事故で夫を亡くし、傷心で葬儀に臨む老いたフェルミナのもとにフロレンティーノが現われ「この日を待っていた。ずっと愛していたんだ」と告げた。1897年のコロンビア・カルタヘナ。郵便局員のフロレンティーノは、配達先の令嬢フェルミナと恋に落ちる。しかし、娘を裕福な名士のもとに嫁がせたい父によって引き裂かれてしまう。その後、フェルミナが医師フニベルと結婚した事を聞き、何年でも彼女を待ち続けると心に誓う…。[上映時間:137分]
シャンテシネで映画を観るたびにこの映画の予告編が流れていたので、結構気になっていた作品でした。映画としては良くできている作品だと思いましたが、内容的にダメな人はダメだろうなぁという感じがします。
19世紀後半から20世紀にかけ、激化する内戦とコレラの蔓延に揺れるコロンビアを舞台に、半世紀にわたり待ち続けた男の愛と人生を描く物語。
51年9ヶ月と4日。男は待ち続けた。
愛するフェルミナの夫が事故で亡くなった。フロレンティーノは51年9ヶ月と4日、ずっとこの日を待っていた・・・。そして夫を亡くしたばかりのフェルミアに言う。「この日をずっと待っていた。ずっと愛していた―。」
時はさかのぼり1987年コロンビア・カルタヘナ。
郵便局の配達員として働くフロレンティーノは配達先の令嬢・フェルミナに一目ぼれする。文才のあるフロレンティーノはフェルミナに手紙を書き続け、そしてついにフェルミナもフロレンティーノを愛するようになり、父に隠れて手紙のやりとりをしながら愛を育む。しかしフェルミナの父親は美しい娘を上流の家へ嫁がせようとし、フロレンティーノとの仲を裂いてしまう。
数年後、フェルミナは往診に来てくれた医師・フベニルと結婚。それを知ったフロレンティーノは嘆き悲しみ、激しく消沈するが、彼は諦めなかった。そして永遠に彼女を愛し続けると誓う。
主演のハビエル・バルデム、ノーカントリーの時は表情のない恐ろしい殺人鬼で怖かったですが、今回もかなり強烈なキャラクターでキモかったです。
この時代は恋愛と言っても、手紙のやりとりで恋を育むものだったのでしょうか。フロレンティーノとフェルミナは、ほとんど言葉を交わしたことがないまま、手紙だけで恋に落ちます。はっきりいってこの時点で妄想の世界かもしれないですよね。お互いのことをよくわからないまま、手紙だけで愛し合っていると思ってしまっていたのですから。
そんな二人を引き裂くフェルミナの父親はかなり下品でした。ともかく美しい娘を立派な家に嫁がせようと必死。往診にきた医師・フベニルがフェルミナに興味を持ったと分かるとすぐに二人を近づけ、結婚までこじつけます。フェルミナはフベニルのことを愛しているのかどうかもわからないまま、流されるように結婚。それでも新婚旅行で1年パリで過ごし、子供も得て、それなりに幸せな日々を送れていたんじゃないのかな、とは思うんですよね。フロレンティーノのことだって別に引きずっているようには思えなかったし、第一あれは幻想だったと言ってましたしね。
ボロボロになってしまったのはフロレンティーノ。失恋して何も手がつかなくなってしまいます。フロレンティーノの母は見かねて仕事場を変えさせたりしてフェルミナから遠ざけようとするのですが、全く効果なし。彼の頭の中はフェルミナのことでいっぱい。そして彼女への永遠の愛と貞節を誓うのです。
が、ここからが「え??」という感じでした。最初に船の中で強姦にあってしまうフロレンティーノ。そしてそれから次々といろんな女と寝まくります。1人目、2人目・・と詳細に日記に綴っていくフロレンティーノ。フェルミナのことを愛しながらも求められるがまま、数々の女を手にしていきます。まるでカサノバかよ!というぐらい沢山の女と寝まくるんですよ。その数なんと600人越え!!このフロレンティーノと数々の女とのベッドシーンは結構笑えたりもします。なんか予想外にコメディタッチだったんですよね。
どうやらフロレンティーノには魅力があったのか、出会う女みんな彼と寝たがります。本当不思議。でもね、彼はそれをすべて「治療」だと言うんですが、この時点でフェルミナへの思いは純愛だとは思えなかったし、51年待ち続けたって言ったってあんた他の女と寝まくってたでしょ、という感じなんですよね。全くもって壮大なラブストーリーとは思えませんでした。でも本当に誰とも関わらずに彼女だけを愛し続けていた、というよりはある意味現実的かもしれません。
体は遊んでても、心はフェルミナだけのもの、だったんでしょうね。何せ51年もの間ずっと心にいたわけで、さらに51年9ヶ月と4日と詳細な日にちまでカウントしていたのですから。そしてフェルミナの旦那が死んだとわかった瞬間、すぐに彼女に会いに行ったのですから。
フロレンティーノが偉かったと思うのは、彼女の後を付回すわけでもなく、旦那のフベニルに嫌がらせをするわけでもない。奪おうと思えばフベニルが生きている時にだった奪えたはずなのに、彼が死ぬまで根気よく待ち続けていたところですかね。観ているこっちとしてははっきりいって怖いし、若干気持ち悪かったですが。
本当は50年以上も同じ人を愛し続け、待ち続けた壮大な愛にラストは感動ものなのかもしれませんが、どうも感動とは程遠かったです。笑ってしまう部分が多かったし、何より沢山の女と遊んでたわけだし、フェルミナを愛してると言いつつも、他にも愛した女はいたし、なんか全然純愛じゃないじゃん!と思ってしまったわけで。それでも70歳をとうに越えた二人が再び愛しあうというのはちょっと素敵だな、とは思いました。
ストーリーはなんだか思っていたのとはだいぶ違いましたが、キモイ!と思いながらもこれはこれで結構楽しめました。また独特の雰囲気と映像は素敵でしたし、何より主演のハビエル・バルデムの演技がすごかったです。
シャンテシネにて鑑賞
★★★






















1 ■TBありがとうございました☆
こんばんは★
ハビエル・バルデムは本当にどんな役でも視聴者に強い印象付けをしてくれますよね。