バツイチ、子持ち、大酒飲み。しかし、検挙率No.1の敏腕刑事の雪平は、警察の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。元同僚の三上からは、危険だから手を引けと忠告されるが、信念は揺らがなかった。ある朝、雪平は娘の美央を学校に送るのをベビーシッターに任せ、三上と電話をしていた。どことなく寂しそうな娘だが、話に夢中の雪平は気付かない。「娘を車で送るのはよせ」、三上が言った瞬間、外で大きな物音がした。[上映時間:112分]
面白かったですー。
アンフェアなのは誰か?
いやぁ、ドラマ同様に最後まで誰が黒幕なのかわかりません。ドラマファンは必見ですが、ドラマを見ていなくても困ることはないので大丈夫です。
警察の不正が書かれているという極秘文書を追っていた雪平。薫ちゃんにその極秘文書の調査を依頼していた雪平は薫ちゃんとの電話に夢中。ベビーシッターに車のキーを預け、娘・美央を学校に送り届けるようにお願いする。しかしその直後、外から大きな爆発音が聞こえる。慌てて家の外へ飛び出すと、雪平の車は爆破され炎上、吹き飛ばされた美央が倒れていた。
豊洲警察病院に搬送された美央を、看護師・浩子に託して病院を後にする雪平。そして雪平と入れ違いに病院に入ってきた不審な一団の一人が散弾銃を発砲。一瞬にしてパニックに陥る病院。ハイテク満載の警察病院がテロリストに占拠されてしまう。
公安部ナンバーワンと言われる斉木陣管理官といた雪平は、テレビから流れるこのニュースを聞き愕然とする。しかししばらくすると病院の人質が解放されているという情報が飛び込んできた。 雪平は病院へ駆け付けたが、開放された人質の中に美央の姿がない。
テロリストの要求は「警察庁が機密費を不正流用してプールした裏金80億円を2時間以内に用意せよ!」というものだった。そして最大の人質は、来院中だった警察庁長官。裏金の存在を明らかにしたくない警察とテロリストのリーダー後藤の緻密に仕組まれた頭脳戦の攻防。テロリストの真の目的を探る斉木。事件に巻き込まれた愛する美央を救い出そうとする雪平の命を賭けた最後の闘い。
とうたっていますが、全然最後の闘いじゃないですね。全然完結編してません。これじゃ消化不良のままだ。と思う一方、こういう終わり方はアンフェアらしいかな、と思ったりもして。完結と言いながらまた続きを作るんじゃないでしょうか。
「警察内に内通者がいる以上、誰も信じない」と言う雪平の台詞、そのまんまです。誰が内通者なのか、誰を信じていいのか。この人は味方なのか敵なのか?そして次々に人が死んでいきます。
目には目を
復讐には復讐を
アンフェアにはアンフェアを
どこまでが計算内でどこからが計算外?
最初から最後までハラハラし通しであっという間の2時間でした。
ただ、ドラマの真犯人を知った時のような衝撃はありませんでしたね。だってみんな怪しいんだもん。誰が犯人だって納得できちゃう。ドラマの真犯人は本当、え???という感じでしたからね。それでも裏切りの連続でした。人間不信に陥りそう。
途中、雪平と美央の親子愛のシーンが盛り込まれていますが、美央ちゃんかわいすぎです。いい子すぎです。警察内の人間を誰も信じられない雪平、そんな雪平のことをひたすら信じ続ける美央。美央ちゃん、ドラマの時から辛い目にあいまくってるのにいい子に育ってるなぁと本当感心ですよ。
江口洋介は格好よかった。となり町戦争のような普通の男役より、刑事とか医者とかの役の方が栄えますね。テロリストのリーダー・椎名桔平も冷静でなかなか格好よかったですが、テロリストの一団・戸田を演じた成宮君はちょっとしょぼすぎだったなぁ。看護師浩子の出番は少なすぎでちょっとかわいそうでした。
ただ、連続ドラマ、ドラマスペシャルと何が違うのか?テレビで十分では?と言われればそうとも言えます。テレビで十分面白かったですからね。それはおかしいでしょ、と言いたくなるような突っ込みどころも実は結構あります。それでも私は十分楽しめましたが、粗が気になってその辺をダメだしする人も結構いるかな。
エンドロールの後にまだ続きがあるのが明らかにわかるのに、何人かの人はエンドロールが始まるとすぐに帰って行ってしまいました。エンドロール後も結構重要なのに・・・
というわけで、これからご覧になる方は最後まで席を立たないように気をつけてくださいね。本編中の疑問に思ったことの答えがちゃんとエンドロール後にあったりしますので、最後までお見逃しなく。
試写会(@東京FMホール)にて鑑賞
★★★★










