2008年03月20日
小学生時代の不思議な思い出
テーマ:ブログ
今日、仕事中にふと思い出したことがありました。
小学生の頃、僕が住んでいた家は札幌市内の小さな山の麓にあり、学校が終わったら家まで飛んで帰り、ランドセルを放り投げて友達と山に入っていくのが日常でした。
標高300メートルを少し超えるくらいの小さな山ですが、今でも毎日大勢の人が散歩をし、そこに生きる動植物や四季によって変わる風景を楽しんでいて、近隣で生まれ育った人々にとって大きな存在になっています。
小さかったあの頃、山頂へ続く林道はいつも決まったルートで登っていました。
ちょうど3分の1くらい登った辺りで木々の開けた広い草むらがあり、遮る物の無い日差しが、タンポポをキラキラと照らしていたのを覚えています。
その草むらから右へ進むと正規の登山道、左へ進むとかつての石切り場跡地に続いていました。
この山は石材を切り出していた過去があり、山の裏側部分に削り取られた岩石層がむき出しになっていました。
落石や崖崩れの恐れがあるため、立ち入り禁止の看板とロープがそこに通じる林道に設置されており、もちろん他の大人がいる時に近づく事は出来ませんでした。
しかし好奇心旺盛なガキんちょ達の辞書に「立ち入り禁止」の文字がある訳もなく、僕らはそこを秘密の場所として大切にしていました。貝の化石を探したり、石塚を築いて基地にしたり。
あれは、恐らく雪解けも終わった春の日だったと思います。
僕は友人2人とチャンバラをしながら石切り場に向かっていました。
やがて、素敵にぴったりな木の棒を見つけ、気分は手練の剣士。笑
三つ巴になって打ち合っては散り、汗だくになって忍者のように草薮をかき分けていた時、笹の大きな葉が目の前に跳ね返ってきました。
慌てて顔を庇い、不安定な足場のため前につんのめった瞬間でした。
僕は見た事の無い生き物を見たのです。
ほんの1メートルくらい先の笹に、大きな大きな幼虫が止まっていたのです。
形はアゲハの幼虫と似ていたのですが、色は濃い茶色がかったグレーでした。
ちょうど頭の上に大きな眼に見える擬態模様が入っていたので、そいつと対峙した瞬間、
「目が合った」と思いました。身体が凍り付いたのを鮮明に思い出せます。
毎日毛虫やクワガタで遊んでいた子供にとって、蝶の幼虫なんて驚くに値するものではありません。
ただ、その大きさが異常でした。
恐らく、体長30センチはあったと思います。胴回りは自分の腕程の太さがあり、そんなやつが笹の葉に掴まってこっちをジッと見ていたんですから!凍り付いたわけです。笑
「わ~!」と叫んだのは、意図してではなく、喉から不意に出た叫びでした。
身体がとっさに動いて、木の棒でそいつの乗っていた笹の茎を斬りつけました。
そして、次の瞬間にはその幼虫の姿はどこにも無かったのです。
今考えると、あれは幻だったんだろうかと思います。2人の友人と暗くなるまで捜しましたが、結局その巨大な幼虫を見たのは最後になりました。
大人に聞いても、図鑑で調べても、そんな大きな幼虫の蝶や蛾はいないという現実?を突きつけられました。
多分誰も信じてくれない。
そんなものを幼少期に良く見ていたので、この一件もそうだったのかもしれない。
不思議なものを全く見ることが出来ない大人になった今、あの時揺さぶられた心だけが、まだ子供の頃の面影を残している気がします。
小学生の頃、僕が住んでいた家は札幌市内の小さな山の麓にあり、学校が終わったら家まで飛んで帰り、ランドセルを放り投げて友達と山に入っていくのが日常でした。
標高300メートルを少し超えるくらいの小さな山ですが、今でも毎日大勢の人が散歩をし、そこに生きる動植物や四季によって変わる風景を楽しんでいて、近隣で生まれ育った人々にとって大きな存在になっています。
小さかったあの頃、山頂へ続く林道はいつも決まったルートで登っていました。
ちょうど3分の1くらい登った辺りで木々の開けた広い草むらがあり、遮る物の無い日差しが、タンポポをキラキラと照らしていたのを覚えています。
その草むらから右へ進むと正規の登山道、左へ進むとかつての石切り場跡地に続いていました。
この山は石材を切り出していた過去があり、山の裏側部分に削り取られた岩石層がむき出しになっていました。
落石や崖崩れの恐れがあるため、立ち入り禁止の看板とロープがそこに通じる林道に設置されており、もちろん他の大人がいる時に近づく事は出来ませんでした。
しかし好奇心旺盛なガキんちょ達の辞書に「立ち入り禁止」の文字がある訳もなく、僕らはそこを秘密の場所として大切にしていました。貝の化石を探したり、石塚を築いて基地にしたり。
あれは、恐らく雪解けも終わった春の日だったと思います。
僕は友人2人とチャンバラをしながら石切り場に向かっていました。
やがて、素敵にぴったりな木の棒を見つけ、気分は手練の剣士。笑
三つ巴になって打ち合っては散り、汗だくになって忍者のように草薮をかき分けていた時、笹の大きな葉が目の前に跳ね返ってきました。
慌てて顔を庇い、不安定な足場のため前につんのめった瞬間でした。
僕は見た事の無い生き物を見たのです。
ほんの1メートルくらい先の笹に、大きな大きな幼虫が止まっていたのです。
形はアゲハの幼虫と似ていたのですが、色は濃い茶色がかったグレーでした。
ちょうど頭の上に大きな眼に見える擬態模様が入っていたので、そいつと対峙した瞬間、
「目が合った」と思いました。身体が凍り付いたのを鮮明に思い出せます。
毎日毛虫やクワガタで遊んでいた子供にとって、蝶の幼虫なんて驚くに値するものではありません。
ただ、その大きさが異常でした。
恐らく、体長30センチはあったと思います。胴回りは自分の腕程の太さがあり、そんなやつが笹の葉に掴まってこっちをジッと見ていたんですから!凍り付いたわけです。笑
「わ~!」と叫んだのは、意図してではなく、喉から不意に出た叫びでした。
身体がとっさに動いて、木の棒でそいつの乗っていた笹の茎を斬りつけました。
そして、次の瞬間にはその幼虫の姿はどこにも無かったのです。
今考えると、あれは幻だったんだろうかと思います。2人の友人と暗くなるまで捜しましたが、結局その巨大な幼虫を見たのは最後になりました。
大人に聞いても、図鑑で調べても、そんな大きな幼虫の蝶や蛾はいないという現実?を突きつけられました。
多分誰も信じてくれない。
そんなものを幼少期に良く見ていたので、この一件もそうだったのかもしれない。
不思議なものを全く見ることが出来ない大人になった今、あの時揺さぶられた心だけが、まだ子供の頃の面影を残している気がします。







