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2016年09月09日

MARVEL VS DCになってない気がする。

テーマ:ブログ

2008年の「アイアンマン」以降、MARVELは制作会社としての確実な歩みを進めています。

それ以前はあくまで原作の提供と名ばかりの制作だったMARVELですが、マーベルスタジオを設立し、徹底的に自分たちの持つヒーローコンテンツの実写化、シリーズ化に注力してきました。

結果、マイティ・ソーやハルク、キャプテンアメリカとのクロスオーバーにも成功し、アベンジャーズというヒット作も生み出しています。

 

この間、制作に他社が名を連ねた作品もあるのですが(X-MENやアメイジングスパイダーマンなど)独立制作した作品に比べると興行的にも勢いに欠けます。

 

あまりアメコミヒーローに馴染みのない日本人にも、その文化と面白さを広く浸透させたという意味で、 マーベルスタジオの功績は大きいと思います。

勿論、アイアンマンを撮ったジョン・ファブローやロバート・ダウニー・Jrといった人々の力も讃えられるべきですが。

 

映画は大きく制作会社と配給会社に分けられますが、MARVELなら2011年の「キャプテン・アメリカ」以降、配給会社はディズニーでほぼ一本化しています。

 

配給にディズニーが絡むことのメリットとデメリットは幾つかあります。

 

例えば僕の愛するSTAR WARSはジョージ・ルーカスがその権利をすべてディズニーに売ったことから、ディズニーが持つ莫大な資金力と、STAR WARSの持つブランド力の相乗効果で、新サーガの制作や、スピンオフ、アニメーションの制作が次々に決まり、ファンを喜ばせています。

一方で、ディズニーというイメージのために、暴力表現や性的な表現は他の配給会社より更に厳しい自主規制に置かれていると言われています。

また、主人公を女性にするという点も、独特のフェミニズムの押し売りだと批判する声もあります。

確かに、「フォースの覚醒」で主人公を女性にしただけでなく、「ローグ・ワン」でも女性が主人公でした。

 

しかしながら、PIXARがディズニーと一つになって磐石な体制を築いたように(個人的にはTOY STORY以外は微妙ですが)MARVELも上手くやっているように感じます。

女性ヒロインが可憐に活躍するディズニー作品とは対極な、ガチムチ男の殴り合い作品ということが、むしろ良かったのかもしれません。

 

一方で、ヒーローと言えば日本人でも簡単に出てくる2大巨塔「バットマン」と「スーパーマン」を擁するDCですが、こちらはMARVELより迷走している感が拭えません。

 

歴史的にも、知名度的にもMARVELのどのキャラクターより強いはずの彼らですが、少なくともマーベルスタジオが勢いを増した2008年以降、必死に食らいつこうとリリースする作品が、残念ながらがっかり感が拭えないもののオンパレードになっています。

 

バットマンを描いたリブート作品である「ダークナイト」シリーズは、一定の評価を得ました。

確かに面白かったです。

しかしながら、DCはこの作品群にキャラクターを提供しているだけで、実際に制作に関わっているのはシンコピーフィルムズとレジェンダリーピクチャーズ、配給はワーナーです。

おまけにこれらの作品を制作している間にも、レジェンダリーとワーナーの関係が悪化したり、中国企業に買収されたりと、製作サイドのネガティブな話題が尽きません。

 

こういったゴタゴタが、一貫して面白いエンターテインメントを作り続ける障害になることは間違いありません。

 

今年公開されたバットマンvsスーパーマンを初見で見た方で、特にアメコミに詳しくない方は、多くの場面で???が並んだのではないでしょうか?

MARVELのように、アイアンマンという一見地味なキャラクターでも、上手く活用して他のキャラクターとクロスオーバーさせ、一つの世界観を作り上げていけば、必ずファンやそうでない視聴者の理解度を上げることは可能なのに、誰もが知るはずのキャラクターを使ったDCにはそれが上手く出来ていなかった。

各々の出自背景を詳細に語らないまでも、せめてそれぞれの前作でお互いの存在を匂わせないと、アベンジャーズ(DCで言うジャスティズリーグ)のように一緒に登場した時、置いていかれてしまう人が続出するのもうなずけます。

 

まして、主要メンバーのはずのワンダーウーマンの扱いがあんなに付け焼刃だと、三つ巴で主題がぶれてしまって、今後どうなっていくのかが読めないし期待できない。

 

単に監督の手腕や配給会社の力に依るところも大きいのですが、原作を擁するコミック会社として、どこまでその世界観を大切に守るかは大切だと思います。

DCも、独立した制作会社を持つべきです。

 

新作の「スーサイド・スクワッド」もアメコミファンなら大好きなネタの宝庫ですが、映画としての出来は酷評の嵐です。

この作品についてはハーレイ・クインというキャラクターに絞った視点から、映画を見た興味深い考察があったのでリンクを貼ります。

ハーレイ・クイン

 

 

これらのコミック作品は、原作を愛する監督に撮らせるかどうかも大きい。

その点、クリストファー・ノーランが「ダークナイト」のメガホンを取ったのは良かったのかもしれません。

先述のジョン・ファブローも然り。

 

ジョージ・ルーカスがSTAR WARSの権利を手放した時、彼は原作者として、今後はその世界観に横槍を入れることも放棄しました。

一方でSTAR WARSに育てられたJ・J・エイブラムズといった次世代の映画人が、しっかりSTAR WARSの世界を引き継いでいます。

 

古参のファンはもちろん、新たな客層に受け入れられない限り、アメコミ映画の未来はないでしょう。

すでに紙媒体としてのコミックは斜陽であり、かつてその作品に夢を見た少年達はおじさんになっています。

漫画大国である日本ですら、多様化するコンテンツ産業の中でコミックの売上は下がり続けています。

そしてゴミのような実写化をして一部の広告代理店やテレビ局、演技の下手な俳優達だけが何かを成し遂げたような顔をしてのさばっています。

「原作レイプ」という言葉がありますが、まさに原作者や、そのファンの顔を踏みつけて泥を塗りたくる所業が平然と行われています。

それを許しているのは他でもない、金に目の眩んだ当の原作者や出版社だったりするから悲しいことです。

 

だからこそ、スーパーマンやバットマンにはそうなって欲しくない。

アメコミの実写化では揺るがないヒーロー像を描かないといけないはずです。

 

MARVELが独立制作会社を設立し、ぶれない映画を作れるようになったのですから、DCにだってそれは可能なはずです。

利権や人脈の入れ替わりが映画制作の足枷になってはおしまいだと思います。

 

今後、MARVELもDCも新たなヒーローが次々に実写化されていきます。

一人のファンとして期待する一方、映画制作の大局的な枠組みが、制作サイドにとっても、視聴者にとっても、同じに見えて如何に違う未来を提供するか、垣間見えた気がして怖いです。

 

 

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