映画な日々。読書な日々。

本の感想、映画の感想(レビュー)を中心に更新していましたが、2011年出産につき、映画のレビューはしばらくお休みさせていただきます。
しばらくは読書、子育て、コスメ、グルメ情報等を中心に更新していきますのでよろしくお願いします。


テーマ:

映画な日々。読書な日々。-アリエッティ

古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。[上映時間:94分]


私は全く興味ナシだったのですが、ジブリ好きの旦那さんがどうしても観たいというので一緒に観に行ってきました。


郊外の古い屋敷に住んでる小人の女の子、アリエッティ。昔は沢山いた仲間たちも今はいなくなってしまい、家族3人で暮らす日々。小人達は、人間達からうまく隠れ、少しずつ生活に必要なものを人間の家から”借りて”生活する借りぐらしの種族だった。


アリエッティが初めて”借り”に出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷にやってきた少年・翔に見つかってしまう。人間は危険。人間に姿を見られてはいけない。


姿を見られてしまったからには引っ越さないといけない。


しかし生来の好奇心と向こう見ずな性格も手伝い、アリエッティは次第に翔に近づいて行く。


観終わった直後の感想。

ジブリファンの方には申し訳ないですが、あまり面白くなかったです。ジブリ作品にはいつも沢山のメッセージが込められているように思っていたのですが、この作品はメッセージ性も薄かったような。


お金を払った上につまらないというパターンに、鑑賞後若干不機嫌な私。映画が面白くないのは俺のせいじゃない!と言うけど、あなたが観たいって言ったのよぉ~。


でもね、ジブリファンの旦那の言い分としては、今回は宮崎駿は監督をやってないから仕方ないんだそうで。確かに映画にするような内容ではないけど、ジブリの原点はこんな感じらしいです。


そもそも私が違和感を抱いたのは、小人たちが人間の家から物を盗んでいるのに、それを”借り”と言っているところ。借りるというのは、返さなくてはいけないわけで、返さないのに借りてると言いきっているところがどうも納得いかなくて。


人の家からものを持ってきてしまうことを”借り”という言葉で表現していいとはどうしても思えませんでした。特にアリエッティが「借りって楽しいね。」と言うシーン。それはイコール、「盗みって楽しいね」と言ってるようなものじゃん、と思ってしまったんですよね。


もちろん、だからと言って彼らをあの家政婦のように「泥棒」と悪者にするわけではありません。彼らはそうしなくては生きていけないわけで、その生き方が悪いと言ってるわけじゃないんです。私たち人間だって、生きる為に動物や植物を殺して生きているわけですし。ただ「盗む」ことを「借り」という言葉に替えて良いように表現してしまっているのがちょっとずるいな、と思って。子供の為の良質なアニメを作るジブリだからこそ余計にそう思ってしまったんですよね。


人間にとってほんのちょっとの距離でも、小人にとってはとてつもない距離。人間にとっての小物が小人達の家具にもなり得る。その世界観の違いはとてもよく描かれていたと思います。

この物語で描かれているのは、屋敷に療養でやってきた翔と好奇心旺盛のアリエッティとの出会いから別れ。小人たちの暮らしと、アリエッティを見つけた病弱な少年・翔の行動。


皮肉なのは翔が優しい気持ちで良かれとと思って起こした行動が、アリエッティ達を窮地に陥れてしまうということ。翔の優しさは正直中途半端で、私がもしアリエッティを本気で守りたいと思ったらあんな行動は絶対できないけどな、と思いました。砂糖をあげるぐらいでよかったのにって。


共存の難しさ、ですよね。


みんなが翔や翔のおばさん達のような考え方だったら共存も可能だったのかもしれない。けれども家政婦のような人が絶対にいるから。そして小人達は、家政婦こそが人間の姿だと思ってしまう。つまり人間は危険だと。


わかりあえないというのはとてもさみしいこと。

ただの飾りになってしまってるドールハウスがそれを物語っていたように思います。


でもだからこそ、アリエッティと翔の友情を、わかりあえた二人をもっと深く描いて欲しかったかな。


翔の「君たちは滅びゆく種族なんだよ。」という台詞は、優しいと思っていた翔から出た言葉だったから余計に唐突で、傲慢に感じてしまいましたが、親からは大切にされず、さらには自分が死ぬかもしれないという不安に押しつぶされそうになっていた彼から出た言葉としてはある意味自然だったのかもしれません。


それが自分より不幸な人たちを見つけたかったからなのか、自分と同じように君たちも滅びるんだよ、というマイナスの仲間意識だったのかはわかりませんが。


でもそんなやり取りをしたから後だからこそ、もっと関係を築けたんじゃないかな、と思ったりもして。


そしてラスト。

あの終わり方が悪かったとは言いませんが、なんとなく全体がエピローグ的な部分だけで終わってしまった印象は否めないです。


アリエッティと出会ったことで、翔がどう変わったか。

翔と出会ったことで、アリエッティがどう変わったか。


翔の手術の結末は描かなくとも、せめてそれぞれの変化ぐらいは描いて欲しかったかな。


ワーナーマイカル板橋にて鑑賞


★★☆

コメント(12)  |  リブログ(0)

masakoさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。