テーマ:「職場の教養」:倫理の館
温かな言葉
百歳の詩人・柴田トヨ氏の詩集『百歳』には、温かな言葉が綴られています。
昨年刊行され、テレビや新聞にも取り上げられた経緯のあるこの詩集には、二十六篇の詩が収められています。その最後に「被災地のあなたに」と題する作品があります。
東日本大震災の被災者の方々に、< 逆境に負けないでほしい >との願いを込めた言葉が、その一篇の中に綴られています。やわらかな言葉の裏には、柴田氏が様々な経験を通して、年を重ねてきたからこその思いが込められています。
魂のこもった言葉は、私たちの心を温め、真っ暗な闇を切り拓き、生きる勇気を与えてくれます。言葉は生きています。人を癒し、人の心を和ませ、幸せにする言葉を使いたいものです。
間もなく震災から一年が経過しようとしています。しかし、未だ不自由な暮らしを強いられている被災地の人たち、故郷に戻れない人たちがいます。復興に向け、温かな言葉を掛け合い、力を合わせて歩んでいきましょう。
今日の心がけ;温かい言葉を掛け合いましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
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心の構え
事故や災害など、緊急の事態で必要となる「輸血用血液」。献血センターや自治体で献血が行なわれていますが、それでも輸血用血液は慢性的に不足気味です。
提供された血液の有効期限は三週間で、血小板なら四日間、製剤加工されたもので一年間にすぎないためです。
現代の医療技術をもってしても、未だに血液は作り出すことができません。そのため毎年六月十四日は「世界献血者デー」として制定され、制度面での改善も重ねられて、五年連続で献血者は増加しているといいます。
ただし冬季は寒さで外出を控える人が多いせいか、献血の絶対数が減り、なおいっそうの献血者が求められているという実情があります。
本来、日本人には、冷静さ、寛容さ、協調性、利他的精神など、困っている人を放っておけない「美質」が備わっています。いついかなる時であっても、それが自然に発揮できるよう、心を構えて日々の生活に臨んでいきましょう。
「美質」を発揮するには、常の心構えからと理解したいものです。
今日の心がけ;今日は無二の一日と心しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
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リーダーの後姿
職場や地域におけるリーダーは、どのような姿勢で周囲の人を導けばよいのでしょうか。二つのタイプを紹介しましょう。
1いつも明るさを失わず、熱弁をふるうタイプ。このタイプの人は、場の雰囲気を高め、いつの間にか周囲の人を巻き込んで、やる気にさせます。職場に欠かすことのできない存在といえるでしょう。
2常に率先垂範、黙々と行動するタイプ。人の嫌がる仕事でも嫌な顔をせず、テキパキと処理していきます。いざという時に、なくてはならない存在です。
リーダーや指導者は「何を伝えるか」も大切ですが、「誰が伝えたか」が重要です。周囲の人を導くために、自分がどんな背中を見せればいいのかを意識して、黙して伝える姿勢が大切なのです。
あなたの後姿は、周囲の人にどう映っているでしょうか。周囲への配慮を忘れず、背中で語れるように自己研鑽しているでしょうか。自分の後姿に注意を向けてみてはいかがでしょう。
今日の心がけ;凛とした態度で働きましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
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寒さを楽しむ
明治十六年二月十六日、東京気象台(現・気象庁)によって、七色刷りの日本初の天気図が手書きで作成されました。
毎日の生活と切っても切り離せないのが、天候・気候です。風が冷たい真冬のこの時期は、ついつい私たちの気持ちは滅入り、思わず背中を丸めてしまいがちです。夏の猛暑は耐え難く、寒さは寒さで私たちには辛いものです。
自分ではどうすることもできない無理な望みを、一般的に「無いものねだり」といいます。天候・気候に対して、無いものねだりは一切通用しません。
まずは<寒い=嫌い>という思いを変えましょう。寒さで吐く息が白くなると、自分がちゃんと呼吸していることを実感できます。
朝起きたら、寒さを感じるためにも、窓を開けて深呼吸をしましょう。体全体で寒さや冬を自分自身で受け入れて、心地よい感覚を味わうことができます。
丸まった背中をシャンと伸ばし、寒さを受け入れて、心を明るく持ちましょう。自分が変われば、見える風景が大きく変わるはずです。
今日の心がけ;冬の寒さを受け入れましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
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嫉妬活用法
他人が昇進する、ほめられる、会社から好待遇を受ける、また他の社員から人気があるなどすると、人は嫉妬心を抱いてしまうことがあります。
嫉妬をしないようにと努めても、嫉妬心そのものを消すことはなかなかできません。しかし、嫉妬も捉え方を変えると、プラスの事柄として活用することができます。嫉妬心が生じたら、次の三点を意識してみましょう。
1その対象の人に負けないような実力を身につけようとする。
2同じ分野でその人にかなわなければ、他の分野で自分を磨く。
3その人は、自分を奮起させてくれる応援者だと受け止め、感謝を深める。
嫉妬は、自分にないものを渇望する心です。それが相手への責め心となってしまうと、お互いの関係を悪くする原因にしかならないでしょう。
しかし、「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」と捉えて努力を重ねれば、自己向上の大きな糧となるのです。
互いの成長を願いながら切磋琢磨することで、職場は日々進化するのです。
今日の心がけ;他人の行動を自己の成長の糧にしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>