プラス思考は、プラスなのか? | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

陰で大きくなりますよ。




『イラち・クイーン』の澄さん。


『燃えろイイ女』の美華さん。



二人のおかげでね。


セミナーも大いに盛り上がりました。




特に、澄さんのイラちぶりや凄まじき。



実技でね。


胃の経絡を「軽擦(けいさつ)」。


手のひらで、軽く擦(さす)ることね。



胃の経絡に沿ってね。


頭から足へ一方通行で。



見た目には、めちゃカンタン。


しかし、シンプルなことほど、奥が深い。




これね。


過去に何人ものセラピストの方にご案内。



けどね。


すぐにできる方は誰もいません。



一番早かった方で、延べ8時間。


自宅で練習してもらってですよ。



なぜか?



力が抜けないから。


肩から先。


完全脱力。


ブラブラ。



圧は、おへその下(丹田)でかけます。


手首もグニャグニャ。


「ユーレイの手」


と云ってます(笑)



セラピストの方はね。


施術中、手のひらに意識を集中される方が多い。


当然だと思うでしょ?



私はね。


意識を薄めていくのです。


融合するために。



手元も見ません。


視線は遠くに。



焦点を合わさずにね。


目は開けてるけど、何も観ていません。



両者を比べてみるとわかります。


手に意識がいくとね。


タッチが固くなるんです。




その実演デモ。


Tさんに寝てもらい、私が最初に。


で、まずはAさんがチャレンジ。



おおっ、さすがパーソナルトレーナー。


かなりイイかんじ。


でも、ちょっと重心が高いなあ~。



「みなさん、Aさんのどこを改善されたらいいか、わかりますか?」



すかさず澄さん。



「ハイハイ、私、やります。」



えっ?


やるって・・・。


頼んでませんが。



「Aさん、ちょっと代わって。」



Aさんを押しのけ、



「こう、こう、こんなかんじでしょ?」



軽擦を受けたTさん。



「圧が抜けて、軽すぎます。」



はやっ。


一刀両断。



「えっ、なんで、なんで?何がアカンの?」


「じゃあ、こう、こうかな?」


「まだ、アカンの?何で?」



見るに見かねて。



「あのー、澄さん。」


「はい?」


「それを今から説明しますからね。」


「はあ」


「一旦、戻って頂いてもよろしいですか?」


「・・・はぁ~い。」



すごすごと引き下がる澄さん。


会場は、爆笑の渦。


ドリフもびっくりのショートコント。



澄さん、ありがとうございます。


おかげで、三句、詠めました。



「さあ、みなさん そこのけ そこのけ あたしが通る」


「しゃしゃり出て ダメ出しくらって 引き下がる」


「昂(たかぶ)って 木気強過ぎ オモロ過ぎ」




セミナーも無事終了。


その「イラち・クイーン」の澄さんからね。


嬉しいメールを頂きました。



-以下、抜粋-



メチャクチャ笑って、楽しんで、お腹いっぱいになって・・・


ほんとに今日は勉強会に行ったのか?って感じで帰ってきました。


とにかく楽しい勉強会でした。



よく皆さんが使ってるけど好きちゃうわ~って思う 「楽習」 っていう言葉。


今日のセミナーにはピッタリでした。



-以上-



身に余るお言葉。


さらにピピッとくる気づきまで。



「楽習」



「学習」をひねられたのでしょうね。


こんな表現、時々、耳にしますね。


あえて、具体例は控えますが(笑)



澄さんと同じでね。


私もあまり好きではありません。



以前、似たような言葉。


私も使ってましたので(笑)



当時の私。


プラス思考を意識し過ぎ。


否定的な言葉は使わない。



フツーの言葉をね。


あえて、ポジティブに改変。


不自然やよね(笑)



いま、思い出すとね。


よくわかります。


「恐れの裏返し」


なんですよ。



ポジティブか、ネガティブか?


どこで線を引くのですか?



それこそ、


「相対的」


ですよね。



カラダで感じるもの。


不快だったら、使わない。


それだけ。



でもね。


「~ねばならない」


はアタマで生み出すもの。


強迫観念ですね。



陰陽の提携律。


「陰実すれば陽実し、陽実すれば陰実する。」



あるコトを強く意識するとね。


反対のコトもより大きくなる。


水面下でね。



楽しんでいるように見えて。


実は、恐れていました。



楽しんでいるようにね。


自分に言い聞かせてました。



ポジティブを意識するほどに。


ネガティブな恐れが大きくなる。




で、いまは?



「中庸」



がヒントになりました。


定番ですね(笑)



「両極を知り、統合する。」



方法は、2つ。


1.足して、イイとこ取りをする。


2.視点の階層をシフトする。



今回は、2で。



ポジティブか、ネガティブか?


二者択一は、緊張と対立を生みましたね。



階層をシフトする。



そもそも、両者を分ける必要がない。


意識しなくていい。



「どちらか?」


ではなく、


「どちらも」。



どちらでもあり、どちらでもない。




言葉にも波動があります。


けど、相対的。



同じ言葉でさえも。


発した意識によってね。


感じ方は変わります。



絶対的に判断しない。


その時、感じる。



いまの私の答え。



その答えに気づくためにもね。


そういう体験が必要でしたね。



意図的なポジティブな言葉。


耳にするとね。


いまは、違和感を感じます。



だから、私は使いません。



けど、他人が使っているのを批判しません。


そこに良い悪いもないからです。



私は使わない。


それだけ。




うん、心が落ち着きました。


澄さん、ナイスアシスト!




では、今宵はこのあたりで。