- 三匹のおっさん/有川 浩
- ¥1,600
- Amazon.co.jp
「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。
なかなか面白かったです。三匹の悪がきの成れの果て、還暦を迎えた三匹のおっさんたちが、ボランティアの私設自警団、地域限定正義の味方となり街の平和を守る。
その三匹とは、定年退職後、近所のアミューズメント施設で嘱託として働く剣道の達人・キヨ、居酒屋「酔いどれ鯨」の元主人で、柔道家、ちょっと強面のシゲ、背は低く痩せ型だが、機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者のノリ。
還暦を迎えたとはいえ、今の60歳なんてまだまだ若い若い。おじいちゃん、おばあちゃんなんて言ったら失礼なぐらい若いですよね。彼らの活躍が5つの連作短編で描かれます。
キヨ達も自分達はまだおじいちゃんではない!と「三匹のおっさん」として密かに街の平和を守り、そこにキヨの孫息子の祐希、ノリの愛娘・早苗も絡んできます。
キヨが嘱託として働くことになったアミューズメントパークの売上金盗難事件で、キヨは祐希を、祐希はキヨを見直しちょっとずつ二人の距離が近づいていく所がいいです。二人とも意地っ張りで素直じゃないから、表向き口は悪いんですけどね。でもおじいちゃんを少しでも若くしてあげようとオシャレなファッションを教えてあげてる姿はなかなか微笑ましいです。
さらに強姦事件、中学校の動物虐待、催眠商法、詐欺等を次々解決していく三匹のおっさん+二人の高校生。腕っ節に自信があるキヨ、シゲよりも、自分で何でも作ってしまうノリが一番危険なおっさんかもしれません。あまりにも三匹が強くてなんでもできて、簡単に解決しすぎている感はありますが、読み終わった後は爽快。
キヨと祐希のお互い素直じゃないところもかわいらしかったですが、個人的にはやっぱり祐希と早苗の恋愛が初々しくてよかったです。
これって挑発?挑発したよね?
から後のシーンは、本当少女マンガみたいなんだけど、すっごく私的にツボで何度も読み返しちゃいました。
正直、それぞれの物語の展開は、冒頭を読んだだけでだいたい想像できてしまうような単純なお話ばかりだったのですが、それでも面白くてあっという間に読み終えてしまいました。
★★★☆




















1 ■読みたい!
有川浩さんの作品は、自分にとって当たり外れがあるので、本作品も躊躇してましたけど、レビューを拝見して読みたくなりました。
読み易そうですね。
恋愛要素少なそうですし(この方の恋愛部分はベタ甘過ぎて苦手)読んでみたいと思います。