またまた自分の趣味だけで続けてる、マニアックシリーズの出番となりました。
今回紹介するのは、メディコムトイのタイガーマスクソフビシリーズのシャーク二世と
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スノーシン。
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ギリギリになってしまったが、3月31日迄受付中の受注生産品で、シャーク二世にはタスキとマント、スノーシンにはタスキがそれぞれ付属する。

シャーク二世は、アニメ版第52話に登場。

アニメの画像がないのが残念だが、伊達直人が虎の穴の練習生だった頃から、コーチである鉄腕ジョーに劣らぬくらいの実力を誇っていたらしい。

もともと残虐な覆面レスラーだが、日本にはなぜか素顔で潜入。
タイガーと第13回ワールドリーグで決勝戦を闘うはずだったビル・ヘラクレスにそっくりの特殊マスクを被り、
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ヘラクレスになりすましてタイガーと対戦。

得意とする凶器攻撃を繰り出すもタイガーには及ばず、2-0のストレート負けに終わる。

うーん。今観ると、昔強かったレスラーが、しらないうちに実力をつけた若手レスラーに負けてしまう現実の厳しさを感じさせられるエピソードだなあ。

スノーシンは、マンガ版の5巻(漫画文庫2巻)とアニメ版の45話に登場する。

マンガ版だと
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↑こんな感じなのだが、今回のソフビは、アニメ版をモチーフとしているので、そちらで書かせてもらいます。
スノー・シンは、全アジア王座決定戦・インド代表。310パウンド(約140キロ)の巨体から繰り出される怪力により、タイガーとの試合で延長につぐ延長を重ねるが、試合が長引くにつれ、はじめツルツルだった全身から白い体毛が伸び始め、まさしく伝説の、「ヒマラヤの雪男」の風貌へと変化する。

タイガーと善戦するも、最後はタイガーの必殺技「ウルトラ・タイガー・ドロップ」に敗れた。

スノー・シンは前に「タイガーマスクのオモチャ14」で紹介したミスター・クエスチョンの
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弟子で、ヒマラヤの雪山で拾われ、育てられたのだが、本当に雪男かどうかは師であるクエスチョンでもわからぬままに終わった。
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スノー・シンの画像もアニメ版は試合後のものしかないのが残念だが、スノー・シンの周りにいる研究者達と比べると、その巨大さがわかっていただけるのではないだろうか?

スノーシンのソフビを見て、ふと感じた事がある。
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なんとなくだが、「キン肉マン」に出て来たザ・魔雲天
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に似てるような気がするのは自分だけだろうか?

なにはともあれ、これまでタイガーマスクのフイギュアなどのシリーズを出してきたメーカーはいくつもあるが、いずれも中途半端で投げ出し、フアンを裏切っているなか、コンスタントに出し続けてくれているこのシリーズにはこれからも期待したい。
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もはや定番化してる、というよりさせている、自分の趣味だけで続けてるこのシリーズ。

今回紹介するのは、メディコムトイで2月29日迄予約受付中の受注生産品、中嶋製作所のタイガーマスク復刻ソフビシリーズの新作。「なぞの魔人」と
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「グレートゼブラ」
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(各6800円(税込み))で、グレートゼブラにはオリジナルにはなかったマントが封入りで付属する。
色違いや発売時期による手の違いを除けば、この二体でスタンダードサイズの復刻は完了するという事で、メディコムトイの広告にも第一期シリーズ完結と書いてある。

一見たいした事のないように思えるこの一文だが、フイギュアやソフビを出してるメーカーで、こういった告知がきちんと出されるケースはあまりない。

復刻シリーズなので出すものが決まっていたというのがあるにせよ、好きなシリーズのソフビやフイギュアを集めているフアンにとっては売れてるからと同じキャラのバージョン違いやポーズ違いをダラダラ出されるより、違うキャラを出してもらいたいだろうし、シリーズが終わるならきちんと告知してもらいたいと思ってると思う。

フイギュア関係は売れるタイトルがあると、いろんなメーカーからそのタイトルの商品が次々出され、そのタイトルのフアンははじめは買い漁るが、いつ終わるともなく次々出されている内に飽きられ、売れなくなる。
すると、ビジネス的には当たり前の事だが、それまで垂れ流すように出されていたものが出なくなり、なんの告知もされずに終わる。
以前、あるメーカーの方と話してて感じたのが、フイギュアやソフビの業界は、メーカーの都合だけでユーザーを振り回し、そのシリーズを好きで集めている、大事にするべき固定ユーザーの事すらお構いなしという無責任さである。
そういう事を知ってもらえると、この告知がとれだけ珍しく、親切なものかわかってもらえるのではないだろうか。
こういった告知、今後も続けてほしいし、出してないメーカーには見習ってもらいたいものである。

話が逸れてしまったが、あらためて今回の商品の紹介をします。

「なぞの魔人」は、漫画版では6巻(漫画文庫版3巻)で初めて登場する。

タイガーへの刺客として送られ、失敗した「赤き死の仮面」の処刑を執行し、タイガー抹殺の度重なる失敗をしたミスターエックスに責任を追及する虎の穴の幹部として初めて姿を現す。160219_111107.jpg
次に姿を見せたのは、「タイガーマスクのオモチャ11」でアントニオ猪木(原作版)を紹介した時に書いた、タイガーが虎の穴に乗り込む決心をするきっかけとなった、虎の穴の切り札であったミラクルスリーの敗北(タイガーマスクのオモチャ2参照)で追い詰められたミスターエックスがちびっ子ハウスの健太を誘拐し、虎の穴本部に連れていった時である。

健太を前にした幹部達は、タイガーがこの少年ひとりの為に、殺されるのをわかっていながらわざわざ虎の穴に来るわけがないと疑うが、ミスターエックスからタイガーが虎の穴を裏切った理由が健太のいるちびっ子ハウスを救う事だった事を聞くと、ミスターエックスの処刑に三日間の猶予を与える。

このあとの流れは「タイガーマスクのオモチャ11」をみてもらうとして、この幹部達はたいした活躍もないまま、タイガーや馬場達に虎の穴本部を乗っ取られ、虎の穴の上層部の指示を仰ぐ為、ヘリで脱出するが、上層部に行けば処刑されるのがわかっているミスターエックスの裏切りによって憐れな最後を迎える。
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この幹部達、アニメ版では第14話に初登場してから、漫画版に較べると、登場回数が多い。
「支配者たち」と呼ばれ、コスチュームも漫画版とは違っているが、
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タイガーマスクのアニメが途中から漫画版とはまったく違う展開になっているのは、フアンならずとも結構知られている事だが、アニメ版ではヒーローものらしく、物語後半、タイガーに配下のレスラー達が倒された後、第75~78話でその正体を現わし、「幻の三人タイガー」として
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タイガーに立ち塞がる見せ場があった。

「なぞの魔人」のソフビは、スーツを着ている事から漫画版を基に造られているのがわかる。
このソフビ、オリジナルはタイガーマスクシリーズの中では高値がついている。アニメ放映当時、番組後半に発売されたのと、それほど売れなかったのかほかのキャラクターに比べ、残存数が少ないからなのだが、ではなぜ売れなかったのか?

子供は夢中になる分、飽きるのも早い。
そして、ごっこ遊びをする子供にとって、そのキャラクター自身の強さが必須である。
「なぞの魔人」は、せっかく赤く不気味なマスクを被っているのに、
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ミスターエックスに命令するだけで、その強さを見せなかった事が理由ではないかと思う。

正体を現す前にあの姿のままで、タイガーが苦戦したライオンマンや赤き死の仮面あたりを叩き潰していたらもっと売れたのではないだろうか。

今回、なんとか手が届く値段で復刻されたので、オリジナルにこだわらなければ買えるチャンスである。
自分も買おうと思っている。

ちなみにアニメ版の「三人の支配者」も20年以上前だが、電人の製作でマルサンから発売された。
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つづいて「グレートゼブラ」だが、漫画版では3巻(漫画文庫版2巻)に登場する。
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タイガーが巡業先で立ち寄った施設に盲目の少女がおり、その手術代を稼ぐ為に虎の穴による公開処刑の場と知りながら、敢えて参加した覆面ワールドリーグ戦。
リーグ戦の終盤、傷つきながらも戦い続けるタイガーを助ける為に現れる。

ライオンマンが大勢の客にたいしてひとりで相手をする、鎖による綱引きをするというデモンストレーションを行うが、客を吹っ飛ばした後、引っ張ろうとした鎖を止めたのがグレートゼブラであった。
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怪力自慢のライオンマンのプライドを傷つけた事から怒りを買い、決勝はタイガー=ゼブラ組とライオンマン=エジプトミイラ組のタッグマッチで争われる事になった。

タイガーははじめ、タッグマッチに見せかけ、確実に自分を殺す為に巧妙に仕組まれた、実は3対1による処刑だと思っていたが、エジプトミイラとのリング外での対戦中、エジプトミイラによる麻酔薬の攻撃からタイガーを助けられた事で、はじめて自分の味方だと気づく。

その後は、コンビネーションにより、ゼブラは抑え役に回り、エジプトミイラ、ライオンマン対タイガーのシングルマッチに持ち込ませ、タイガー=ゼブラ組が優勝する。

グレートゼブラの正体は、ジャイアント馬場なのだが、
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タイガーが覆面ワールドリーグ戦に参加するというので仲たがいしていたのだが、巡業先の孤児院で名前も名乗らずたくさんのプレゼントを置いていった人がいたという話を聞き、その直後にタイガーが覆面ワールドリーグ戦に参加した事から、タイガーの気持ちを察した馬場が助っ人に来たのだった。

タイガーがゼブラの正体に気づいたのは、その長身とフェアプレーに徹していた事、そしてミイラにキックしようとしたのをわざわざチョップにした事
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などを挙げているが、今見たら、どう見ても馬場じゃん!というツッコミどころ満載である(笑)

しかし、この時代、どれだけ馬場が人気レスラーだったかを証明してるエピソードでもある。

アニメ版では、第26話に登場。
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ストーリー的には同じだが、当時のアニメは子供向けだった為、退屈させないようスピーディーな展開になっている。

グレートゼブラのソフビは、この復刻版の顔を見てもらうとわかるように、オリジナルにも馬場の面影はまったくない(笑)
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が、このあと、数十年の時を経てフイギュアやソフビ化されたゼブラは技術の進歩によって、それぞれ馬場だとわかるように造られている。
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↑ユージンSR(ガチャガチャ)
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↑海洋堂バイオレンスアクションフイギュア
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↑タカラトミータイガーマスク2(食玩)
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↑ZEEMタイガーマスクグレートコレクション
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今回紹介するのは、またもやメディコムトイの商品で、11月30日迄受付中の受注生産品、タイガーマスク(アニメ版)力道山 力士版(8424円(税込み))。
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力道山は第二次世界大戦終戦後、敗戦に沈む日本人の前で必殺技・空手チョップを武器に、リングの上で数多くの外人レスラーを倒す姿が多くの日本人に希望をもたせた事により、
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日本にプロレスの礎を築き、「日本プロレスの父」と呼ばれた実在のレスラー。
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現代では、マンガの舞台となるスポーツに、そのスポーツに興味がなくても知ってるくらい飛び抜けたスター選手もなく、また、肖像権やらなにやらがうるさくなり、マンガやアニメに実在の選手が出て来る事はほとんどなくなった。

自分が幼い頃、人気があったスポーツには必ずスター選手がおり、それがマンガやアニメに登場し、その選手の実際の逸話を混ぜる事で、そのスポーツを身近に感じると同時に、リアリティを帯びた。

タイガーマスクもそうしたマンガのひとつで、今やアイドルを闘いの場に持ち込んだようなショービジネス化してしまったプロレスだが、フィクションの中に実在のレスラーが登場する事で、自分達が幼い頃はプロレスは喰うか喰われるかの真剣勝負だと信じて疑わなかった。
バカだけど、純粋だったんだろうなあ……。

今回の力道山は、「タイガーマスクのオモチャ9」で紹介した力道山の別ヴァージョンといえるもので、第30話に登場する。

前にも書いたが、なかなか自分の必殺技を生み出せず苦悩するタイガーを、ジャイアント馬場が嵐邸へ連れて行き、そこで嵐虎之助が昔を思い出しながら力道山の空手チョップを生み出すまでを語る。

この回は、主役のタイガーの出番はあまりなく、力道山が主役となっているノンフィクション的要素の強いエピソードだが、「必殺技」というキーワードを利用する事でうまく組み込んでいる。

力道山は、プロレスに転向する前は力士であった。
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しかも、現在の力士のように、相撲で弱くなってから天下り先として利用するのではなく、優勝争いに食い込めるくらいの実力のある力士であったのに拘わらず、
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自ら廃業し、まだ日本人にはあまり知られてなかったプロレスに転向した。
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アニメでも僅かなシーンしかない、その力士時代をまさかのソフビ化である。

似てるかどうかの見方についてはそれぞれかと思うが、顔を最優先の判断材料とする自分としては、アニメの力士としての画像が断髪式のシーンしかないのが残念だが、力士としての体型も含めて自分としてはイマイチだな、という印象である。
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電人は、以前から時折、「これでくるかあ~」という、思わずニヤッとしてしまうマニアックなものを出してきたが、自分は玩具業界の人間ではないので詳しい事はわからないが、実在のレスラーを出す時、ふだんのレスラー達とサイズが変わらないのに値段が一気に高くなる。

これは、キャラクター商品を出す時に払う、通常の作品にたいしての版権使用料以外に、実在の人物の場合、肖像権とかに関わる別の使用料が発生し、その影響が反映されているのだろうな、と勝手に思っている。
そういう意味でも、いくらマニアックでも、正直、これを出すとはまったく予想してなかった。

細かい事だが、この力道山・力士版は、なぜか発売がイングラムと明記されている。

これまでの中島復刻シリーズやタイガーマスクソフビシリーズには発売元が分かれるというのはなかったパターンなので、販売上の都合なのだろうが、少し気になっている。
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