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加太・・・・


海釣りをある程度やる人、特にカレイの投げ釣りが好きな人にとっては知らない人はいない超メジャーフィールドである

バス釣りで言うと池原や琵琶湖などの全国的フィールドとまでいかないが、七色や一庫、、紀ノ川、淀川ぐらいの関西なら誰でも知ってるというぐらいのレベルだろうか(例えがおかしいか?

加太が最高の釣り場であるのには理由がある。足元からの豊富な水深や地形などの理由もあるだろうが、一番の理由は潮流だ

淡路島と紀伊半島に挟まれた紀淡海峡のど真ん中に位置し、潮流はかなり複雑で、かつかなり速い
大潮のときなどはまさに飛ぶように流れて、小走りしないと追いつけないぐらいに流れる。また、出っ張ってる地形のせいか、波止場の周りでは反転流が起き、波止場に近いところでは和歌山側に流れ、、沖では大阪側に流れるというような複雑な流れ方をする。(もちろん、逆もある。)

そのせいで仕掛けを投げると、ウキは右側に、ラインは左側に流れるというような現象が起きる。このせいでオマツリが頻繁に起こり、かなりやりづらい。初心者には絶対ムリで上級者でも難しい


だが、これだけの潮流を生む釣り場であるということは、同時にそれだけ良い釣り場であるということである。
加太は四季を通していろいろな魚が釣れる。
まず、ほかのカレイ釣り場が下火になる、12月、一月ぐらいにカレイのベストシーズンになる
40うpは珍しくなく、50うpの大カレイまで狙える
昔はこの情報を聞きつけて、他府県から数多くの投げ釣り師が押し寄せたそうだが、さすがに今では勢いは落ちている
それでも40うpぐらいなら十分射程圏内らしい


二月はさすがに厳しい
カゴ釣りでメバルやたまに良型のチヌが釣れる程度である。
大体、二月の海釣りはやってられない。風が猛烈に吹く日が多いので、クソ寒いし、クソ釣れない。魚の前に人間がもたない


3月に入ると、多少水温が上がってグレやメバルがパラパラ釣れる
でもまだまだ水温は低い。池と違って海の水温上昇は遅い


4月になるといよいよシーズン開幕。4月上旬にはグレやメバルが良くつれて、4月中旬を過ぎたころからいよいよマダイがあがり始める
加太で釣りをする人のほとんどの狙いがこのマダイである
狙い方はぶっこみとカゴ釣りの二つあるが、今ではほとんどの人がカゴ釣りで狙う
カゴ釣りではでっかい10号くらいの棒ウキと、サビキ釣りに使うような網目状のカゴにコマセを入れて、3メートルくらいたらした仕掛けに餌をつける
それを大遠投して沖のタイを寄せて釣るのだ
タックルや仕掛けはひとさまざまで地元のベテランはサビキ用の青カゴを改良したやつを使い、コマセはアミエビオンリー、サシエもアミエビという超経済的な釣りをしている。竿は3号の6メートル以上のやつが多かった気がする。6メートル以下だと遠投性に欠けるからだ。ただし、6メートル超えてくると取り回しが悪い。加太大波止では十分な広さなのでそれでもいけるが、ほかの釣り場に行ったときに応用が利かない
リールはスピニング派とベイト派に分かれる(一回カルコン使ってる人もいたなww)
ラインはナイロンオンリー。PEやとトラブった時に面倒やし、フロロやと沈んでしまうから
そんなこんなでひたすら打ち返していくわけだが、横一列に並んで釣ってても必ず、釣る人と釣らない人の差がでる
普段バスしかやらない人には海の波止場で一列に並んで釣ってる人を見ると、誰にでも同じように釣れるんじゃないかと思うかもしれない(自分が昔そうだった)
だが、実際には全く違う。ポイントがいいとかそういう話ではなくて、仕掛けから誘いからの全ての局面においてテクの差がハッキリと出て、それが如実に釣果に表れる
ウキの浮力、カゴの重さ、カゴの色、コマセの配合、粘土、ハリスの長さ、太さ、針の位置、色、餌の種類、刺し方、誘い、打ち込みなどの全ての要素が複雑に絡み合っている
この要素をもっともベストな形でまとめた人が一番釣れるということになる

地元にはこれの最も良いバランスを知ってる「名人」と呼ばれる人がいて、地元の常連達からも崇められている。
おそらく何十年もやってきてたどり着いた境地なのだろう。やはり、ほかの釣り人との釣果の差は歴然としている

さて、釣れるサイズはとういうとこの春の乗っこみシーズンには70オーバーのマダイが狙える。
大体、40センチぐらいのやつがほとんどだが、50オーバーはこの時期には毎日あがるし、60オーバーが出ることもある。
自分が見た最高記録は70ちょいやったと思う。
70オーバーのマダイとなるともはやタイではない。モンスターだ
顔つきから存在感から何もかも違う。恐怖感さえある

この時期はそんな夢の大マダイを狙って毎日泊まりこみで狙う人もいるくらいである


5月になるといよいよ本番。加太のカゴ釣り師たちがもっともアツくなるときである。ゴールデンウィークあたりがピークで人もピーク。釣り座を確保するために夜中の1時くらいから場所取りする必要がある。
マダイの盛況は5月中旬くらいまで続いて、そこから下火になっていく


6月になると、もうマダイはあまり釣れない。釣れても30センチ以下ということが多い。
それよりも、アジ、大サバが面白くなる。
アジは夜釣りで狙えば、20センチ台の良いサイズのやつがくるし、大サバは夜が明けてから40前後のやつがくる。この大サバを追ってきたマグロが目の前ではねることもある。(なんか昔マグロが掛かったこともあるらしい。もちろんラインブレイク)
大サバの引きは最高で二匹同時に掛かったときにはものすごい引きで楽しませてくれる
ただし、大サバは年によってかなりムラがあり、全く釣れない年もあるし、かなり釣れる年もある。
とっとパークに行ったほうが高確率で釣れる
たまにソーダガツオあり


7月も同じような状況が引き続く。ただし、アジが小アジに変わってしまう


8月はサバもアジも釣れなくなる。カゴ釣りではたまにチャリコが釣れるくらいか・・


9月になると、ハマチが回りだす。まだ数は少ないし、サイズも小さいが釣れたときの喜びは大きい。たまにカンパチの子供やシマアジも釣れる
そして、マダイの状況が上向きになってくる


10月に入ると波止釣りがもっとも面白いシーズンになる
春と違って、ハマチとマダイが同時に狙えるので面白い。もちろん、小アジやタチウオなどのおなじみのやつもよく釣れる
良い日に当たればハマチが一日中釣れるなんていうときもある。
ハマチ、メジロ専門の人は飲ませで狙っている。これにたまにヒラメがくるときもある。
ハマチ狙いのルアーマンの人も増えてきて、トラブル必至状態突入

11月に入るとと波止釣りのピーク。
サイズがもっとも良くなって、マダイは大型が狙えるし、ハマチはメジロクラスも狙える。ただし、数は10月に比べると若干落ちる。
地元のベテランは原付を波止に横付けして、原付に飲ませタックルをドラグゆるゆるにして縛りつけ、同時にカゴ釣りでマダイを狙うという贅沢なことをしている
11月下旬からは水温低下に伴って次第に釣れなくなる

12月になるとさすがに釣れなくなる。たまにタイやハマチの大物が単発で飛び出すこともあるが、基本あまり釣れない。
それより、ノリを餌にしてグレを釣る人が多くなる




以上長々と書いてきたが、加太のシーズンはおおよそこんな感じ

加太の魅力に取り付かれて、遠方から毎週通う人も多い、
自分もそのうちの一人だった

加太には何か不思議な魅力がある
いつどんな大物が釣れるかわからないという一発大物の魅力だ
沖に投げたでっかいウキが一瞬で海中に消える瞬間を夢見て毎週加太にウキを放り込みにいくのである
もちろん、一日やってボウズという日もある
毎週、加太のカゴ釣りに行くのなら、貯めたお金で船にでも乗ってマダイ釣りに行ったほうが、よっぽど数もサイズもいいだろう
海洋釣堀やほかの釣りをしたほうが、よっぽど釣れるだろう
最近ではとっとパークにも実力的に正直負けている

だが、問題はそんなことではない
波止から70オーバーのマダイを釣るということにとてつもないロマンがあるのだ
釣堀や船からは絶対に得られない感動がそこにはある
そんな魅力に取り付かれて毎週通ってしまうのだ
加太はそういう釣り場だと思っている





参考までに加太のカゴ釣りを2年研究した自分がもっとも良いと思う仕掛けを書こうと思う
竿、リール、道糸は飛ばせれば好みのやつでいい
ウキは10号がベストだと思う。それがギリギリ視認できる程度の浮力を保つこと。浮力をなくせばなくすほど魚が餌を食って引き込むときの抵抗を少なくすることができる
カゴは地元の人がやってるようにサビキ用のプラカゴを改良し、輪っかをつけて仕掛けに通すようにして固定しないのがベストである。
こうすることで魚が食ったときに抵抗はウキの浮力のみとできる
コマセ・・・
これはかなり重要だが、自分はアミエビにヌカ、集魚財を混ぜたやつを使っていた。ほかの釣り人との差はほとんど無いように思う。皆大体アミエビのみか少し何か混ぜるかしてると思う
ハリス・・・
これは必ず長めにとる。ハマチなどの回遊魚は基本的にテンション高めでカゴにつっこんでいくような食い方をするのでハリスは短めに取るが、マダイなどのタイ系の魚は警戒心が高く。カゴから離れたところでしか食わない。銀ピカのカゴを使わなかったり、コマセにヌカを混ぜるのは少しでも警戒心を和らげるためである
なのでハリスは2ヒロ~3ヒロがベスト。海中で潮が巻いている時や、底を這わせたい時など状況に応じて2~3の間にする。まぁ、だいたいは2ヒロでいく。
そこに黒の伊勢尼をつける。枝針は一番下から半ヒロあげたところにつける
自分にタイが釣れたときには例外なく下の針に食いついていた
なのでこのハリスの長さには絶対的な自信がある
太さは最低1.5号以上。活性が高ければ2、3と使うが、渋いと1.5まで下げる

タナはカゴまで4ヒロ~5ヒロ。基本的には4ヒロで潮の流れが速い時などには5ヒロまで下げることもある
エサ・・・
もっとも重要な要素だが、自分的にはシラサエビがベスト。春にはアミエビやオキアミに軍配が上がるときもあるが、秋は絶対シラサエビ。回遊魚にも効く



あと、絶対に釣れ、ほかの釣り人に泡吹かせることができるチート技があるが、それは、コマセにもサシエにもシラサエビのみを使うというやり方。場合によっては臭いをつけるためにアミエビを混ぜることもある
エビ撒き釣りのカゴ釣りバージョンみたいなもんだが、これがとにかくすごい
ほかの釣り人が全く釣れないという状況のなかで一人タイやらハマチやらを爆釣してるやつがいた
この釣りの最大のネックが餌代。半日やるだけでも相当なエサ代が掛かる。万札とぶんじゃないだろうか?
岸和田の山田渡船で安価でシラサが大量に買えるし、まぁ、その気になれば池でもとれるが、どちらにしろ労力がすごい
自分はまだやったことないが、これは確実に釣れる
ただし、この釣り方は地元の常連の中では邪道とされている。あくまでアミエビで釣るということに価値があるらしい。まぁ、釣れて当たり前のやり方やからね・・・







最後に
、この文をよんで少しでも興味をもたれた方がいたらぜひ一度チャレンジしてもらいたい。だが、大物なんかが釣れたら最後。その魅力に取り付かれてしまうのでご注意を


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