映画な日々。読書な日々。

本の感想、映画の感想(レビュー)を中心に更新していましたが、2011年出産につき、映画のレビューはしばらくお休みさせていただきます。
しばらくは読書、子育て、コスメ、グルメ情報等を中心に更新していきますのでよろしくお願いします。


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私は貝になりたい

高知の港町で細々と理髪店を営む清水豊松は昭和19年に招集されるが、終戦後、無事に家族のもとへ帰ってくる。しかし、平和な暮らしを取り戻したかに見えた矢先、MPに戦犯として逮捕される。従軍中、上官に捕虜処刑を命ぜられたのだった。拒めば自分の命がないことを占領軍による裁判でどれだけ訴えようと聞き入れられることはなく、重い判決が言い渡される。妻の房江は減刑の嘆願書に署名を集めるため奔走する。[上映時間:139分]


予告編で中居君の真剣な演技を観るたびに、どうしても笑ってしまっていた私・・・。なんで中居君なのかなぁと思っていたのですが、先日シティリビングのインタビュー記事を読んで、中居君すごい努力家なんだと思ったら、なんだか中居君が好きになりました。演技は自信がないって正直に言ってるところも好感持てたんですよね。


抜粋すると、『演技は自信がないししんどい。ちゃんとできる自信がないから準備だけはしっかりやる。カッコイイことはSMAPでできる。だから一人の時は自分しかできないことをやりたい。』というようなことが書かれてました。


妻の房江と共に、細々と理髪店を営んでいた清水豊松。決して裕福ではないが、妻と息子と幸せに暮らしていた。しかし時代は戦時中。豊松の元にもついに赤札が届いてしまう。なんとか三人で生活していく目鼻が立った矢先の徴兵。


豊松が配属されたのは、本土防衛の為に編成された中部軍の部隊。そして豊松は米軍兵の捕虜の処刑を命じられる。二等兵の豊松達は、上官の命令に逆らうことは許されなかった。上官の命令は天皇の命令。逆らったら自分の命すら危うかったのだ。


そして終戦。豊松は無事に家族のもとへと帰って来ることができ、また家族揃って幸せな生活が送れると思っていた。しかし豊松は突然戦犯として逮捕されてしまう。そして裁判の日々が始まる。いくら無罪を訴えても理解されず、豊松には重い刑が下される。

戦争映画ですが、戦争のシーンはほとんど描かれていません。この映画で描かれるのは、あくまでも戦争に巻き込まれてしまった一般市民の姿。だからか、豊松に重い刑が下されるわけなのですが、暗い雰囲気の映画ではありませんでした。


ただ、”理不尽”。

そう感じずにはいられませんでしたね。

それは豊松の従軍中の上官からの命令や仕打ちも、終戦後に戦犯として逮捕されてしまうことも。


もともと心優しい豊松は、いくら戦争とは言え、上官の命令だとは言え、人を刺す勇気なんてこれっぽちもない。だから徴兵されても、訓練ではへなちょこなんです。訓練でも上官から怒られてばかり。それでも日本軍において、上官の命令は絶対。下っ端二等兵の豊松達は上官の命令に従う他なかったのです。


実際は長い間従軍させられていたのだと思いますが、映画では豊松の従軍中のシーンが描かれるのはほんのわずか。そしてすぐに終戦後のシーンへと変わります。


平穏な生活が訪れるかと思ったのもつかの間、戦犯容疑で逮捕。それでも逮捕されるようなことは何もしていない豊松達はすぐに家に帰れると思っていた。が、ここでも理不尽なことが沢山おこります。


裁判では通訳もきちんとしてもらえず、豊松達の訴えが伝わらないし、いくら無罪を主張してもまったく理解してもらえない。従軍中に理不尽な命令を下された豊松達は、終戦後、今度は裁判で理不尽な判決を受けることになるのです。


生まれた時代が悪かったと言ってしまえばそれまでですが、幸せに暮らせるはずだったのに、戦争に何もかもが奪われてしまった。戦争中に命を落とさなかった豊松だったけれども、結局戦争に殺されることになったんですよね。戦争が終わっても、悲劇は終わっていなかった。


中居君はこの役の為に減量したというだけあって本当げっそりでした。中居君が頑張っていたのはすごくよくわかります。ただねぇ、いろいろ微妙でしたよ。まず音痴なのにあかぺらで歌を歌うシーンが3、4回あったんですよ。え、中居君歌っちゃうの?って思ったら本当に歌っちゃって。そしてこれがまた本当すっごい音痴なの。SMAP大丈夫か??あとは中居君が真剣に演技すればするほど、どうしても笑ってしまうのは予告編の時からやっぱり変わらなくて、中居君頑張ってると思うと同時に、クスって笑っちゃったんですよねぇ。だって中居君なんだもん。


そして友情出演すると聞いていた草なぎ君の登場シーンも、笑ってはいけないシーンだとは思いますが、思わず笑ってしまいました。やっぱりダメだよ、SMAP出しちゃ、と。でも登場シーンこそ笑ってしまいましたが、草なぎ君の演技は意外とよくて、特に房の人たちに挨拶するシーンはちょっとジーンときちゃいました。静かな演技は草なぎ君はぴったりですね。


あと鶴瓶の配役がかなりイマイチでした。中居君だけでもちょっと軽い感じがしちゃうのに、中居君と鶴瓶じゃ、バラエティみたいな感じがしちゃって。やっぱりこういう映画なんだからもうちょっとその辺の配役を考えてほしかったです。石坂浩二はかなりよかったんですけどね~。


この映画ではすっごい理不尽なことが描かれていて、豊松の人生なんて本当可哀想で仕方ないはずなのに、どこか明るくて軽くて、訴えたいことと、雰囲気が微妙に合っていない気がしてしまいました。タイトルの「私は貝になりたい」と言うシーンもなんだか全然重みがなくて、豊松からそこまでの絶望感が伝わってこなかったのが残念でした。

戦争の愚かさや豊松達が受けた理不尽さは感じるし、戦争というものを改めて考えるきっかけにはなると思います。映画としては悪くはないと思います。ただそんなに褒めるところもないんだな。中居君と仲間由紀恵より、息子・健一役の加藤翼君の方が演技上手かったような気がするのは私だけかな。


日劇にて鑑賞


★★☆

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