『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』 試写会鑑賞 | 映画な日々。読書な日々。

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未来予想図

同じ大学に通うさやかと慶太は、誰もが羨むほどのカップル。スペインの建築家ガウディに憧れる慶太は、いつか自分の設計した建築物を建てたいと、さやかに熱く語る。そんな慶太の才能を誰よりも信じるさやか。大学の卒業旅行でスペインを訪れた二人は、ガウディの未完の大作、サグラダ・ファミリア教会を前に、自分たちの未来が確かにつながっていると確信していた。そして大学を卒業し、新しい道を歩み始める二人。恋、仕事、家族、そして夢。大切なものが増えれば増えるほど、二人の未来予想図は大きく変わっていく…。[上映時間:115分]


ドリカムの名曲「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」をモチーフにした映画です。歌詞のシーンもいくつか出てきて、ストーリーはベタながらも、悪くはなかったと思います。


二人の出会いは大学時代の自主映画の撮影現場。新婦役だったさやかと、急遽新郎役に借り出された慶太。二人は星をに行った初デートから順調すぎるぐらい順調に恋愛をし、卒業旅行では慶太の憧れのガウディの未完の大作、サグラダ・ファミリアを見にスペインへ。このあたりまではもう観ているこっちが恥ずかしくなるぐらいラブラブなカップルぶりを発揮していました。


そして二人は就職し、慶太は建築の道に進み、自分の夢に着々と近づいているものの、さやかは自分のやりたい仕事を諦めて、全くやりがいのない仕事をしていた。恋はうまくいっていても、仕事はつまらない。そんなさやかを慶太は後押しし、さやかは再び編集の仕事を目指す。そして転職が成功し、編集者として働くことになったさやか。しかしその頃、慶太は実力を買われ、スペイン行きの話が持ち上がり、二人は離れて別々の道を歩み始めることになる。


竹財輝之助って演技初めてだったわけではないですよね?正直学芸会並みの演技の下手さにびっくりしてしまいました。台詞や役の設定いけないのかもしれませんが、なよなよしすぎで頼りなさすぎなところも微妙でした。正直慶太には全く魅力を感じられず・・・。しかも映画はさやかと慶太が出会ってから10年間を描いているのですが、大学生の時も10年後も、全く見た目変わらず。そりゃないだろ、と突っ込みを入れたくなりました。


また二人が別々の道を歩み出すときの別れ方もねぇ、さやかはいくら慶太のことを思った上での行動とは言え、今まであれだけラブラブだったのに突然その台詞はないだろ、と言いたかったし、言われた後の慶太の態度もどうなの?という感じでした。


でも一番突っ込みを入れたかったのは花火大会のシーン、人ごみがすごかったはずなのに、なんで二人の周りだけ誰も人がいなかったのか。あれはおかしすぎるでしょー。ありえない!!


そんな中で原田泰造演じる花火師の話はなかなかよかったです。父親に会いに行こうとした息子はとてもかわいかったし、運動会のシーンも微笑ましかったし、奥さんに作った花火のエピソードも素敵だったし。


そしてドリカムの曲はやっぱりいいですね~。途中に流れるドリカムの「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」そして新曲「ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図」が効果的でした。ただ、未来予想図の「ヘルメット、5回ぶつければ」、未来予想図Ⅱの「ブレーキランプ5回点滅アイシテルのサイン」、これは歌詞だからすごくよく思えたんですね。実際映像で観るとかなり微妙でした。ブレーキランプなんて、歌詞を知らなかったら、ただ運転が下手でブレーキ何度も踏んでるのかと思っちゃいますよ。


松下奈緒は結構大人っぽい雰囲気の女優さんなので、大学生役はちょっと無理があったように思いますが、演技自体は結構よかったです。松下奈緒の声とか喋り方がすごく竹内結子っぽくて、ずーっと竹内結子に似てる、似てる、と思いながら観ていたのですが、似てると思ったのは私だけ?本当映像観てなかったらもしかしたら間違えたかも、と思うぐらい似てたような気がするんですが。

竹財輝之助は、沢村一樹に雰囲気が似ていました。が、あまりにも童顔すぎるのと、演技が下手すぎてかなり微妙。ベタながらも結構いいシーンもあったので、他の人が慶太役だったらもっと感動しちゃったりしたかもしれないと思うとちょっと残念でした。


ガウディやスペインでまだ建築中のサグラダ・ファミリアの存在はこの映画を観て初めて知りました。着工が1882年で、未だ完成していないってすごいですよね。建築とかは全然興味ないですが、ちょっと見てみたいと思いました。スペインロケに行けた二人が本当うらやましい。


エンドロールの後にもまだ続きがありますので最後までお見逃しなく。


試写会(@東京FMホール)にて鑑賞


★★☆