なんちってアウトロー

アウトロー気取りのあいつのハイヒールを盗め!
とかなんとか言っちゃって、そのハイヒールによって足下を掬われているあたしは
春が来たから新しいことをしてみようだなんて思っていても
踏みださないで爪先立ちしては
舌に言葉をのせられずにいる


テーマ:
.




甘い甘い、パンプキンタルトは、ぼくの舌さえ魅了して誘惑するほどだった
こういうときにコーヒーではなく、紅茶を飲みたくなってしまうあたり、意外とできる舌なのではないだろうか
世間で、真面目に学生をしている一人暮らしの若者、は、意外と恩恵を受けるもので
自分のこどもたちが巣立ち、何かと世話を焼くことがすきな周りの人たちは、ぼくに恩恵をくださる
ぼくは強かにそれを受けて、食い潰す
もちろん、一人暮らしの身で学業優先がモットーのぼくなので、あくまで下手に、したて、に

なぜか、東京は思ったよりも色がある
常に、このパンプキンタルトのような綺麗な山吹色、というわけではないのだけれど
ぼくはこの雑多なものたちの中で、うまく生きているほうなのではないだろうか
恩恵を施されたら、素直に頂戴する
そこでの拒否は、可愛くない
遠慮する恭しさは、時として凶器だ
身の丈にあった素直を身につけると、こんなにも人生は攻略に容易いだなんて誰が知ろう

甘い甘い、パンプキンタルトを頬張りながら、コーヒーを啜るぼくは、やっぱりどこか怠惰な田舎者
でも、そんな自分がすきなんだと認めている
紅茶に背伸びをしなくても、パンプキンタルトが手に入ったので、それでいい
施される恩恵を甘受する、身の丈にあった素直な、ぼく
今日一日は、学校の課題をしたならば、受けた恩恵を消費することから、生産することへ費やそう

さあ、なにを創造する




ひ:ひねもす、深淵、アンサーを



(いつか、きっと、還すのです)





攻略で思い出したけど
モンハンで頭かっちんが倒せない


テーマ:
.





寝相の良いぼくは、毎朝きちんと簡易なベッドの上で目を醒ました
毎朝、毎朝、きちんと、眠りに就いたときと同じ場所で、たぶん
(なぜ仮定かって、それは眠りに落ちる瞬間を意識できないから、だ)
ただ、残念ながら今日はベッドの上で目を醒ますことはなかった
否、ベッドから落ちたことで目を醒ました
今日が登校日ではなくて良かった、現状を瞬時に理解できずに時間を浪費していては遅刻は確信的だ
そんなことを目醒めてすぐに思考するぼくは、存外、登校日でもきちんと登校できたかもしれない

しかし、ぼくのプロフィールを寝相は「良い」から「悪くはない」、に変えなければいけない
逡巡しながらコーヒーの準備をする
遮光しないカーテン部位から臆するに、今日は天気が良いようだ
休みの日の寝起きとはなぜこんなにも気持ちよく清々しいのだろう
目醒めた状況が悪くても、だ
時間に追われずに、ゆっくりと自分の早さで、考え、進み、動き、巡るからだろうか

温かいコーヒーを用意して、ベッドを背凭れに座る目の前のテーブルには、ぼくの世界を創って止まないものたちが自己主張甚だしく佇んでいる
まんが、小説、パソコン、CD、DVD、教科書、ノート、論文、etc
捨てよう、いつか捨てよう、そう思って悩んでいるものだってたくさんある
でも、こんな怠惰でだらしないぼくを創っているのは、ぼくの部屋にあるものたちなわけで
そうしたら、捨てようと思って捨てられずにいるぼくを、この部屋は責められないのではないだろうか

時間が、ぼくの思いのままに進む
いや、言葉の綾にすぎなくて、時間は絶えず変わらずに進む
ぼくは今日、その早さにうまくのっているだけなのだけれど
だとすれば、ベッドから落ちたのは、ぼくがのっていた時間に「起きないのなら、アクセルは踏ませない」と、振り落とされたための落下だとすれば
今は、また、うまく跨がって時間にのれているのではないだろうか
今度は時間に振り落とされないように、しっかりと、でも緩やかに、部屋のものをすべて味方につけて
そのハンドルを離すまい、と思った




は:晴れの日、晴れ空、春麗



(時間さえ、ぼくにのられて喘げばいい)





気づいたら、もう「は」まできてた


テーマ:
.




夜な夜な、空想に浮遊しながら過去をめぐる
まるで宇宙を泳ぐかのように、上下左右を手放して、無重力を思い知る
背中を何にも預けられない、背中を預けるものが何もない、不安と焦燥感と悲しみ
宇宙空間はまるで過去だ
過去の自分を思い返し、切なくなって恥ずかしくなって悲しくなって泣きたくなる
すぎた過去に不安を抱く
どうしようもないのに、後悔を手放せないでいる
過去を逡巡することは、宇宙を彷徨うことと同じ
どうしようもないことをどうにかして、不安や悲しみを取り払おうとする
過去を後悔することは、宇宙で呼吸ができないことと同じ
絶対に必用なものが与えられない苦しみ、自分ではどうしようもないもどかしさ
宇宙は、過去だ
世界的にとか、歴史的にとか、人類的にとか言うつもりは毛頭ない
だけれど、果てしない悲しみを追うような果てしない闇
背中に温もりを感じていたいような罪への弁解
過去をめぐり、自分が如何に愚かだったか、否、愚かなのかを思い起こす
宇宙を泳ぎ、無限を目の当たりにして自分がどれほどちっぽけなのかを思い知る

夜な夜な、悲しみに浸って嫌悪を抱くのはいつものこと
こんな自分が、いるからこそ、生み出されるものがある
それは、紛れもない事実として過去になりながら瞬いている
宇宙で生み出された星のように、瞬いている
ひとは、そのひとりですでに宇宙だ、と誰かが言っていた
今、その言葉を全肯定し称賛しながら、眠りたい




の:ノスタルジアファンタジスタ



(もちろん、君も瞬いている)





ノスタルジアは英語でファンタジスタはイタリア語なんですって

Amebaおすすめキーワード