『俺たちダンクシューター』@新宿ミラノ座 | 映画な日々。読書な日々。

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俺たちダンクシューター

1970年代、アメリカではNBAとABAの2大プロ・バスケットボール・リーグがあった。過去にヒット曲を出したシンガーのジャッキー・ムーンは、ABAのチーム「トロピックス」のオーナーであり、なおかつ監督兼選手だ。試合前に歌を披露してショーアップするも、チームの試合成績と観客動員は悲惨な状況。ある日、ジャッキーはリーグの会合で、NBAに吸収合併される上位4チームを除き、ABAは解散と告げられ…。[上映時間:90分]


『俺たちフィギュアスケーター』 のウィル・フェレル、まだ俺たちフィギュアスケーターの方がキモさがマシだったかも。この写真、ヤバくないですか??


ABA=アメリカン・バスケットボール・アソシエーション は1967年~1976年に存在していた”魅せてなんぼ”のアメリカのプロバスケットボールリーグ。一発屋のミュージシャンのジャッキー・ムーンは、その印税を元手にABAのフリント・トロピックスを買収、彼はトロピックスのオーナー、コーチ、選手を兼任。しかしパフォーマンス重視のトロピックス、お粗末プレーで試合成績も観客動員もひどい状況。


そんな中、NBAがABAの買収を発表、上位4チームだけがNBA入りし、他のチームは解散と宣告される。ジャッキー・ムーンは元NBAの補欠選手モニックスをトレードしたりしながらトロピックス生き残りをかけた戦いを始める。


バスケットボールといえば、NBAですが、1970年代にはNBAの他にABAというプロバスケットボールリーグがあったそう。この作品はそのABAを舞台にしたコメディですが、なんと設定や技など細部にわたって再現していて、半分ぐらいは本当のお話なんだそうです。実際この映画にあるように、試合前歌謡ショーなどもあったとか。びっくり~。しかも3ポイントシュートなどはABAが始まりだったんだって。


ABAの超弱小チームが生き残りをかけて必死に試合に挑みます。が、今回もウィル・フェレル、かなりキモかった。しかも試合で勝たなくちゃいけないのに、エンターテインメント重視のジャッキー・ムーン、しっかり毎回ショーを披露。着ぐるみショーやら、ローラースケート美女越えやら、熊との対決やら・・・。ABAって本当にこんなことしてたのかなぁ??


俺たちフィギュアスケーター同様、コメディ色たっぷりの展開。


だからそんなんで本当に4位に入れるの~?という感じだったのですが、途中からメンバーも本気になります。モニックスを監督にして、きちんと練習を開始するトロピックス。ジャッキーが最後までプロバスケットボール選手にしては動きがイマイチだったのが気になりましたが、ジャッキーは下手でOKだったんですね。何せ3ポイントシュートがあの投げ方ですから・・・。


バスケの試合は正直ほとんど楽しめません。ひたすらくだらないですから。あと魅せるショーもね、私はイマイチ楽しめなかったんですよねぇ。だけど何故か4位をかけた最後の試合はちょっと力が入っちゃいました。やっぱり真剣にスポーツしてるのはぐっときます。唯一のスター選手・クラレンスがカッコイイんですよ。あれはしびれた。あのアフロはどうかと思いましたけど。


とは言え、面白いかと聞かれたらたいして面白くはありませんでした。ギャグもそんなに笑えなかったし、『俺たちフィギュアスケーター』 の方が全然面白かったかな。上映時間が短いので、暇つぶしに観るにはちょうど良いかも。


新宿ミラノ座にて鑑賞


★★☆