今回紹介するのは、またもやメディコムトイの商品で、11月30日迄受付中の受注生産品、タイガーマスク(アニメ版)力道山 力士版(8424円(税込み))。
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力道山は第二次世界大戦終戦後、敗戦に沈む日本人の前で必殺技・空手チョップを武器に、リングの上で数多くの外人レスラーを倒す姿が多くの日本人に希望をもたせた事により、
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日本にプロレスの礎を築き、「日本プロレスの父」と呼ばれた実在のレスラー。
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現代では、マンガの舞台となるスポーツに、そのスポーツに興味がなくても知ってるくらい飛び抜けたスター選手もなく、また、肖像権やらなにやらがうるさくなり、マンガやアニメに実在の選手が出て来る事はほとんどなくなった。

自分が幼い頃、人気があったスポーツには必ずスター選手がおり、それがマンガやアニメに登場し、その選手の実際の逸話を混ぜる事で、そのスポーツを身近に感じると同時に、リアリティを帯びた。

タイガーマスクもそうしたマンガのひとつで、今やアイドルを闘いの場に持ち込んだようなショービジネス化してしまったプロレスだが、フィクションの中に実在のレスラーが登場する事で、自分達が幼い頃はプロレスは喰うか喰われるかの真剣勝負だと信じて疑わなかった。
バカだけど、純粋だったんだろうなあ……。

今回の力道山は、「タイガーマスクのオモチャ9」で紹介した力道山の別ヴァージョンといえるもので、第30話に登場する。

前にも書いたが、なかなか自分の必殺技を生み出せず苦悩するタイガーを、ジャイアント馬場が嵐邸へ連れて行き、そこで嵐虎之助が昔を思い出しながら力道山の空手チョップを生み出すまでを語る。

この回は、主役のタイガーの出番はあまりなく、力道山が主役となっているノンフィクション的要素の強いエピソードだが、「必殺技」というキーワードを利用する事でうまく組み込んでいる。

力道山は、プロレスに転向する前は力士であった。
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しかも、現在の力士のように、相撲で弱くなってから天下り先として利用するのではなく、優勝争いに食い込めるくらいの実力のある力士であったのに拘わらず、
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自ら廃業し、まだ日本人にはあまり知られてなかったプロレスに転向した。
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アニメでも僅かなシーンしかない、その力士時代をまさかのソフビ化である。

似てるかどうかの見方についてはそれぞれかと思うが、顔を最優先の判断材料とする自分としては、アニメの力士としての画像が断髪式のシーンしかないのが残念だが、力士としての体型も含めて自分としてはイマイチだな、という印象である。
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電人は、以前から時折、「これでくるかあ~」という、思わずニヤッとしてしまうマニアックなものを出してきたが、自分は玩具業界の人間ではないので詳しい事はわからないが、実在のレスラーを出す時、ふだんのレスラー達とサイズが変わらないのに値段が一気に高くなる。

これは、キャラクター商品を出す時に払う、通常の作品にたいしての版権使用料以外に、実在の人物の場合、肖像権とかに関わる別の使用料が発生し、その影響が反映されているのだろうな、と勝手に思っている。
そういう意味でも、いくらマニアックでも、正直、これを出すとはまったく予想してなかった。

細かい事だが、この力道山・力士版は、なぜか発売がイングラムと明記されている。

これまでの中島復刻シリーズやタイガーマスクソフビシリーズには発売元が分かれるというのはなかったパターンなので、販売上の都合なのだろうが、少し気になっている。
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