エリザベスとアン | ☆みるみるのブログ☆3ワンとの楽しい日々

エリザベスとアン

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リンゴはブリーダーさんのところで仮名をアンと付けられていました。


6匹の兄弟の中でアピールも出来ない小さなひ弱な売れ残りのアンでした。


我が家は売れ残っていてくれたからこそアンと出会うことが出来ました。


こんなにかわいいのに売れ残っていたなんて奇跡だわビックリマーク


我が家にやって来る運命だったのね≧(´▽`)≦


心からそう思っています。


6匹の兄弟の中にもう一匹残っていた子がいました。


姿形が良く、健康で繁殖犬として見込まれた子です。


その子の名前をエリザベスと言います。とてもきれいなお顔をしていました。


エリザベスは繁殖犬として他のたくさんの子達と6歳まで京都のブリーダーさんの


お宅にいました。


3年半前にブリーダーさんがすべての犬を手放さないといけない事情が起こりました 


我が家にも姉妹であるエリザベスを引き取ってもらえないか?との話が来ました。


もちろんかわいいリンゴの姉妹です。引き取る事にしました。


まず、我が家に来て驚いたのは歯の汚さ、口臭でした。顔を近づけることが出来ま


せんでした。すぐに病院に連れて行って全身麻酔で歯石取りをしました。


そしてお腹や股の付け根のアカ!毛根に入り込んで黒ゴマのようになっていました。


完全に取れるまで半年以上かかりました。リンゴは主人が大好き!人間大好きの


子ですがエリザベスは男の人の声に恐怖があるようで主人が家にいる間は姿を隠


していました。ご飯も食べずソファーの背中側、カーテンの陰に隠れて一日中でも姿


を見せませんでした。主人が抱き上げようとすると恐怖で脱糞してしまう有様でし


た。私には甘えたりもするのですが警戒心を解くことはありませんでした。


3年半たちました。・・・・子供達も情が移っていた頃です。エリザベスと一緒にラム


ちゃんと言うMダックスもこちらに来ていて友人のくみちゃんの実家で飼われて


いました。その子が亡くなったのです。視力を無くした状態でこちらにもらわれて


来たのですから年もとっていたのかもしれません。くみちゃんのお母さんは80歳


を過ぎて一人暮らしです。ラムちゃんを亡くして淋しがっていました。でも子犬から育


てる時間が自分には残っていない。。それは分かっていたようです。


そうだ!ラムちゃんと一緒に京都から来たエリザベスなら。。。


そう思ったのは私もくみちゃんも同じだったように思います。子供達は家から離れて


暮らしていましたがそれでも泣いて反対しました。主人も反対しました。


私も思いは同じでしたが、ほとんど外出もせずワンコ中心で生活してくれるくみちゃ


のお母さん。エリザベスの心がざわつく毎日は無くなる。9歳になったエリザベスが


穏かな日々を過ごせるのは。。。結果、私が決めました。くみちゃんのおかあさん


に託そうと。愛情があればどんな子でもうちの子になってくれると思っていました。


でも、エリザベスの繁殖犬と言う境遇や女の人だけのブリーダーさんに育てられ男


性に嫌悪感があるということ、そして捨てられたと言う恐怖や悲しみはどうすることも


出来ませんでした。生まれは同じエリザベスとアン


アンはリンゴと言う名に変わり愛玩犬として育ち、エリザベスは終の棲家にたどり着


けない。悲しい運命だなぁ~




      リンゴ           エリザベス











 


でもご安心ください!今のエリザベスはとても幸せそうです。会おうと思えば


いつでも会えるところにいますし、それより私にあっても別に~~って感じです。


おかげで私の迷いも吹っ飛びました。エリザベスがいなくなり、ミルクが癌で余命


1ヶ月宣言を受けて。。。昨年末の我が家はドタバタでした。誰がエリザベスを


よそにあげたんだぁ~~取り返して来い===DASH!DASH!の家族のブーイングの中


子犬を飼おうの話になりました。


人生を見るようですね。長い目でみないと幸せなんて判断できないのです。


前から一度エリザベスのことを書こうと思ってました。私の気持ちの整理のために。


長い文章になりましたが、ご静聴(ご静見?)ありがとうございました。







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