう意味では使い所を選ぶ形式です。UNOくんが指摘した とおり、押せるのは強い人のみ=実力層が幅広いところでは向かないし、(d)で挙げたように多人数でも合わない。「限られた人数の勝負を見せる」という意味では、かなり向いている形式ではあるのですが……。

(1) ◎ 「シンプルな形式を何度も行い、その合計点を競う」点については、かなりの評価を得た。
(2) ◎ 参加機会(クイズを実際に"やる"機会)は、全参加者に多数、かつ一定量、提供することができた。
(3) △ 7○3×という形式については、「この形式自体が好き」「クイズ番組などで憧れだった」という声が少数ながらあった。が、大半の方は特に7○3×自体にはこだわりがなかった。
(4) ×× 上位2位までしかポイントが入らず、ポイントを得る人が限られた。
(5) ×× 正解数・誤答数が明確なのに対し、ポイントはややわかりにくいとの声が多かった。
(6) ×× 勝ち抜ける人が少なく、カタルシスに欠けた。
(7) ××× 強い人がたくさん押せる一方、経験の浅い人が押せない状況が目立ち、解答機会については著しく不均等であった。


*「◎」「○」は「達成できた点」、「×」~「×××」は「発生してしまったトラブル」です。

 (あ) 幅広い層に受け容れられやすいスタンダードな問題を中心に構成する。(←a、d)
 (い) 個性的な問題については、通常セットとは別枠で提示する場を設け、「幅広い傾向の問題を出す」ことを実現する。(←b、c)
 (う) 1セット1人担当制を廃止し、質のばらつきを抑えるとともに、名前を出さなくても出題できるようにすることで応募問題量を増加させる(←b)
 (え) 問題に関してのガイドラインを設定する。(←c)
 (お) 問題募集・〆切・スタッフへの問題配布の時期を早める。(←e、f)
 (か) 問題の応募量を増やすために、問題の応募を待つだけでなく、こちらからも積極的に働きかける。(←g)


 まず(あ)スタンダードな問題について。
 どこまでが「幅広い層に受け容れられやすいスタンダードな問題」か、というのは凄く微妙な問題です。
 が、こと今回の「73タロー」の状況を見る限り、「テレビ番組に出るレベル」をベースにして、少し振りをつけたり、ジャンル・傾向をもう一歩進めたり、難度を少し上げたり……という形になろうかと思います。どこまでが「少し」「もう一歩」なのか非常に悩ましいのですが……。

 また、今回あった「出題者の個性・仕掛け」「ジャンル」についてですが、「特定の人に有利になりすぎない」というのが判断基準かと思います。たとえば樺沢さんの「答え=数字」は有利・不利はあまり生じないので(理系だから解ける、という問題ではないですし)許容範囲内ですが、ロン!オブくんの「答え=アニメ」はアニメ好きのみ非常に有利となるので、それ以外の方を考えると避けた方が賢明……というように。


 ただし、スタンダードな問題を望む(=個性の強い問題を望まない)方々がいる一方で、「いろいろな問題に触れられる」ことを良しとする「多様性志向」の方もいらっしゃいます。
 また、「シンプルな問題でナンバーワンを決める」という狙いがある一方で、「いろいろなクイズに触れてほしい」という想いがあるのもまた事実。
 となると、「スタンダードな問題」と、「個性の強い問題」をどううまく組み合わせていくか……というのが考えどころです。
 そこで出てくるのが、(い)の別枠提示の場、ということです。


 そもそも、個性の強い問題がなぜ敬遠されるか。あくまで仮説ですが、こんな3点が挙げられるのではないか、と思います。
  ・スタンダードな問題がやりたいのに、そのような問題が少ない。
  ・ポイントを集計している以上、クイズ以外の要素が極端に反映されるのは不公平だ。
  ・興味が薄い傾向の問題とは、あまり長い時間付き合いたくない。

 となると、逆に「スタンダードな問題を、別途一定量以上出題し」「ポイントには加味せず、エキシビジョンとして」「短時間で行う」ことができれば、より幅広い傾向を実施することが可能ではないだろうか。
 ……という観点から考え出したのが、「10Minutes Challenge!」です。


 ・今回の「マッチメイク選手権」の代わりに、得点集計中の空き時間に実施する。
  あくまでメインは「通常セット」であり、この10Minutes Challenge!は「余興企画」として実施する。
 ・「参加者全員の許容範囲内とは限らない、もしくは説明・工夫が必要」「新機軸であり、現時点では全員にはまだ面白さが伝えられていない」傾向の問題を出題する。
 ・通常ラウンドとは別枠のエキシビジョンとし、通算ポイント・正解数には加算しない。
 ・その傾向の面白さを伝えるための「プレゼンテーション」として、「知らない人に面白さを伝える」べく工夫する。
 ・1形式10分に限定することで、より様々な傾向の問題を出す一方で、その傾向が合わない人にとっての不満を緩和する。
 ・今回の「難問長文」「SAKUGE」のように、企画終了前後にペーパーを配布するのも可。


 たとえば、
 ・「超音速」(「何年寝太郎?」「何原清隆?」など)
 ・「チャットクイズoff-line」(問題をあらかじめ3ブロックにプリントアウトし、1ブロックずつ見せていく)
 ・「何か狙いのある問題(今回の「答えがアニメ」など)」
 ・「答えが単語ではない問題(理由を聞く、実際にやってみようクイズなど)」
 ・「超難問」(ただし事前に正解を発表しておき、予習を可にする)
 ……などは、それぞれの傾向の愛好者がいる一方、現時点では全参加者にとって必ずしもポピュラーではありません(実はチャットクイズは、オフラインクイズよりも人数的には遥かにポピュラーなのかもしれませんが……)。となると、通常のセットではなかなか出題しにくい。しかし、この「10Minutes Challenge!」という形で実施することで、これらの傾向の楽しさを、適度に伝えることが可能になるのでは、と考えています。


 つづいて(う)1セット1人担当制の廃止。これにより、「質のばらつき」「応募問題量の増加」を図ります。個性を強く出したい問題群については、「10Minutes Challenge!」の方に回す、と。
 なお、Quizzes-2の話からは外れますが、「質がばらついてもいい」「それよりもセットごとの個性を出したい」のであれば、1人1セット制にする方がメリットがあります。例えば、クイズサークル主催のイベントにおいて、「自分自身」および「普段楽しんでいるクイズ」を紹介するために、それぞれのメンバーが1セットずつ担当する……ステージ型のイベントだけではなく、そんなスタイルのイベントも面白いかと思います。もし「やってみたい」という方がいらしたら、会場や早押し機確保などでご協力したく存じます。


 (え)ガイドライン、(お)問題募集・〆切・スタッフ配布の早期化、(か)問題を出してもらうべく、こちらからの働きかけは、いずれも問題の質を挙げるために必要になってくるかと思います。 
 早速ではありますが、1月20日(金)夜より問題を募集する予定です(今日中にガイドラインを掲載します)。一次〆切は2月21日(火)といたします。

 こちらからも依頼することもあろうかと思いますが、皆様からの問題ご提供の程、宜しくお願い致します。

(a) ××× 「”問題の質”や”傾向のばらつき””個性”について、参加者がどこまで許容できるか」について、主催者の認識・バランス感覚が甘かった。(←3、4、5)
(b) ××× 1セット1人担当制の導入により、セットごとの個性は出せたが、「傾向のばらつき」「同じピリオドでA・Bセットの傾向をあわせるのが難しい」「問題提出のハードルが上がる」デメリットが生じた。(←3、4、5、6)
(c) ××× 「どのような問題を集めるか」ガイドラインがなかった(自分が「面白い」と思う問題を出してほしい、としか言わなかった)。(←3、5)

(d) ×× 「スタンダードな問題」については、集めるための手立ては特にとっておらず、結果的にあまり多くなかった。(←3、5、6)
(e) ×× こちらからは、参加者層に問題提出の依頼はほとんど行っていなかった。(←5、6)
(f) ×× チェック体制が十分ではなかった。(←3、5)
(g) ×× 問題募集・〆切・スタッフへの配布のタイミングが遅かった。(←5、6)
(h) ? 問題作成者にベテラン・中堅が少なく初心者か多かったため、全体的に「受け入れられやすい文体・傾向」についての認識や、「情報の取捨選択」「正確性の追求」などについての経験が不足していた。
 
 *優先順位が高いと思われる順。「?」は要因とはあまり考えられないもの。括弧内の数字は「1.レビュー」に対応。
 

 まず最初に。今回問題提出いただいた皆様、ありがとうございました。

 外交辞令は抜きとして面白い問題は多かったし、質としてもけして悪くはなかったと思います(いくつか修正はさせていただきましたが)。

 ただし、「問題の出し方(全体の構成、バランス)」「問題の集め方」および「問題のチェック・修正」という点で、主催者の認識が甘かったせいで、問題に対する満足度を下げてしまう結果となりました。これについては、問題の作成者ではなく、主催者である私に全ての責はあると感じています。最終的にゴーサインを出したのは自分ですしね。


 では、それぞれの項目を見ていきます。


 (a)主催者の認識の甘さについては、問題に関して満足度が低かった最大の要因として、重く受け止めております。主催者が想定しているよりも、参加者の方の「問題の完成度」「傾向のばらつき」「個性」についての感覚は、遥かに厳しいものがありました(自分自身、他のイベントの問題の質に対して辛口のコメントを残したことも一度や二度ではないというのに……)。

 繰り返しになりますが、今回の問題については、「問題を作った人」には責がなく、「その問題を出すことを決めた人」、すなわちゴーサインを出した主催者の橙武者に全ての責があります。

 一例として、「問題は普通の問題だが、実は全てアニメのタイトルに由来するセット(第4ピリオドB)」。
 ロン!オブくんには「特にテーマのない通常問題のセット」も出していただいていましたが、個性の強いこちらのセットを出すのを決定したのは橙武者です。なぜこちらのセットを出題しようと思ったかというと、一つは傾向の「幅」を広げたいと思ったこと、もう一つは「気づくのはせいぜい一部屋で1~2人で、それも気づいたことは表に出さず、大半の人は最後にそのことを明かされてようやく気づく……というレベルであれば十分許容範囲内だろう」と相当甘く見積もっていたこと、この2つの理由によります。
 しかし実際には、「気づいたアニメ好きの方が盛り上がる一方で、それ以外の方が疎外感、不満を感じる」事態となりました。この事態を想定していなかった時点で、あまりにも認識が甘すぎました。
 この事態は、出題者のロン!オブくんの責任ではなく(通常セットも出していただいたわけで)、「幅」を重視してこのセットを出題することを決断した橙武者に全ての責はあります。いくら「幅の広い問題を出そう」というコンセプトを持っていたにしても、今回のように様々な価値観の方が参加されるイベントで出題するには、許容できない方々が多い傾向であったことは確かだったと思います。
 その点、疎外感・不満を感じた方々に対しても、出題者のロン!オブくんに対しても申し訳なく思います。


 また、QEDくん作成の「答えが全て90年代芸能のセット(第6ピリオドB)」といった「ジャンル限定」の問題にしても、「特定のジャンルに強い人に有利」な問題は、その人以外には許容されにくいものであることを実感しました。

 もしジャンル別を出すとしたら……「納得性の高いジャンル区分をすること」と同じくらい、「その区分したジャンルを"もれなく、だぶりなく"(グランドチャンピオン大会で出題したMECE ですね)出題すること」。これをしない限り、許容されにくいと思います。

 たとえば、比較的ポピュラーな「社会・芸能音楽・文学歴史・スポーツ・科学」の5ジャンル別であれば、「芸能だけ」とか「文学歴史だけ」ではなく、全ジャンルを実施すること。メッシュをもう少し変えて、「文系・理系」とするのであれば、片方だけではなく両方とも実施すること。さもなければ、公平性という点から「どうしても納得できない人」が増えることは避けられません。
 これについても、作成したQEDくんに責任があるのではなく、ゴーサインを出した主催者の認識が甘かったと思っています。


*****************************************


 もっとも、個性の強い問題が多く集まったのも、問題の募集方法に課題がありました。(c)にあるとおり問題のガイドラインはなく、自分が「面白い」と思う問題を出してほしい……としか言ってないのですから(参考 )。作成者も「何を出していいやら……」「どこまで出していいやら……」と悩まれたと思いますし、それに対し「あなたが面白い、と思うものならば結構です」というのも、下駄を預けすぎな感がします。


 「幅を出そう」という考え方自体はいいと思いますが、しかし、それにも適切な範囲があります。その点、「このイベントではどこまでの幅を出すべきなのか」を主催者がしっかり基準を持った上で、その旨ガイドラインに明記する必要があったか、と思っています。くどいですが「出題者には責はなく、主催者にのみ責がある」というのは、この点も根拠の一つです。

 一方で、(d)スタンダードな問題を集めることについてはほとんど意識していませんでした。ほとんど全てのセットで、主催者の「個性」を出そうとしたことが、「合う人には許容できるが、合わない人には許容できない」事態を生み出してしまった。

 「さまざまな問題が楽しめる」ということを評価していただいた方がいる一方で、「あまり個性が強すぎる問題は好きではない。スタンダードな問題で実力を競い合いたい」という方がいらっしゃるのもまた確かです。ある程度はスタンダードな問題を用意しておいた方が、満足度は高くなったかと思います。ただし、全てが全てスタンダードになるのも問題の「幅」という意味で味がなくなってしまうので、それについては別途、「受け容れられるように」「幅を出す」ことを考えていきたいと思います。詳しくは(3)で。


*****************************************


 続いて、「集まった問題をどう構成・修正するか」という問題。

 (b)「1セット1人担当制」について。各セットごとの「色」を出すことができる反面、どうしても傾向にばらつきが出てしまう。また、A・Bセットで傾向を合わせることも(できなくはないが)難しい。また、その作成者の名前が表に出る分、問題を提出したいんだけど躊躇する人が出てくる可能性もある……。そういう意味では、いろいろな方からご指摘いただいたとおり、「一度全員から集めた問題をシャッフルする」「その上で、傾向別にセットを並び替える」必要があったかと思います。


 また、今回、(h)「出題側に初心者が多かった」のが質が低かった原因である、と指摘された方もいました。が、これについてはオペレーションの部分と全く同じで、「出題者の経験が足りない」ことが「問題の質の低下」に直結するわけではないと考えております。「初心者が出題する」かつ「質の高い問題を出題する」、この両者をともに実現する手段が必ずあるはずです。 
 そのためにも必要なのが、(c)ガイドライン(f)チェック体制の2点です。あらかじめ「このような問題を出してほしい」という基準を明確にすることで不適当な問題が集まるのを避け、集まった後は問題の質に対しチェックにチェックを重ねる。参加者の方の満足度を高めるためには、このような作業が当然不可避なのですが、今回はこの点に対する認識が甘かった。この点は大いに反省したく存じます。

 また、集める問題量を増やすことで、取捨選択して全体の質を上げる、というのも施策の一つです。その点、(e)こちらからの働きかけ不足が応募問題量があまり増えなかったことに直結しています。また(g)問題募集・〆切・スタッフへの問題送付がもう少し早ければ、問題量を増やす意味でも集めた問題をチェックする時間を確保する意味でももう少し余裕ができたかと思います。

(1) ◎ 多くの人から問題を集め、かつAB両セットに振り分けることで、「問題を出しながら、かつ参加できる」ことが可能となった。
(2) ○ 「いろいろな傾向のクイズを実施する」コンセプト自体については、(特にネットクイズ好きからは)評価が高かった。
(3) ××× ただし、一部セットにおいて、「許容できない傾向のクイズがある」「出題者の個性が強すぎる」との批判の声が(特にオフラインクイズ好きからは)多かった。
(4) ××× 同ピリオドのA・Bセットで問題の性質・傾向が異なったことに対し、公平さの観点から不満の声が非常に多かった。

(5) ×× 問題の「質」に対する評価はあまり高くなかった。(文体、事実の正確さなど)
(6) ×× 集められた問題数・セットが少なかった。
(7) △ 初心者の方からも問題を提出していただくことができた一方で、中堅~ベテランはそれほど多くなく、「出題者側の幅」は上に対してはあまり広くなかった。


*「◎」「○」は「達成できた点」、「×」~「×××」は「発生してしまったトラブル」です。

 今回の第3部ですが、時間が押していたこともあり、問題のフォローを一部省略いたしました。

 第3部の問題をアップロードしましたので、ご覧いただければ幸いです。

 場所は「quiz_too_fun」のトップページ 、題字・更新日のすぐ下となります。


 なお、その他の問題(第1~2部、マッチメイク、グランドチャンピオン大会、未使用問題)を収録した問題集、およびマッチメイクとグランドチャンピオン大会を収録したDVDについては、6月までに完成予定です。

 その際はあらためて告知いたしますので、ご購入のほどよろしくお願いします!

 (あ) 対戦数の減少。一度あたり3対戦程度か。もっとやりたい場合は2つに分ける。(←c)
 (い) 一対戦あたりの時間の短縮。演出含め10分程度がベターか。(←d)
 (う) 「興味を引く」「知らない人に伝える」演出を強く意識し、事前・当日ともに一定の時間をとる。(←e、f、h)
 (え) 選手の選考基準の明確化。(←g)


 ただし、3月26日(日)のQuizzes-2ではマッチメイク選手権は実施しません

 コンセプト面、特に(b)「マッチメイク」と「Quizzes」の相性で、Quizzesでやるにはあまり向かない……と判断したからです。会場や早押し機が複数あるイベントは他にはほとんどない、いわば「Quizzes」でしか味わえない強みなのだから、そこに専念しよう、という考えです。


 しかし、Quizzesでは行わないにしても、「勝負を見せること」「マッチメイク」「ジャンル別」、いずれもさまざまな可能性があると思っています。


 顕著な例が「難問長文」です。

 難問長文のイベントに行くのは、当たり前の話ですが元から難問長文に興味を持っている層です。それ以外の層に興味を持ってもらおうとするならば、難問長文のイベント以外の場でその魅力を伝える努力が不可欠、と私は考えます(ちなみに、当方がコミッククリエイションコミックマーケット といった同人誌即売会などの「クイズ以外の場」で「クイズの魅力を伝える」試みをしているのは、これと同じ考えに基づくものです)。

 その点、今回は「難問長文のために集まったのではない参加者に対し」「難問長文の勝負を、適切な方法で見せることで」「難問長文の魅力を伝える」ことに成功しました。たとえば短文のイベントで難問長文の試合をエキシビジョンで「見せる」とか、もしくはその逆をやる……そのようなことができれば、よりいろいろなクイズの魅力に触れられる機会が増えるんじゃないかな、と思っています。

 もちろん、全員が全員、全てのクイズの傾向に触れる必要は全くありません。一つの道を究めんとするのも、スタイルとして「有り」です。しかし、どれを選ぶかはともかくとして、選択肢が広がること自体はいいことだと私は思います。


 また、「プレーヤーに注目する」「因縁の勝負を演出する」というのも、盛り上げ方としていろいろな可能性が考えられます。今回ネットクイズ愛好者の方に多数参加いただけたのも、やはり「SAKUGE」の夢の対決が大きかったわけですし。

 今回のようにみんなの前でやらないにしても、例えばイベントの合間におまけ的にやって、それをビデオや問題集で公開する……などの手はあろうかと思います。


 「ジャンル別」については、「見せる」というより「やる」という方がやはりしっくりくる感があります。たとえば今回のような複数会場制のイベントにおいて、ある部屋ではジャンル別、別の部屋では通常の問題でクイズ……というように選択肢を持たせるやり方もあるのでは、と。


---------------------------


 で、もし今後「勝負を見せること」「マッチメイク」「ジャンル別」をするとすれば、一つの手段としてあるのは「他のイベントの空き時間を間借りして、そこで実施する」ということかな、と思っています。こんな感じで。


・ペーパーの採点やセットチェンジなど長く空いてしまう時間に実施(もちろんスタッフには事前に許可をとる)。

・ステージを使ってもいいし、ステージでなくても客席でも可(その場合は後日ビデオを販売する手もあり)。

・ステージを使う場合、「これはおまけである」「見ていただいてもかまわないし、休憩していただいて結構です」ということはきっちりアナウンスする。

・あとは、「多くても2~3対戦に制限」「1対戦あたり、演出を含めても10分程度に制限」「知らない人に伝えようとする演出」「選考基準の明確化」といった上記の反省点を活かす。