失敗した塩竃神社でのお参りをやり直し
無事に肩の痛みも落としましての気楽な気分。
実はこの日は、塩竃神社さんにある塩釜神社博物館もお目当てのひとつ。刀剣ラブな娘ちゃんと、楽しみ向かったのであります。
なんせなんせ、塩竃神社博物館には、仙台藩歴代当主が代替わりのたんびに納めてきた御神刀が展示されているのです。
写真NGなのが残念なところですが
入ってすぐには大きく立派な御神輿が。暴れ神輿で有名な、しおがま様の御神輿。1t以上の奇麗な御神輿が展示されています。
そこから、伊達家関連の書状の展示。政宗公の叔父様である留守正景の立願日記や、政宗公の言行録である棟札写(むねふだうつし)の展示がありまして
「・・・奥州のちんしゅといひ、名所といひ、塩竃ハ六所の大明神あれたるを清め御社を建立す・・・」とありますから
政宗公も塩竃は奥州でも特別な土地であると認識されていたようですね。
展示されている御神刀はどれも見事で、柄は白い糸巻き、鞘は金色に銀の細工や金色の菊紋用の美しさ。時間を忘れて眺めます。
日本刀好きな方はどうぞ。古いものでは鎌倉時代の大きな太刀も
ありましたよ。
さて、この後は塩釜市内をぶらりとしたのですが
あ、ここにも神社があるねー!と立ち寄ってみたらばこれが『御釜神社』
偶然にもお参りすることができました。
『御釜神社』おやしろ
御釜神社は塩竃神社の末社です。塩竃神社の主祀神である「塩土老翁神」が塩を作るのに使ったという釜(塩釜の地名の由来ですね。)が4つ奉安されています。
塩竃神社では年間に72の神事が執り行われますが、中でも有名で大切な神事のひとつに『藻塩焼神事』があります。
4つの塩釜のある御社
『藻塩焼神事』とは
御釜神社にある4つの塩樽(海水を張った樽)の水を年に一度海へ御返しして、新たに海水を汲んで塩を作り、神に捧げる神事なのですが、御釜神社の4釜に張られた海水をすくって海に戻し、新たな海水を御釜神社の4釜に戻して、海のもつ永遠の命をつなぐという神事でもあります。
『藻刈神事』『水替え神事』『藻塩焼神事』の3日わたる一連の神事なのです。
よく場所を知らなかったので、偶然にも『御釜神社』にお参りできて良かったです。
ところで、藻塩焼神事では海水を藻でこして、釜で煮詰めて塩にしますが、これは古代の塩作りの方法を今に伝える貴重なものであるそうです。
塩竃神社では7月には藻塩焼神事のほかに
7月10日『鹽竃神社例祭』
7月第2日曜日『流鏑馬神事』
7月第3月曜日『みなと祭り』
と、行事が続きますので、お出かけするのに良いかもしれません。
次回こそ塩釜市内を紹介したいと思います。
しからば、ごめん!
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