トカゲ vol04
- トカゲ vol.4/秋乃 茉莉
- ¥980
- Amazon.co.jp
ホラーM記事が多少の需要がありそうだったので、こっちも書いてみる。
☆「トカゲ」を知らない人のための前書(私の勝手な解釈を含む)☆
ホラーMに不定期掲載の連載陣が増えた、それも非ホラーで超長期であり、いつ終わるかもしれない(反面すぐ終わることもできる読み切り形式)マンガである。
ホラーMが月刊だったころはなんとか掲載の均衡を保っていたのだが、隔月化に伴い掲載枠が減った。
外部で活躍した漫画家が多くて長期化のため一定のファンが存在し、ある程度の販売数が見込めると判断し(たのかどうか知らん)、ホラー味が薄いマンガを書籍扱いのアンソロジーとして隔月発売することにした。
ホラー色が薄い! しかも1から買ってもさっぱりわからないという不親切なアンソロジーコミックス。それがトカゲ。
ホラーMを2年前から購読していても、それでもわけわかんないしあんまり好きじゃない「すっくと狐」「賢者の石」(これはたまに好き)「KATANA」(最初のうちは好きだった)が目玉みたいなのになぜ買っているかというと、それ以外の作品が読みたいから、そしてコミックスになるかわからないから。これに尽きる。
本当に、超長期連載は終わる兆しを見せないし、勢いを感じないしであんまり魅力がない。もっと大きな山場を作る気はないんだろうか。長くなったけど以下あらすじと感想。
「賢者の石 黒鷲の系譜」秋乃茉莉
時はルネサンス、賢者の石(エリキサ)を探しているロレンツォ。今回はローマ帝国で騒動に巻き込まれる。
ロレンツォの設定が濃すぎて覚えきれない。今は亡きキプロス王家の最後の王であり、幼いころから精霊が見えてそれ故異端者扱いをされて手のひらに磔刑の聖痕を持つ。さらにベネツィア元首の甥であり、魔女ローザの弟子でイタリアボローニャ大学医学部学生で数ヶ国語堪能で……って忘れるよ! 途中からだと入り込めないよ!
それでも一話で終わる場合は好きなものも多いです。いや、ロレンツォの背景が見えない話だったらいい。
お育ちとかなんだかんだ見え始めるとうんざりしてくる。ごちゃごちゃしすぎ。ロレンツォがそんな高貴で大層な人にも見えないし。普通っぽい。
今回の話もその匂いがする。続かなきゃいいのに。
カラー口絵は生首っぽい。マントのせいか体が貧弱で、首が浮いて見える。色ものっぺりしている。
「KATANA 葉隠れ刀」かまたきみこ
成川滉の家は代々続く刀鍛冶。本人は幼いころから刀に宿る人格が見える。そのために騒動に巻き込まれたり、問題を解決したり。今回はそんな彼の小学生の思い出。
このシリーズも一話で終わるものはすっきりしていて好きなものもある。が、今回はあんまり。いや最近はあんまり。だらだら続いてるだけのような気がする。
忍者屋敷はおもしろかったです。でも刀の気配がうっとうしい。人の邪魔をするなよ。怖がっているかどうかくらい見て判断してください。
「しりこだま」柳田やなぎ
河童の川太郎は自分の子供を12匹産んでくれる女の子を探し中。でもいつも逃げられてばかり。
やたら裸とぱんつが出てくるのはなんでですか? それはともかく川太郎が学校に通うことになったり女河童が出てきたり謎の少年が出てきたり、最近慌しいね。ワンパターンでなく物語が進むのは喜ばしい。
でも今回は初登場人物が増えただけのような気がする。
「ハイエナ少女の血とガッツ」灰野りつ子
七子と光、イタコの三人はそれぞれに問題を抱えている。彼女たちの住む下町には死神がいて、今日も血と腐臭を漂わせて彼女たちに近づいてくる。
何がしたいのかよくわからないマンガ。死神がてくるというありがちさが最初は嫌いだったけど、最近は好きになってきた。おどろおどろしくてなかなかいいね。
今回イタコを探すときの呼びかけ「イタ子」に笑った。イタコっていう名前もどうかと思うけど(これまでにイタコ能力なし・自称しているだけなので本名なのかは不明)イタ子って……。
しかし2006年8月号に載っていた「ハイエナ少女の血とガッツ」死体蘇生はなかったことになっているのか、そのうち復活するのか。
「相羽奈美の犬」松田洋子
相羽奈美をストーカーしていた無職無気力の青年が車に跳ね飛ばされた瞬間「犬になりたい」と願ったため、大きな狼のような犬に犬にされた。しかも噛んだ人間を犬にするという能力付き。こうして今日も奈美を守ることを使命としている。
これはホラーじゃないです。陰気なコメディだ。でも好き。単行本も買った。
元ストーカー現犬のオンがうじうじうだうだしていて毎回うざいです。でもたまにかわいく見える。毎回入る小粋なギャグが好き。おもしろい。
今回はオンを犬にしたネンの昔の話。奈美さんのお母さんやお父さんの過去の話が出てきて物語が進んだのかな? 最近存在感が薄かったからうれしい。
長くなったので続きは今度














