2009-09-11 12:27:02
マスメディアの責任と信頼性 あなたは大丈夫ですか?
テーマ:ブログ
マスメディアは公共性が高い仕事ではあるが、NPOではない。
みんなの関心を引くニュースを報道して、視聴率や配布数を増やさなくては主な収入源である広告収入が増えない。
だから見出しの台詞はセンセーショナルになる。
そのセンセーショナルな書き方が、人の生き死ににかかわるものであれば余計に注意を引く。
・・・でも、それが嘘と言ってもいい信頼性の低いものであったならどうだろうか?
先日、新型インフルエンザに感染していた45歳の男性が、偶然、虚血性心疾患で亡くなった。
以下はよい記事、事実を淡々と述べた見出しとニュースである。
新型感染で死亡の男性、死因は虚血性心疾患―大阪
9月10日20時39分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000007-cbn-soci
大阪府は9月10日夜、新型インフルエンザに感染して9日に死亡した府内の45歳男性の死因が虚血性心疾患だったことを明らかにした。男性には基礎疾患 (持病)がなく、保健所が家族からヒアリングを行っていた。府では今後、国立感染症研究所と連携し、ウイルスの遺伝子に変異がなかったかどうかを調べる方針だ。
だが、最初のニュースを報じた読売新聞のニュースのタイトルはこれである。
国内12人目の新型インフルによる死者であると読めるよね。
新型インフル、大阪の45歳男性死亡…国内12人目
9月9日20時13分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000936-yom-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染していた同府四條畷市の男性(45)が死亡したと発表した。
死因は不明。感染者の死亡は疑い例も含めて国内12人目で、府内では初。慢性疾患や既往症がなくて死亡した国内初のケースとなるが、府は「症状はいったん治まっており、新型インフルエンザが死因とは考えにくい」としている。
府によると、男性は7日、微熱が続いたため診療を受け、簡易検査でA型インフルエンザと診断された。タミフルの投与で熱は治まったが、9日午前、男性が自宅で倒れているのを家族が発見した。男性は搬送先の病院で死亡。その後、遺伝子検査(PCR検査)で、新型インフルエンザの感染がわかった。
最終更新:9月9日23時2分
内容をよく読めば新型インフルで死んだとは断定できないのかなとわかるが、
タイトルからはインフルエンザで死んだとしか受け取れない。
追随した二つの大きな新聞社、そのうち、産経新聞の見出しはひどい。
「新型インフルで」と断定したものいいだ。
毎日新聞も12例目、として新型インフルによる死亡をにおわせるような見出し。
新型インフルで男性死亡 国内12人目
9月9日22時58分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000649-san-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した四條畷市の男性会社員(45)が死亡したと発表した。感染者の死亡は疑い例も含めて国内12人目で、大阪では初。府によると男性に基礎疾患(持病)はなく、基礎疾患のない感染者が死亡したケースは国内では確認されていないという。
死因は不明。府は「新型インフルエンザが原因かどうかは現段階では判断できない。突然死の可能性もある」としている。遺族の求めで解剖などが行われない限り、死因が確定しない可能性が高いという。
府によると、男性は今月5日に37・3度の熱を出し、7日の簡易検査でA型陽性と判明、タミフルの投与を受けた。8日に熱は下がったが、9日午前11時過ぎ、自宅の居間で意識不明の状態になっているのを家族が発見。府内の病院に搬送され、正午ごろ死亡が確認された。その後の府立公衆衛生研究所での詳細(PCR)検査で新型インフルエンザに感染していたことが確定した。
<新型インフル>大阪の45歳男性会社員が死亡 12例目
9月9日23時4分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000136-mai-soci
大阪府は、9日に死亡した同府四條畷市在住の男性会社員(45)が新型インフルエンザに感染していたと発表した。新型インフル感染者の死亡例は疑いも含めて国内12例目。府内では初めて。男性に持病などはなく、死因は不明という。
府によると、男性は妻と子どもの5人暮らし。7日、37.2度の発熱があり、近くの診療所で受診したところ、インフルエンザと判明。タミフルを投与され、8日に平熱になっていたという。9日朝も平熱だったが、午前11時すぎに自宅で倒れているのを家族が発見。病院搬送後に死亡が確認された。その後、府立公衆衛生研究所の検査で新型インフルの感染が判明した。【稲垣淳】
新聞社の記事を冷静に読めば
「新型インフルエンザが原因で何の持病もない健康な男性が亡くなった」
わけではなさそうであることはわかる。
だが、見出しは「新型インフルエンザで」とか「12例目」とか、
不安をあおってニュースを読ませようという意図が丸見えの記事だ。
これらの合間に報じられた時事通信のみが正確な見出しの報道だった。
新型インフルの男性死亡=持病なし、因果関係不明-大阪府
9月9日21時52分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000181-jij-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した同府四条畷市の男性会社員(45)が同日死亡したと発表した。府健康医療部によると、男性に持病はなく、死因は不明。新型インフルとの因果関係も特定できていないという。新型インフルに感染したか感染の疑いのある人の死亡は国内で12人目。
府によると、男性は3日にのどの痛みを訴え、5日に37.3度の発熱があった。7日も37.2度の発熱があったため医療機関を受診。簡易検査でA型陽性と診断され、タミフルを投与されて自宅療養し、8日には平熱に下がった。
9日朝も症状はなく平熱だったが、午前11時すぎ、自宅で意識不明で倒れているのを家族が発見、病院に搬送されたが正午すぎに死亡が確認された。同日午後の遺伝子検査(PCR)の結果、新型感染が判明した。
こういうこと(羊頭狗肉のような見出し)を新聞社は平気で繰り返してきている。
昔は自宅に届いた新聞とテレビの報道だけだから、正確な事実を後から確認する人は少なかった。
・・・しかし、今は違う。
ついたウソや、大げさな表現はネットを調べることで後から簡単に確認されてしまうのである。
「このマスメディアの見出しは(少なくともこの分野に関する記事において)信用に値しない。」
こういう印象は一度ついたら簡単にはぬぐいとれない。
徹底したお笑いに徹している東京スポーツのようなタブロイド紙ならともかく、
四大新聞と言われる会社の報道なのにこんなこと平気でする。
冗談で済むものとそうでないものがある。
人の命にかかわる問題はそうでないものの典型だ。
それをこのような見出しで出してしまうなんて。
・・・翻ってあなたは大丈夫だろうか?
あなたのサイトやブログでの発言に、あなたは責任は持てているだろうか?
マスメディアと違ってアクセス数が少ないから公共性が低い、なんてことは言い訳にならない。
病気や人の生き死にに関する問題に関して、
根拠のない自分の独断で断定的な物言いをしていないか?
アクセスを集めんがためのタイトルにして、
そして、中身は実は全くかけ離れていたりしないだろうか?
マスメディアのいやらしい見出しに腹を立てつつ、自分でも振り返って反省して見た報道であった。
最後に、虚血性心疾患で突然死された男性の冥福をお祈りします。
私もまったくもって他人事ではない世代ですから・・・。
明日の朝、脳出血や心筋梗塞で突然死していても不思議ではない世代。
後悔しない毎日を過ごさねば!
みんなの関心を引くニュースを報道して、視聴率や配布数を増やさなくては主な収入源である広告収入が増えない。
だから見出しの台詞はセンセーショナルになる。
そのセンセーショナルな書き方が、人の生き死ににかかわるものであれば余計に注意を引く。
・・・でも、それが嘘と言ってもいい信頼性の低いものであったならどうだろうか?
先日、新型インフルエンザに感染していた45歳の男性が、偶然、虚血性心疾患で亡くなった。
以下はよい記事、事実を淡々と述べた見出しとニュースである。
新型感染で死亡の男性、死因は虚血性心疾患―大阪
9月10日20時39分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000007-cbn-soci
大阪府は9月10日夜、新型インフルエンザに感染して9日に死亡した府内の45歳男性の死因が虚血性心疾患だったことを明らかにした。男性には基礎疾患 (持病)がなく、保健所が家族からヒアリングを行っていた。府では今後、国立感染症研究所と連携し、ウイルスの遺伝子に変異がなかったかどうかを調べる方針だ。
だが、最初のニュースを報じた読売新聞のニュースのタイトルはこれである。
国内12人目の新型インフルによる死者であると読めるよね。
新型インフル、大阪の45歳男性死亡…国内12人目
9月9日20時13分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000936-yom-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染していた同府四條畷市の男性(45)が死亡したと発表した。
死因は不明。感染者の死亡は疑い例も含めて国内12人目で、府内では初。慢性疾患や既往症がなくて死亡した国内初のケースとなるが、府は「症状はいったん治まっており、新型インフルエンザが死因とは考えにくい」としている。
府によると、男性は7日、微熱が続いたため診療を受け、簡易検査でA型インフルエンザと診断された。タミフルの投与で熱は治まったが、9日午前、男性が自宅で倒れているのを家族が発見した。男性は搬送先の病院で死亡。その後、遺伝子検査(PCR検査)で、新型インフルエンザの感染がわかった。
最終更新:9月9日23時2分
内容をよく読めば新型インフルで死んだとは断定できないのかなとわかるが、
タイトルからはインフルエンザで死んだとしか受け取れない。
追随した二つの大きな新聞社、そのうち、産経新聞の見出しはひどい。
「新型インフルで」と断定したものいいだ。
毎日新聞も12例目、として新型インフルによる死亡をにおわせるような見出し。
新型インフルで男性死亡 国内12人目
9月9日22時58分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000649-san-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した四條畷市の男性会社員(45)が死亡したと発表した。感染者の死亡は疑い例も含めて国内12人目で、大阪では初。府によると男性に基礎疾患(持病)はなく、基礎疾患のない感染者が死亡したケースは国内では確認されていないという。
死因は不明。府は「新型インフルエンザが原因かどうかは現段階では判断できない。突然死の可能性もある」としている。遺族の求めで解剖などが行われない限り、死因が確定しない可能性が高いという。
府によると、男性は今月5日に37・3度の熱を出し、7日の簡易検査でA型陽性と判明、タミフルの投与を受けた。8日に熱は下がったが、9日午前11時過ぎ、自宅の居間で意識不明の状態になっているのを家族が発見。府内の病院に搬送され、正午ごろ死亡が確認された。その後の府立公衆衛生研究所での詳細(PCR)検査で新型インフルエンザに感染していたことが確定した。
<新型インフル>大阪の45歳男性会社員が死亡 12例目
9月9日23時4分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000136-mai-soci
大阪府は、9日に死亡した同府四條畷市在住の男性会社員(45)が新型インフルエンザに感染していたと発表した。新型インフル感染者の死亡例は疑いも含めて国内12例目。府内では初めて。男性に持病などはなく、死因は不明という。
府によると、男性は妻と子どもの5人暮らし。7日、37.2度の発熱があり、近くの診療所で受診したところ、インフルエンザと判明。タミフルを投与され、8日に平熱になっていたという。9日朝も平熱だったが、午前11時すぎに自宅で倒れているのを家族が発見。病院搬送後に死亡が確認された。その後、府立公衆衛生研究所の検査で新型インフルの感染が判明した。【稲垣淳】
新聞社の記事を冷静に読めば
「新型インフルエンザが原因で何の持病もない健康な男性が亡くなった」
わけではなさそうであることはわかる。
だが、見出しは「新型インフルエンザで」とか「12例目」とか、
不安をあおってニュースを読ませようという意図が丸見えの記事だ。
これらの合間に報じられた時事通信のみが正確な見出しの報道だった。
新型インフルの男性死亡=持病なし、因果関係不明-大阪府
9月9日21時52分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000181-jij-soci
大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した同府四条畷市の男性会社員(45)が同日死亡したと発表した。府健康医療部によると、男性に持病はなく、死因は不明。新型インフルとの因果関係も特定できていないという。新型インフルに感染したか感染の疑いのある人の死亡は国内で12人目。
府によると、男性は3日にのどの痛みを訴え、5日に37.3度の発熱があった。7日も37.2度の発熱があったため医療機関を受診。簡易検査でA型陽性と診断され、タミフルを投与されて自宅療養し、8日には平熱に下がった。
9日朝も症状はなく平熱だったが、午前11時すぎ、自宅で意識不明で倒れているのを家族が発見、病院に搬送されたが正午すぎに死亡が確認された。同日午後の遺伝子検査(PCR)の結果、新型感染が判明した。
こういうこと(羊頭狗肉のような見出し)を新聞社は平気で繰り返してきている。
昔は自宅に届いた新聞とテレビの報道だけだから、正確な事実を後から確認する人は少なかった。
・・・しかし、今は違う。
ついたウソや、大げさな表現はネットを調べることで後から簡単に確認されてしまうのである。
「このマスメディアの見出しは(少なくともこの分野に関する記事において)信用に値しない。」
こういう印象は一度ついたら簡単にはぬぐいとれない。
徹底したお笑いに徹している東京スポーツのようなタブロイド紙ならともかく、
四大新聞と言われる会社の報道なのにこんなこと平気でする。
冗談で済むものとそうでないものがある。
人の命にかかわる問題はそうでないものの典型だ。
それをこのような見出しで出してしまうなんて。
・・・翻ってあなたは大丈夫だろうか?
あなたのサイトやブログでの発言に、あなたは責任は持てているだろうか?
マスメディアと違ってアクセス数が少ないから公共性が低い、なんてことは言い訳にならない。
病気や人の生き死にに関する問題に関して、
根拠のない自分の独断で断定的な物言いをしていないか?
アクセスを集めんがためのタイトルにして、
そして、中身は実は全くかけ離れていたりしないだろうか?
マスメディアのいやらしい見出しに腹を立てつつ、自分でも振り返って反省して見た報道であった。
最後に、虚血性心疾患で突然死された男性の冥福をお祈りします。
私もまったくもって他人事ではない世代ですから・・・。
明日の朝、脳出血や心筋梗塞で突然死していても不思議ではない世代。
後悔しない毎日を過ごさねば!








