毒か薬。

日記と、本の感想について。

それ以外にもちょこちょこと。ホラーやギャグマンガの紹介もしていきたいです。


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どうもお久しぶりです



ってご挨拶するのが気恥ずかしくなるぐらい長い間更新がない状態を繰り返しているブログです。

もうブログやめてないですって言えないなあ。やめてるけどたまにやります、が正しい気がする。


それでも気が向いたら更新します。



ネットってすごいね! 興味深いことだらけだね!



昔読んでいたマンガを描いていた漫画家さんのどえらいことを知ってしまってついつい気になって過去ログを追っかけてしまったりしてました。

ネットオークションも前より頻繁にやっててネットの恩恵に与ってます。

入手困難な本を結構買ってしまいました。

生活も多少変わったりして前みたいな更新頻度は望めないでしょう。

TBしてくれた方、かなり遅くなりまして申し訳ありません。ぼちぼちお返しする予定です。



そもそもこのブログをはじめた理由は、



「あまり人に知られていないけど自分がおもしろい本を紹介しよう」



でした。人に知られている本は他の人が読んでいるから別にいいかなと。

それでも自分が気になって読んだものをアップすると訪問者が増えたりしたので、うれしくて書いていました。

読書記録にもなっていましたし。



しかしまた人に知られていないジャンルに目覚めてしまいました。

それはホラーマンガ叫びです。

いや、昔好きだったから目覚めたじゃなくて戻ってきた、だな。



落ち込んだときに読むとものすごく気分が晴れるのです。

しかしホラー(特にマンガ)に対する世間の目と風当たりは厳しい。

単行本はほとんど出版されないし、出版されたとしても部数は少ないし、すぐに絶版ドクロ


悲しいことこの上ない……しょぼん


名作もたくさんあるのにー。

ホラーにもいろいろな種類があるのにー。

内臓ゲバゲバ血しぶきぶっしゃーだけがホラーじゃないのです。


付き合いの浅い人に「ホラーが好き」って言うと「えーキモい」と返されて切ない思いを味わいました。

長い人は別に引かれないんだけど、やっぱりキモいというイメージが強いんですかね。

ホラー好きな人は間違っても猟奇殺人はしないように。

イメージがもっと悪くなってしまうから爆弾



そんなわけで私が好きなホラーをちょいちょい書いていこうかなと思います。

読んだ人が少しでも興味を持ってくれますように。



願わくばふたたびホラーブームをオバケ


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彼女がその名を知らない鳥たち/沼田 まほかる
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十和子は無職で打ち込むものもなく、昔の恋人を忘れられないでいる。それなのにさえなくてうだつの上がらない陣治と一緒に暮らしている。十和子の言いなりになる陣治に腹立たしさを感じながらも、離れられないでいる。
ある日陣治の部屋で、昔の男から贈られたピアスを発見する。それを見て昔の恋人を思い出す。そして陣治の行動に疑問を持つことになるのだが……。

長い。長すぎる。

陣治への不満、悪口、嫌悪感、昔の恋人の思い出、仕打ち、十和子の現状、何もなしえない自分、陣治に悪態をつきながらも離れられない。

そういったものだったらこの三分の二くらいもあれば十分じゃないかなと思いました。似たような表現が出てきてくどいし。



サスペンス仕立てにしてありますが、サスペンス要素は薄いです。無理に書いたって感じがします。

謎といっても複雑ではないですし。前作の方がサスペンス要素がまだ多かったかな。


文章は相変わらず上手いのだけど、これはちょっといただけないです。陣治の様子を悪しざまに表現しているものがいくつも出てくるのでが、「……のてるてる坊主!」には笑ってしまいました。狙って書いたのだったらいいんだけど。深刻な場面だったからどうだろう。


十和子はちょっと思い込みが激しいです。病んでいると言えるのでしょうけど、そこまで陣治のことを悪く言うのだったら「働いて出て行け」と言いたくて仕方がないです。

展開は遅々としてなかなか進まないのでストレスがたまりました。



ねちねちドロドロの官能恋愛小説だったらまだ良かったのかも。


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さまよう刃/東野 圭吾
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妻を亡くし、男で一つで育ててきた娘を少年たちに殺された長峰。悲嘆に暮れる彼の元に一通の手紙が届く。
それは犯人たちの情報が書いてあるものだった。半信半疑のまま犯人の一人の家に忍び込むと、そこには娘を録ったビデオがあった。
怒りに震える長峰は帰ってきた犯人のうちの一人を殺してしまう。司法が裁いてくれないなら自分がやつらをどうにかしてやる……。暗い情熱に突き動かされて長峰は残りの犯人の行方を追うことにする。
少年犯罪と遺族の悲しみ、司法との関係を描いた作品。

足りない。最初に抱いた感想はそれでした。
凶悪化する少年犯罪と、加害少年のみ保護する少年法、被害者とその家族を守ってくれない少年法。同じ罪を犯しても成年と未成年者では格段に量刑に差がある少年法。厳罰化されない少年法。
ここまで昨今叫ばれている問題点となんら変わることはありません。この小説が出版された当時、すでに言われていたことです。  
なのにそのまま用いてしまっている。それが残念。
 
少年犯罪に関する小説は他にもたくさん出版されているのだから、著者独自の意見と目線がほしかった。
似たような意見はもういいです。ここから導かれる結論は「少年法厳罰化」「加害者の保護だけではなく被害者のための法律を」ということでしょう。

だいたい少年法は古いものです。最初の目的は、戦後の食糧難の少年が犯罪に走らざるを得ない状況下で厳罰化はしづらかったため、軽めになったと聞きました。ま、今でもそれをそのまま適用するのは社会と合っていませんが。

しかも結末は想像通りでした。
話は想像通りでもいいのですが、そこに至るまでにもっと別のものがほしかった。
頭の中でできあがったものを、そのままさーっと書いてしまったような印象を受けました。定型的でこぢんまりしてしまった。もっとねちっこく書いてほしい。簡単に解決できる問題じゃないので。忙しい人が書く小説そのままだと思いました。
ラストのトリックは少し驚きましたがメインじゃなさそうなので考慮しません。

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死神は死亡リストに載っている人間の1週間を見てから、そのまま死なせる「執行」か死亡させるのを取りやめる「見送り」かを決める。ミュージックが好きで仕事の日には必ず雨が降る千葉の、地味に生きるOL、ヤクザの兄貴、ひっそりと美容師を続ける老女とのふれあいを描いた作品。



「ミュージック」はやっぱりミュージックでしたねえ。正直これだけは受け入れられません。

Sweet Rainっていうのもちょっと引きました。

死神の精度っていうのが堅いからかもしれないけど、Sweet……。私にはついていけません。


金城武がギャグをやりすぎです。監督の好みなのか脚本の好みなのか役者の好みなのかはわかりませんが。

「なめるんじゃねえぞ」「どこをなめる?」とか、「地味で消えそうな存在。他の人は自分を見てない」って言っているのを「ちゃんとよく見えてる」というような、比喩を直接に受け取って相手に返すという小学生並みのギャグ連発は辛い。


「あなたっておもしろい人ですね」と映画で言われていても、こっちはおもしろくないです。


映像はきれいでした。犬の隣に並んで扉まで歩いたり、扉を開けたら次の対象者の関係者になっていたりするところは割と好きです。



もうちょっと小西真奈美が昔の髪型してくれたらおもしろかったのに、と思ったけどあれくらいだったらまだいいのか……。それでも太眉全盛期だし、見てみたかった。



ただ許せないのは、ヤクザの兄貴の話。あの話は原作の中で1,2を争うくらい(争っているのは好きな人のストーカーに殺される青年の話)好きだったのに……。

兄貴主役じゃなくなってるじゃん! 最後も変わってるし! ひどい。

兄貴目線じゃなくて舎弟目線で、舎弟の生きる道と考え方に焦点を当てている気がしました。

兄貴の生き様が見たかったのに。



これは推測なのだけど、多分あの兄貴の舎弟の子のせいで変わっちゃったんじゃないかなと思ってます。

あの子は実力の割りにいろんな映画でいい役もらってたりするので。事務所はよっぽど力入れてるんだなあ。強力な押しを感じます。

もうちょっと演技力を身につけてほしいものです。

でないとこっちが悲しくなる。


老美容師の話は、例の彼と絡めているせいで私の好みじゃなかったです。でも富司純子は好きです。

いろいろつなげたせいで不自然に思ってしまいました。


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オブリビオン―忘却/大石 直紀
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幼い頃にジャングルジムから落ちて記憶を失ったため、それより前の記憶を持たない梓。しかしふとしたことで自分の出生に疑問を抱くことになる。自分の父親は妻殺しとして追われている信彦なのだろうか。
また、逃亡生活を送っている信彦は、祖国アルゼンチンへと向かう。二人をバンドネオンの音が結びつける。
果たして殺人事件の真相はどうなのか。

この小説は読んでいて辛かったです。

暴力描写があるとか文章が下手だからという意味ではなく、単純におもしろくない。

早くページをめくりたくてもどかしい、先は一体どうなるのか、といったドキドキをまったく味わうことができませんでした。


例えるならば、ごくゆるやかな坂をずっと上っているような小説です。

劇的なヤマもなく、坂を下るスリルもなく、印象に残る場面もないです。


あらすじをもっと詳しく説明しますと、母親が殺されて父親が失踪したので親戚の家に預けられることになった梓。彼女が小さかった頃に事件が起こったため、親戚を自分の本当の親だと思います。そこの家にはお兄ちゃんがいるのですが、そのお兄ちゃんも梓の過去探しに協力する、といったような話です。


梓にも多少イラつきましたけど、それよりもこのお兄ちゃんが甘くてムカつきました。梓の比ではないです。


いい年のはずなのに妹にべったりだし、妹の世話をしているように見せて、妹の世話をすることで自分の存在を確立しているのではないかといったような、人生において妹ありきの人です。


お兄ちゃんが真相を調べてたり信彦の行方を調べたりしてたのだから、お兄ちゃんは当然まっとうな社会人ではありません。普通の社会人はこんな生活送れませんからね。それでなのかどうかしりませんが、司法試験受験生。これがいちばん許せない。


お願いだから普通のフリーターにしておいてほしかった。


司法試験受験生の生活がわかってない。こんなに他事やってて受かるもんか。

多分後になってわかるトリック(って言っていいのかもわからないほどの些細なものですが)のせいでこの設定になったと思うのですが、そんな法律は司法受験生でなくては知らないほどの専門的なものじゃないです。


だって私でも知ってるもん。それにドラマにも出てきたし。

眠れる森 A Sleeping Forest DVD-BOX
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↑これ好きでした。最後が惜しいけど。

普通のシスコンのお兄ちゃんで、「お前妹かまいすぎじゃないか」と言ってくれるような友人でもいたらよかったのに。


おそらく作者はそこらへんはあまり考えていないのでしょう。

力を入れたかったのは、アルゼンチンとかバンドネオンのあたりだと思うのです。

でも私はそのあたりは興味持てないし、ミステリの賞に応募したのだから、肝心部分をもっと練りこんでほしかった。人物も性格や性質が見えてこない。ストーリーを作って、そのまま疑問を持たずに書いた印象を受けました。


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生還者/保科 昌彦
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旅行先の旅館で土砂崩れに遭い、20人以上が生き埋めになった。恋人がどこにいるのかもわからないし、声も聞こえない。心配だけれど自分も怪我をしていて身動きが取れない。声も出せない。そんな中で生存者たちの話し声が聞こえてきた。どうやら彼らは今までの懺悔をしているらしい……。
結局あの災害で七人が生き残り、彼らは「奇跡の生還者」としてマスコミに注目された。ところがその一年後に、「奇跡の生還者」たちが一人、また一人と死亡する。果たしてこれはあの懺悔が関係しているのか。

 


もう読んだ順じゃなくなりました。書きやすいのからいきます。書きにくいのだといつまで経ってもアップできないので。


第12回日本ホラー大賞長編賞を受賞した方の4冊目の本です。おもしろかったです。途中までは。


惜しいなあ。途中までは懺悔の内容だとかこの人やっぱり死んじゃうのとかでドキドキしたのに。

展開が前の3作とほぼ同じです。

前提となる出来事があって、その出来事に関係した人が死んでいく。こういうパターン以外のものが見てみたいのですが。それぞれの懺悔の内容はおもしろかったですよ。


しかも今回は登場人物がほとんど電波。きつかった……。最後のあいつはともかく、主人公が思い込み激しすぎて辟易しました。理解不能に陥りました。


自分にちょっと不利な出来事があるとすぐ「あいつのせいだ!」と人のせい。もとからそういうキャラクターだったのならともかく、そういうわけでもなさそうだし。

事件が起こって不安になって神経過敏だ、という描写なのかもしれないけど、飛躍しすぎのように思えました。強引だった。どんどん人がイカレてくるので別の意味ではおもしろかった。


やっぱり心霊ものにもっていきたいのかな。巧妙なミステリ書いたらよさそうなんだけど。


連続して人が死ぬ話はもういいかな。途中で飽きちゃうし。そろそろ違う展開がほしいところ。

それにしてももうちょっと装丁は力をいれてもらえないでしょうか。


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どうも、お久しぶりです。

再開しようしようと思って2ヶ月以上が経過してしまいました。

うーんこんなはずではなかったのですが……。



しかしアレですね。1回中断すると怠けるのが癖になって戻りにくくなってました。他にもいろいろあったしやってたし。

しかも最後に書いた題名と内容があんなんですからねえ。

最終回宣言みたいだし、それで放置っていうのはいただけません。



何はともあれ、久しぶりのブログ更新です。

今回はライブに行ってきました報告です。



スキマスイッチのコンサート「キモチスイッチ」に行ってきましたー!

スキマスイッチは結構好きです。歌詞がおもしろい。

私は英語ができないので邦楽ばかり聴いていますが、ミュージシャン(アーティストを自ら名乗る奴らは大嫌いだし、なんでアーティストと呼ばれるのか理解できない人々も多いので、アーティストという言葉は断固として拒否)を好きになるのは、大抵歌詞からです。曲から好きになるのってあんまりない。


まともでおもしろい歌詞を自分たちで書いている人が好きです。

とくに歌詞にストーリー性のあるものか、とんでもなくぶっ飛んだギャグになっているものかが好き。


スキマスイッチの場合は歌詞に隙がないです。

ところどころ言葉にユーモアを交えてたりするし。すばらしい。



そんなわけで日本ガイシホールに行ってきました。



名鉄で行ってしまったので、ここ何年かあそこらへんを歩いていなかったため、逆方向に進んでしまうという痛恨のミスをしながらもなんとか間に合いました。ふう助かった。



最初に何曲かアップテンポの曲を歌った後(「ガラナ」「スフィアの羽」えーっとあとなんだっけ)、ご挨拶とMC。

それにしても最初登場したのを見たときはえらいびっくりしました。

まさか赤い革ジャンとテカテカしたシャツといういでたちでボーカルが現れるとは。ミラーボールシャツとアフロさんに言われてましたが。


私はボーカルを見たとき一瞬、山田孝之かと思っちまいましたよ。

顎とか服装とか体型とか似てたんだもん。しかし顎鬚はやめたほうがいいんじゃないかとおせっかい。



その後はバラードたっぷり。

まさかあそこまでバラード連発とは思いませんでした。よかったけど。

「藍」「冬の口笛」「奏」「ボクノート」など。しかしすごいね。歌詞が。

けっこうエグイのや聴いていてキツイのが多いのです。せつないわー。



その一方で「君の話はーもう聞き飽きたー自慢話はーもう聞き飽きたー」って言ってるものも。(これは「君の話」。画面まで「聞き飽きた」「自慢話は聞き飽きた」などと字幕つき。)

話し方が回りくどくてそんなこと聞きたくないっていう歌。オチもついてます。

「キレイだ」も歌ってくれました。



アンコールで「ねこになれ」「回想目盛」「マリンスノウ」「NO758」(名古屋のために作った歌だそうで。名古屋に来たときはこれを歌うことを昔約束したらしいです。ご当地ネタちょこちょこ。)だったかな?



「ねこになれ」(カタカナなのか漢字なのかは忘れました)のサビが強烈。

「君に呪いをかける」「呪いをかけたい」って連発。すげー。度肝を抜かれました。

まさかこういう人たちが堂々とサビでこの言葉を使うとは。

シングルの「ボクノート」のカップリングなのですが、これは時間がなくて聴いたことがなかったのですよ。

今度聴いてみようかな。楽しかったです。


あ、おみやげにオロナミンCをもらいました。まだ飲んでないや。でも炭酸がきついらしいよ。



今度はCoccoだ!


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お久しぶりです。かなり間が空いてしまいました。

もうちょっと早く再開する予定だったのですが……。

やっぱりこの殺人的な暑さはダメです。

バテてました。



そして一番の原因は、飼い犬左京ちゃん(推定14才)が死んでしまったことでした。

やっぱ宣告されていてもショックだわ。

宣告されたときもショックだったけど。

8月の上旬に「この夏越せるかどうか……」と先生に言われていました。



以前から膀胱結石だのなんだかんだ言って病気持ちだった左京ちゃん。

しかし数ヶ月前からゲヘゲヘと咳がひどいので診てもらったところ

肺に水がたまってしまったとのことでした。



その前にも咳がひどいと訴えたときには獣医さんは

「歳だからね」とあまり気にしてくれなかったのに

と母はブツブツ言ってました。うん、確かにね。



でもその先生だって人間だし、厳しいけどいい人なのです。



肺に水がたまって抜いていたのだけど

抜くのもよくないらしい。水がたまりやすくなるそうな。

だったらどないせいっちゅーねん。



とにかく最終的には病死。

呼吸がものすごく荒くてつらそうだった。

人間が支えてやらないと立てなかった状況が2週間くらい続いたのだけど

最後の日は支えても立つことができなかった。

看取ることができました。



たくさんの思い出をありがとう。


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「一緒に本屋を襲わないか?」引っ越した先の隣人・河崎が持ちかけたのは奇妙な強盗の話だった。隣に住んでいるブータン人が最近恋人をなくしてふさいでいるので、広辞苑を送って元気付けたいのだという。

最初は拒否していた椎名だが、彼に引きずられるようにして手助けをしてしまう。そうして河崎が盗ってきたのは広辞林。過去が膨れ上がって現在をつなぐ物語。伊坂幸太郎原作の同名小説を完全映画化。




「完全映画化」という文句は文庫本の帯につけられていたものです。が、その通り。完全映画化。

とはいっても私はこの本を読んだのはだいぶ前なので、映画を観た後で文庫をちょっと立ち読みしたら結構忘れているところが多かったです。


私はこの小説はあまり好きではありませんでした。だから忘れてたのかも。後の方の展開に「はーすごいなー」と感心したものの、途中に出てくるやたらとかっこつけであざといセリフが肌に合いませんでした。これが伊坂幸太郎の特徴だけど、どうしても私にはやりすぎているように思った。



映画で観るとだいぶ印象が違うなあ。

話は大体同じだと思うんだけど、セリフのやりすぎ感がだいぶ薄れているような気がした。映像に目が行くせいかも。小説だと文字にしか目が行かないから、気になりだしたら止まらない。

意外性もあって「あ、そうだった」って驚かされた。おもしろかった。



瑛太のモデルガンを構えた「一緒に本屋を襲わないか?」の場面がものすごく決まっているように見えたし、「隣のブータン人と琴美の過去の話」の見せ方もうまい。

松田龍平がかっこよすぎる。あの人の顔は苦手なんだけど、存在感があるし上手い人だなと思いました。



「神様を閉じこめるんだ」の駅のシーンはあざといけど、完成度が高いです。隙がない。

最後がまた思わせぶりだなあ。



でもどうしてだろう。おもしろかったんだけど、はまりきれない。枠にはまった感じがする。小説の「完全映画化」のせいかもしれない。一度小説を読んでしまったから、まったく新しいものとして観ることができなかったのかも。

おもしろかったんですよー。雰囲気も好きだ。ボブ・ディランはまったく知らなかったんだけど、これを観ていいなと思ったし。


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風車祭(カジマヤー)/池上 永一
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沖縄には97歳を迎えた人を祝う行事がある。それは風車祭(カジマヤー)と呼ばれる。長年願っていたこの祭りの主役となったフジや、それを見守る武志や睦子の胸にはある思い出がよみがえっていた。盲目の幽霊ピシャーマと六本足の妖怪豚のギーギー。彼女たちがいたから今の自分たちがある。沖縄崩壊の危機を乗り越えることができたのだ。沖縄独特の魂(マブイ)と宗教的考え、たくましい人たちとが生き生きと描かれた作品。
98年度直木賞候補作。

おもしろかったです。これはすごい。文庫本の割に分厚いのですが一気に読めてしまいました。


沖縄は日本の領土だけど琉球国だったことから、本土とは異なった独特の考えや習慣があります。それがふんだんに描かれています。

マブイは魂と書きますが、本土の人間が考えるマブイとはちょっと違うようです。だから落としたりする。

これを落とすと大変なことになります。どう大変かは本を読んでのお楽しみ。


それに豊穣を祈る儀式、雨乞い、ユタ、お盆のための先祖の祭壇のお供えなどなど沖縄の行事や習慣がわかっておもしろいです。沖縄石垣島出身の作者ならでは。



話は、武志がフジオバアにたきつけられて、同級生の妹の郁子とともに幽霊を見た。それが今では見られない琉球紅型(びんがた)の花嫁衣裳を着た盲目のピシャーマと、盲目の彼女を助ける介助犬ならぬ介助豚の六本足のギーギー。ピシャーマは自分は石にされてしまって成仏できないので、なんとか成仏させてほしいと武志にお願いする。

一方壊される自然に沖縄の神は怒り、沖縄を滅ぼそうとする。予言通りの事態が起こったときに沖縄は崩壊すると言い伝えられているが、それが次々と現実になっていく……。



というシャーマニズムも入った話なのですが、中心はやっぱり沖縄女性のたくましさじゃないかと思いました。

だってものすごいもん。圧倒されるわ。

フジオバアはがめつくて長生きのためなら手段を選ばず、高校生の武志やまだ幼い郁子からも沖縄の昔の話を聞かせてお金を巻き上げるわ、その郁子はフジオバアに払ったお金を隙を見て取り返しているわで、本当にたくましい。郁子は武志に子どもらしくない妄想をするし。


武志は女性たちに負けっぱなし。


笑えるのがギーギーが恋してしまった武志のために人間になって、子どもをつくってしまうところ。その後が悲しくなるんだけど……。

フジオバアも最高権力者のホールザーマイわがままし放題で呆れさせるし、洪水が起こったらいち早く泥棒をし始めるし。数え上げればきりがない。


そのせいか最後がちょっと無理やりというか、強引というか。力技になってしまっています。


強烈な人物たちと沖縄の雰囲気を楽しむ話だと思いました。

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