もはや定番化してる、というよりさせている、自分の趣味だけで続けてるこのシリーズ。

今回紹介するのは、メディコムトイで2月29日迄予約受付中の受注生産品、中嶋製作所のタイガーマスク復刻ソフビシリーズの新作。「なぞの魔人」と
imgrc0067574625.jpg
「グレートゼブラ」
imgrc0067574621.jpg
(各6800円(税込み))で、グレートゼブラにはオリジナルにはなかったマントが封入りで付属する。
色違いや発売時期による手の違いを除けば、この二体でスタンダードサイズの復刻は完了するという事で、メディコムトイの広告にも第一期シリーズ完結と書いてある。

一見たいした事のないように思えるこの一文だが、フイギュアやソフビを出してるメーカーで、こういった告知がきちんと出されるケースはあまりない。

復刻シリーズなので出すものが決まっていたというのがあるにせよ、好きなシリーズのソフビやフイギュアを集めているフアンにとっては売れてるからと同じキャラのバージョン違いやポーズ違いをダラダラ出されるより、違うキャラを出してもらいたいだろうし、シリーズが終わるならきちんと告知してもらいたいと思ってると思う。

フイギュア関係は売れるタイトルがあると、いろんなメーカーからそのタイトルの商品が次々出され、そのタイトルのフアンははじめは買い漁るが、いつ終わるともなく次々出されている内に飽きられ、売れなくなる。
すると、ビジネス的には当たり前の事だが、それまで垂れ流すように出されていたものが出なくなり、なんの告知もされずに終わる。
以前、あるメーカーの方と話してて感じたのが、フイギュアやソフビの業界は、メーカーの都合だけでユーザーを振り回し、そのシリーズを好きで集めている、大事にするべき固定ユーザーの事すらお構いなしという無責任さである。
そういう事を知ってもらえると、この告知がとれだけ珍しく、親切なものかわかってもらえるのではないだろうか。
こういった告知、今後も続けてほしいし、出してないメーカーには見習ってもらいたいものである。

話が逸れてしまったが、あらためて今回の商品の紹介をします。

「なぞの魔人」は、漫画版では6巻(漫画文庫版3巻)で初めて登場する。

タイガーへの刺客として送られ、失敗した「赤き死の仮面」の処刑を執行し、タイガー抹殺の度重なる失敗をしたミスターエックスに責任を追及する虎の穴の幹部として初めて姿を現す。160219_111107.jpg
次に姿を見せたのは、「タイガーマスクのオモチャ11」でアントニオ猪木(原作版)を紹介した時に書いた、タイガーが虎の穴に乗り込む決心をするきっかけとなった、虎の穴の切り札であったミラクルスリーの敗北(タイガーマスクのオモチャ2参照)で追い詰められたミスターエックスがちびっ子ハウスの健太を誘拐し、虎の穴本部に連れていった時である。

健太を前にした幹部達は、タイガーがこの少年ひとりの為に、殺されるのをわかっていながらわざわざ虎の穴に来るわけがないと疑うが、ミスターエックスからタイガーが虎の穴を裏切った理由が健太のいるちびっ子ハウスを救う事だった事を聞くと、ミスターエックスの処刑に三日間の猶予を与える。

このあとの流れは「タイガーマスクのオモチャ11」をみてもらうとして、この幹部達はたいした活躍もないまま、タイガーや馬場達に虎の穴本部を乗っ取られ、虎の穴の上層部の指示を仰ぐ為、ヘリで脱出するが、上層部に行けば処刑されるのがわかっているミスターエックスの裏切りによって憐れな最後を迎える。
160219_115646.jpg

この幹部達、アニメ版では第14話に初登場してから、漫画版に較べると、登場回数が多い。
「支配者たち」と呼ばれ、コスチュームも漫画版とは違っているが、
o0353024612440079923.jpg
タイガーマスクのアニメが途中から漫画版とはまったく違う展開になっているのは、フアンならずとも結構知られている事だが、アニメ版ではヒーローものらしく、物語後半、タイガーに配下のレスラー達が倒された後、第75~78話でその正体を現わし、「幻の三人タイガー」として
019739_01_67_0.jpg
タイガーに立ち塞がる見せ場があった。

「なぞの魔人」のソフビは、スーツを着ている事から漫画版を基に造られているのがわかる。
このソフビ、オリジナルはタイガーマスクシリーズの中では高値がついている。アニメ放映当時、番組後半に発売されたのと、それほど売れなかったのかほかのキャラクターに比べ、残存数が少ないからなのだが、ではなぜ売れなかったのか?

子供は夢中になる分、飽きるのも早い。
そして、ごっこ遊びをする子供にとって、そのキャラクター自身の強さが必須である。
「なぞの魔人」は、せっかく赤く不気味なマスクを被っているのに、
imgrc0067574627.jpg
ミスターエックスに命令するだけで、その強さを見せなかった事が理由ではないかと思う。

正体を現す前にあの姿のままで、タイガーが苦戦したライオンマンや赤き死の仮面あたりを叩き潰していたらもっと売れたのではないだろうか。

今回、なんとか手が届く値段で復刻されたので、オリジナルにこだわらなければ買えるチャンスである。
自分も買おうと思っている。

ちなみにアニメ版の「三人の支配者」も20年以上前だが、電人の製作でマルサンから発売された。
51qw+0SBaWL.jpg

つづいて「グレートゼブラ」だが、漫画版では3巻(漫画文庫版2巻)に登場する。
160219_120243.jpg
タイガーが巡業先で立ち寄った施設に盲目の少女がおり、その手術代を稼ぐ為に虎の穴による公開処刑の場と知りながら、敢えて参加した覆面ワールドリーグ戦。
リーグ戦の終盤、傷つきながらも戦い続けるタイガーを助ける為に現れる。

ライオンマンが大勢の客にたいしてひとりで相手をする、鎖による綱引きをするというデモンストレーションを行うが、客を吹っ飛ばした後、引っ張ろうとした鎖を止めたのがグレートゼブラであった。
160219_120420.jpg
怪力自慢のライオンマンのプライドを傷つけた事から怒りを買い、決勝はタイガー=ゼブラ組とライオンマン=エジプトミイラ組のタッグマッチで争われる事になった。

タイガーははじめ、タッグマッチに見せかけ、確実に自分を殺す為に巧妙に仕組まれた、実は3対1による処刑だと思っていたが、エジプトミイラとのリング外での対戦中、エジプトミイラによる麻酔薬の攻撃からタイガーを助けられた事で、はじめて自分の味方だと気づく。

その後は、コンビネーションにより、ゼブラは抑え役に回り、エジプトミイラ、ライオンマン対タイガーのシングルマッチに持ち込ませ、タイガー=ゼブラ組が優勝する。

グレートゼブラの正体は、ジャイアント馬場なのだが、
160219_120458.jpg
タイガーが覆面ワールドリーグ戦に参加するというので仲たがいしていたのだが、巡業先の孤児院で名前も名乗らずたくさんのプレゼントを置いていった人がいたという話を聞き、その直後にタイガーが覆面ワールドリーグ戦に参加した事から、タイガーの気持ちを察した馬場が助っ人に来たのだった。

タイガーがゼブラの正体に気づいたのは、その長身とフェアプレーに徹していた事、そしてミイラにキックしようとしたのをわざわざチョップにした事
160219_120313.jpg
などを挙げているが、今見たら、どう見ても馬場じゃん!というツッコミどころ満載である(笑)

しかし、この時代、どれだけ馬場が人気レスラーだったかを証明してるエピソードでもある。

アニメ版では、第26話に登場。
20120702122932.jpg
20120929135506.jpg
img_0.jpg
ストーリー的には同じだが、当時のアニメは子供向けだった為、退屈させないようスピーディーな展開になっている。

グレートゼブラのソフビは、この復刻版の顔を見てもらうとわかるように、オリジナルにも馬場の面影はまったくない(笑)
20120702122932.jpg
が、このあと、数十年の時を経てフイギュアやソフビ化されたゼブラは技術の進歩によって、それぞれ馬場だとわかるように造られている。
tiger-G-zebra.jpg
↑ユージンSR(ガチャガチャ)
img_13.jpg
↑海洋堂バイオレンスアクションフイギュア
sim.jpg
↑タカラトミータイガーマスク2(食玩)
page-22885.jpg
↑ZEEMタイガーマスクグレートコレクション
AD

初九州

テーマ:
先週、金土曜と九州に行ってきました。

生まれて初めての九州なので、本来ならあちこちで写真を撮るのだが、今回は2月3日に叔父が亡くなり、その通夜と葬儀に出席する為だったので、残念ながらそういう気分になれなかった。

オレの父親は九州の福岡出身で、今年82を迎える。
父親はオレと違って頭がよく、大学に通う為に上京した。

その時代、第二次世界大戦が終わってから10年近く経っていたが、現在ほどではないが、不況が続き就職難で、更に食べものをはじめ物自体なかったから大変だったらしい。

父親は6人姉弟の4番目で次男、亡くなった叔父は大正15年生まれの、2番目で長男だった。

父親を早くに亡くした叔父は終戦後、兵隊の生き残りとして帰ってきて、自分も生きる目的を失いながら母や姉、幼かったオレの父らを食わせる為に愚連隊の群れに加わり、倉庫などを襲っていた事もあったようだ。
その後、九州電力に就職し、定年まで真面目に勤めた。

オレの父親が大学に入ったり小さいながらも会社の社長になり軌道にのせる迄、この叔父夫婦を先頭に、既に亡くなったが、父の姉達が自分達も苦しい生活を過ごす中、資金面で応援してくれてたらしい。

父も定年となり、会社をほかの人間に譲ると、叔父夫婦やその子供達や孫達がこちらに出て来る度、世話をし、あちこちに出かけていた。

そんな叔父が亡くなった事が、父には凄いショックだったのか、今までいくつかの席で父が挨拶するのを見てきたが、最初に詰まり、アドリブで切り抜けるのを初めて見た。

オレが不良してた頃、叔父に一度、愚連隊時代の話を聞こうとしたが、ふだんは気さくに話す叔父が、その話には口が重く、その雰囲気から、オレもそれ以上聞こうとは思わなかった。
ただ、「オレみたいに甘い時代じゃなく、やるしかなかった」という言葉が残った…。

そんな叔父夫婦に、「九州に来てないのはあんただけなんだから九州に来なさい」と言われ続けながら、こうなる迄行かずじまいだった。

今回、九州に行ったが、時間の都合から、結局本家の門はくぐれなかった。

叔父とは守れなかった約束、せめて叔母がいる間に、今度こそ果たせたら、などと思っている。
AD