明けまして おめでとうございます。

本年もマイペースでボチボチやっていきますので、よろしくお願いいたします。


前回は「この想い届け」について少々書きましたが、もうひとつ あーやがあの震災の被災者に寄り添う中で生まれた作品が「あいのうた」ですね。

これは震災でお子さんを亡くされた お母さんの心を歌ったものということですが、「この想い届け」と同様に胸に迫るものがあります。


 今年も君がいない季節を

 過ごすのはつらくて

 何度も自分を責め続けた

 あの時君を守れなくて ごめんね


つらい想いを抱えているひとに寄り添う ということが見事に表現されていると思います。

ただ、この2作品については 言葉の表現によって 余すことなくその想いを伝えていますので、このブログで ああだこうだと 書く必要は全くないですね。

つらい状況にあるひとに 心から寄り添う あーやの心情にただただ感動しています。



さて、話題は変わりますが、例の「信長の野望」 始めてしまいました。

予想通り、はまってしまいます。

このシリーズは 30年前の第一作から、全部とは言いませんが、かなりの作品をプレイしています。

ただ、始めてみての感想ですが、過去の作品より難易度が上がっているようです。


ゲームですから コツがあるのですが、過去のプレイ経験のコツが通用しない要素があり、結構苦戦しています。

当然、武将・平原綾香を配下武将にしてプレイしたくなるわけですが、どのシナリオ(ゲーム開始年によって状況がすこしずつ違う)でも、河越城下の浪人として登場するので、初めから配下に加えるには「北条氏」でプレイしなければなりません。


このシリーズは慣れているので、上級で始めてみましたが、2度失敗。

諦めて中級でプレイすることにしました。

シナリオも 1567年でやってみると 織田氏が強すぎてムリ。

結局、始めてすぐに本能寺の変が発生する1582年1月スタートのシナリオで挑戦していますが・・・・


武将・平原綾香殿は 非常に能力値が高いのですが、Aクラスの武将を何人か配下に持っていても 戦略を誤ればクリヤはとてもムリですから、周囲の状況をしっかり観ながら、戦略戦術を考えなければなりません。

キャラクターがチャンバラするようなシーンは全くないゲームですので、反射神経や指先のテクニック、年齢は全く関係ありませんので、ご興味のある方は是非お試しあれ。


・・・武田に責め立てられ、北からは伊達が迫ってきているし、徳川との同盟はもうすぐ切れるし、う~ん・・・思案のしどころです。 




 会いたいのに あなたはいない

 なぜあのとき 手を離したんだろう


「この想い届け」の冒頭の一節ですが、あの東日本大震災を経験したひとなら、これがどのような作品かは この一節ですぐに感じます。

強い「揺れ」は経験したものの、自身が直接の被害を受けたわけではない私も あの津波の惨状を連日TVで目の当たりにしていると この一節はいきなり胸に突き刺さります。


あーやもあの瞬間は 東京のラジオ局にいたと発言していますが、そうすると私と同様、自身は揺れを体験したものの 直接の被害は受けていません。

あーやファンはよく知っていることですが、あの震災後、あーやは被災地を精力的に訪問し、歌を届けることで、被災者に寄り添うという活動をしてきました。


「私は歌で寄り添うことしかできない」とあーやは発言していましたが、何もできない私からすれば、それはとてもすごいことということになるのです。

どんなにつらい状況の人を目の当たりにしても 我々人間はその人のつらさを肩代りすることはできないのですから、「寄り添う」というのは我々にできる最大限のことなのです。


そしてそうした想いを「歌う」だけではなく、作品として残すという行為は 誰もができるものではありません。

また、この作品の言葉を見れば、そうした想いが表面的な軽いものではなく、傷ついた人々に深く寄り添ったものであることがわかります。


「この想い届け」は あーやの活動の中で、被災した石巻の高校生達と出会い、2011年11月に早稲田祭で彼らと「Jupiter」をコラボレーションした体験から生まれた作品です。

私は幸いにも 大隈講堂でのその公演を直に鑑賞することが出来たのですが、彼ら高校生は震災で肉親や自宅を失っていながら、音楽をすることによって 前向きに生きているという姿に感動しました。


また、この作品は 作詞家あーやの言葉の表現力に今更ながら敬服するものです。


 壊れたまま もう動かない

 止まったままで すべてを刻んだ時計


聴いた誰もが 「あのとき」 を思い出します。

そして どうにもならないつらい想いを 見事に表現している一節、


 どうか怒りを この悔しさを

 行き場のない悲しみを 鎮めてください


改めて「想い」を言葉にし、さらに作品にし、歌うという行為は 単に感受性が豊かで心に愛が溢れているというだけではなく、それを音楽にしていく力がなければできないことであり、あーやはそれを高いレベルで実現できる稀有の存在ということでしょう。



では続きはまた




17日に あーやはデビュー10周年を迎えました。

おめでとうございます。

あーやにとって、とても充実した、濃密な10年だったのではないでしょうか。

新たな10年のスタート、これからの あーやの活動が楽しみです。


さて、このブログでは 過去、マイクラシリーズにおける あーや作詞作品について 書いていましたが、その後長らく休止していました。

その休止の間に あの東日本大震災がありました。


あーやの作品についていえば、震災後 はじめのリリースが「おひさま~大切なあなたへ」でしたが、あーやの作詞作品に限って言えば、アルバム 「ドキッ!」に収録されている 「ナミダオト」 「あと少し あと少し」 「この想い届け」 からということになりますね。


そして 今回のニューアルバム 「What I am」 まで 共作を含めると10曲の作詞を行っています。

前回書いたように それまでのマイクラシリーズでの作詞と 傾向に一部違いが出ていますが、この9曲もいくつかの種類があるようです。


はじめに 震災後のあーやの被災地での活動、被災者との交流から生まれた作品がありますが、これが


 ・この想い届け

 ・あいのうた


の2曲です。大切な人を失った被災者に寄り添うあーやの心が胸にしみる作品です。

そして あーや自身の想いを詞に現しているのが


 ・ナミダオト

 ・スマイル スマイル

 ・MADE of STARS

・What I am


ということだと思いますが、「ナミダオト」 「スマイル スマイル」 は震災での被災者との交流での体験がベースとなっていると思われるように感じています。

あーやのその時の想い、今の想い、そうしたものが 現れている4作品であり、このブログでも ゆっくり触れてみたいと思っています。


そして あとの4作品はあーや作品では 過去あまりなかった いわゆるラブソングですね。


 ・あと少し あと少し

 ・Wedding Song

・You and I ...

 ・それでもあなたを愛してた


これらの作品、あーやの夢かな? このベースになっている体験でもあるのかな?

特に悲しい恋を描いた 「それでも・・」は  え!?

いやいや、あーやの創作でしょう。

楽曲としては 大好きですし、まるで映画でも観ているようなドラマチックな展開ですが、「What I am」で「これが今のありのままの私」という あーやの心に打たれ、涙していると この「それでも・・・」はファンとしてドキドキしてしまいますね。


次回から 具体的に各作品について考えてみたいと思います。