5年ぶりのヒト。

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髪を切ったその日に失恋しました。


5年ぶりのその人は変わってなかった。

『頭よすぎて気を遣いすぎなんだろ』

とか知った風な口をきくのも。

『困ったことがあったら連絡しぃ』

と急に優しくなれるところも。


でも変わっていないのは言葉だけ。


私が結婚して子供がいるように

彼にも家族ができていた。


私がうつになっていた時に

彼も精神的に墜ちていた。

ママから聞いてはいたけれど

その時にはもう私は家族があったし

どう助けることも連絡をすることもできなかった。

ねぇ、そんなお兄ちゃんを助けてくれたのは

その人なの?

私には何もできないヒト。

苦しい。


確かに5年前2人の関係を変えたのは

私からだった。

いや、違う。

私は言わされた。

お兄ちゃんに言えと言われたから。

そんな過去も鮮明に覚えてる。

私はそれからずっと忘れられないのに。



別にいまさら彼とどうにかなんて考えてはいない。

ただあの頃の私を支えてくれていた彼を

救うことができたのは私ではなく違う人であった

そのことが悲しかった。


学生時代のケチだった彼が買ってくれた指輪を

今でも持ってる。

ぶっきらぼうな彼が書いてくれた手紙も。

私にとって彼がいたとこはかけがえのないものだから。

私には捨てることができなかった。

きっと見ると思い出すから見えないところに隠して。



この声が届けばいいのに。

もしもまたお兄ちゃんが困ったときは

きっと私が助けるから。


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