2012年02月01日(水)

終りの音の鳴るまえに

テーマ:■ 大人の事情

スライダーズおやじ-ヤングマガジン ヤンマガに載った長男の写真を、Jリーガー志望の大学生のせがれを持つ会社の先輩に見せたことがあった。

この先輩は以前、喫煙所でよくいっしょになった人で、YSAでプロ選手を目指すという長男に興味を持ってくれ、3年ほど前からよく声をかけてくれる。
 
「なんだよ、ただのヤンキーじゃねえか。がっかりだな」
笑ってくれるのかと思って見せたのに、何も言えなくなってしまった。
 

その先輩の話では、小中高校生時代に「力がある」などとチヤホヤされた子が、サッカー推薦などで大学へ進み、チームに入った途端、不思議と華が無くなり、周囲と同じか、それ以下のレベルになるという現象がかなりあるとのこと。
 
これは「慢心」によるもので、目標を持ってコツコツ努力している連中が、追い越してしまうのだという。長男の場合もそのパターンのような気がする。
 
 
昨夜、ジムに行った長男が、いつもは23時過ぎに帰ってくるのに、21時前に頭をかきながら帰ってきた。
「スパーリング中にまた肩やっちゃって・・・」
  
夕飯をすぐさま食べながら、バラエティー番組で大笑いしてる長男の姿を見て、ああ、こいつはもう駄目かもなと思った。
 
子どもが社会に出た時に、食べていけるようにするのは親の役目だ。
1年後には就職だけど、どうしたいのかと訊いてみる。すると「何も考えてないんだよね」だって。そろそろ焦り始めてもいいころかなと思って、踏み込んで話してみることにした。
 
 
「高卒で家族を養える仕事ってなにがあるかな?」
「うーん。鳶とか? ビルの窓ガラス清掃とか?」
  
「安く使える外国人がますます増えるし、その手の職業はどんどん賃金下がると思うよ」
「なるほど・・・」
 
「ココイチのバイトを一所懸命やって、社員になって、がんばれば店長くらいになれるかもね」と言ったら、「店長は毎朝5時から閉店まで働きづめで、トレーニングの時間が取れないんだよ・・・」だって。
(長男はバイト先のココイチで結構気に入られているらしく、エリア長さん?から内勤の仕事や、比較的安全な昼間のデリバリーなどの仕事を勧めたいという旨、わざわざ電話をいただきました。ちょっと意外です)
 
 
長男はプロ格闘家になりたい、リングで食っていきたいという夢を持っているのに、バイトで3回も交通事故に遭って、まだ同じバイトを続けようとしている。肩の故障も、バイク事故によるものだ。

口では悔しいと言いつつも、「怪我の間は休暇です」みたいな意識で、「じゃあ今できることを・・・例えば脚を強化しよう。ひたすらスクワットしてみよう」とか、そういうアタマもなく、怪我を理由にジムを休んで、遊びに行くだけ。土曜日もジムを休んで、友達のライブに行ったって言ってた。帰ってきてから走る、という約束も忘れてた。
  
そんな長男が、あるとき「このままではまずい」と思ったのか、仲のいい接骨医の先生に相談したという。そこで先生に「君には転機が必要かもしれないね」と言われたとか。

それで「タイに行ったら変われるかも」などと言われたというが、長男の場合、行ったところで言い訳が一つ増えるだけだと思う。
 
肩は手術を受ければ完治するといわれたというのだが、3ヶ月間の固定が必要(トレーニングに復帰できるのが半年後)で、その間「バイクに乗れなくなるから、それが嫌でお父ちゃんに黙っていた」という。
 
こんな考え方では、プロ選手として成功するのは到底無理。
そもそも、組み合ってすぐ外れるような肩じゃ、総合格闘技は無理だし。
  
 
プロの格闘家で食べていけるのは、いまやボクシングの世界チャンピオンくらいか?
総合格闘技は一時気の華やかさが嘘のように消えた。今年の暮れも地上波放送は皆無だったね。
 
ボクシングなり、K-1なりに転向したら? と言ったら、考えてみる・・・だそうだ。 
「でも、これでも僕、ジムの先輩たちに期待されてるんだよね」
 
どの口が言ってるかと、あきれてしまう。
そんな「期待されている」という自覚があるなら、バイクには乗るべきじゃないだろう。乗ったとしても、危険には配慮をするだろう。免許取りたての友達の後ろに乗って、他人のバイクを追いかけまわさせて転倒させたとか(以下略)

・・・ってか、本人の言う「大好きで大好きでたまらない」バイクも今、任意保険のお金使い込みのせいで、乗れないわけなのだが、それに対して早くバイト復帰をしようとか、肩が痛くてもできるバイトをして金をつくろうとか、そういうアタマは皆無。ただ、所有してればいいわけだ。KRAZY BEEのブランドに所属してる自分に満足しているのと同じように。
 
 
もし僕がここで、強権発動して、バイクに乗るなとか、ジムをやめろとか、坊主頭にしろとか、チャラチャラした服着るなとか、言ったところでどうにもならん気がする。
 
まあ、チャンピオンにならないなら答えを急ぐ必要もないし、趣味でやるなら悪くもないし、高校出ればふらふらもしてられないだろうし、人生逆転のチャンスも皆無ではないだろうし(厳しいと思うけど)、もうしばらく見てみようかなと思ってます。
 
人間って、なかなか変わらないからね。
僕は長男に対して・・・というか、自分の人生に対しても、淡白な気がする。長男が自分の家族を持ち、食べさせていくためになら、敵国人になってくれてもかまわないとさえ思う。
 
「親が死ねば転機になるかもね」なんて言ってみたりした。
 
 
 
 

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2011年11月22日(火)

末っ子くんの平手打ち事件(覚えてたら4ヵ月後に公開するよー)

テーマ:■ 大人の事情
2011年09月02日(金)

その後のこと

テーマ:■ 大人の事情

水曜日未明に仲間と3人で見知らぬ高校生2人に大迷惑をかけ、警察に連行されたと言って午前3時帰りをした上、翌木曜日の午前2時に反省もせず&やることもやらず、延々とPCと携帯をやっていて僕にぶっとばされ、僕が珍しく早起きした翌金曜日の午前3時、またしても深夜徘徊をし、10回かけても携帯電話に応答のなかった長男。翌朝も帰宅せず、僕と細君が不在の時間帯に家に入り、チラシの裏に書置きを残して家出をした件の続きです。
 
僕の予想通り29日(月)の日中に一時帰宅。そんで31日に帰ってくるかなあと思っていたんだけど、30日にまたしても一時帰宅し、仕事が休みだった細君に鉢合わせて、長男はそのままご帰還となりました。
 
 
その日は長男がジムから帰ってくる前に寝たので顔を合わせず、31日は胃痛で病院に行ったりもしなけりゃならなかったり、ピグのイベント最終日だったりで会社から休暇をもらっていたので長男と顔を合わせた。僕の顔を見た長男はびびってひきつった顔をしていたけど、まあひとこと「家出は楽しかったか?」とだけ笑顔で言ってやった。
 
細君によれば、ジムはサボらなかったものの、土日のバイトは携帯電話が止められていたために断られたのだとか。携帯はまだ長男が家出中だった30日の14時頃に復旧させてやっていた。
 
 
昨日は普通に起きて高校へ行き、夜はジムへ行った。
23時頃に帰ってきて、テレビを見ながら夕飯をとる。僕は午前1時頃にベッドへ移動して本を読んでいたが、長男は2時半までPC。そのあと、ベッドの上段にあがるときは、お休みも言わずに携帯を持って行ったので、さすがに金曜日の事情説明も、お詫びのひとつもなく、前のままになるのはおかしいよなと思い、またしても携帯を停止することにした。
 
土日のバイト時間中だけ携帯を生かしてやることにしたが、長男から聞かれなければ、とりあえず言わんでおく。
 

そもそもこの家出は、不審な点が多い。遊びたいがために、俺をダシにしたフェイク・・・としか思えないフシがある。親として矛盾してるが、まあそんなのもひっくるめて、今回の家出は長男にとっていい経験だと思ってるけど。

ただし、この経験を教訓にするには、シビアなフォローアップが大事。手をかけなければ枯れるだろうし、水をやりすぎれば根が腐るだろう。

これからは、さりげなく飄々とつきあっていけたらと思う。
 
 

 

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