今月発売した、月刊ヤングマガジンで、特攻の拓外伝が終わった。

このマンガ、現在、30代後半から40代くらい迄の人なら、月刊少年チャンピオンの看板作品になった「クローズ」以上に本編が連載してた頃、好きだった人、多かったのでは?

キャラクターの多さも怪物ぶりも、群を抜いてたからね。(笑)
なにしろ、ケンカ相手をツブす時、道路標識にメリ込ませて、ついでに標識迄曲げちゃうわ、中身が入ったビール瓶入りのケースを片手で持ち上げて、振り回して、敵をブッ飛ばすわ、やる事、ムチャクチャなマンガだったからねー。
で、最後には、作者も収拾つかなくなったのか、ぶん投げみたいな集団乱闘をやらかして、ワケわかんない(゚ω゚?)終わらせ方だったもんなあ。

で、この外伝の主人公は、本編の途中で事故死したキャラクター、天羽時貞。
彼は、本編でも、繊細さと凶暴さを併せ持つ二面性が激しいキャラだったけど、その彼が、まだ、ジュニアハイスクールに編入したての頃の話。
この頃がある事によって、本編の彼になっていくという繋げ方が、あの頃より、原作者のストーリーの運び方が上手くなっていて、多少、伏線みたいなものが張ってあったりして、これで、次作がなかったら肩透かしだけど、一応のまとめ方としては、よかったと思う。
天羽時貞と緋崎や平蔵との出会いをはじめ、それに絡めて、マー坊やアキオ、
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晶の中坊時代、鰐渕春樹に須王、ナツオに誠らが音速の四天王として疾走ってた時代も出てたしね。

読み終わって感じたのは、この、天羽というキャラは、つくづく、宮沢賢治が似合うように作られてるなあ、と思う。
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それ故に、彼の周囲のキャラも、ハッピーエンドにはなれないのが、オレ的に、ちょっと哀しい。
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作品としての完成度は、単行本、全てを通して読んでからじゃないとわからないので、それについては、最終巻が出た後に。
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遂にというか、やっと、コミック版エヴァ、終わりましたね。

足かけ19年という年月から考えると、普通なら、感無量とか、ひとつの時代が終わったな、とか、そんな感情が湧くんだけど、このマンガにたいしては、全く、そういう気持ちになれない。
とりあえず、ちゃんと終わらせてくれて、ありがとうという気持ちだけ。

掲載誌が、少年エースからヤングエースに移ったりしたけど、それだって、中断されてる間に、角川書店がヤングエースを創刊する事になって、とりあえず、打ち出せる看板作品が欲しいから、ちょうど休載してる事だし、ならば、中断してるエヴァを再開しようという戦略がミエミエだったしね。

19年間、定期的に描かれてきたマンガなら、もっと盛り上がったと思うけど、なにかある度に、長期休載をしてきたマンガだから、実質的な連載期間は、かなり短かったと思う。
多分、連載期間より休載期間の方が長いんじゃないかな?

そんな事を繰り返していたから、当然、読者離れがおきる。

ストーリー的にも、アニメで謎を残した部分に、キャラクターデザインをした立場からの、貞本さん独自の解釈を加えて、もっと濃い作品になる事を期待してたんだけど、結局、ただのコミカライズで終わってしまい、凄く残念ダウン

同じく、キャラクターデザインをした、安彦良和が描いた「機動戦士ガンダム・ジ・オリジン」は、独自の解釈を加えた事で、アニメ以上に重厚な作品になり、果ては、このマンガを原作として、新しく、ファーストガンダムが作られてるというのにね。

この違いがデザイン止まりの人と、マンガ家になってしまった人の差なのかな…
ただ、作品としての完成度は、単行本として、全巻を通して読んだ時だというのが、オレの持論なので、恐らく、これから行われるであろう、最終巻の加筆修正があると思うから、それが発売されたら、最初から通読して、その後で、あらためて評価したいと思う
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